ドイツサッカー少年記 特別編【その4】
7)特別編【その4】「三男のサッカー・これまで」
次男を通して、これまでドイツでの幼少期からのサッカーについていろいろと綴ってきましたが、次男と変わらず、三男もサッカーを続けています。サッカーとあわせて彼はテニスもしていますが、サッカーはやはりとても楽しいようです。その彼のサッカーの話も少ししたいと思います。
まず、彼のサッカーレベルは、もちろん次男ほどのレベルではありません。
それでも、幼少期から次男のサッカーの試合には毎回連れて行かれていたため、すでにクラブのコーチや保護者、そして次男のチームメイトたちの間では、三男もよく知られた存在になっていました。
次男の試合に行くたびに、このクラブのU6(一番下のカテゴリーで、6歳以下の子供たちが対象)のコーチから、
「いつサッカーを始めるんだい?」
と声をかけられていました。
しかし、次男がサッカーを始めたのと同じ4歳になっても、三男はまだサッカーを始めようとはしませんでした。
本人にやる気がなかったのか、何かほかの理由があったのかはわかりません。でも、家では毎日のように次男と一緒にサッカーをしているのに、クラブに所属して定期的に練習することには、まだ興味がなかったようです。
ところが、5歳になったころ、ようやく「サッカーをやりたい」と言い出しました。
そこで、次男と同じクラブに加入することになりました。カテゴリーはU6だったと思います。
そして、最初の試合はクラブが主催するTurnier(トーナメント戦)でした。
結果は12チーム中11位。
それでも、メダルをもらって大喜びでした。
チームには女子も2人いて、ほかの選手たちも、やはり近くに住んでいる子供たちがほとんどでした。コーチは、次男が最初にサッカーを教えてもらったコーチが務めてくれたので、保護者としても安心していました。
その後は次男と同じように、週2回の練習、そして週末には公式戦。春になるとTurnierにも参加しました。
そうこうするうちに、コーチの交代が何度かありました。
一時期には、まだ10代の、同じクラブに所属するU16の選手がコーチを引き受けてくれたこともあります。
このコーチがまた子供たちに本当によくサッカーを教えてくれました。子供たちもみな楽しそうにサッカーをプレイしていました。
その後、もう一人の同じU16の選手がサブコーチとして残り、新たにチームの選手のお父さんがメインコーチに就任しました。
ところが、その後も再びコーチの交代があり、次男のチームと同様に、なかなか安定して同じコーチから指導を受けることができない状況が続きました。
それでも、子供たちはチームメイトと仲良く練習を続けていました。保護者同士の交流も少しずつ増え、いろいろと改善すべき点はあるものの、なんとかみんなサッカーを続けることができていました。
そして、次男のチームと同様に、三男のチームも彼らがU10シーズンが始まるときにはJSGとして、もう一つのクラブと合同チームを編成することになっていったのです。
これまでにもこの「コーチ不足」のテーマは書きましたが、現在ドイツではコーチ不足がどこのクラブでも深刻な問題になっています。年齢の小さなカテゴリーでは、女子の10代の選手たちが最近はコーチとしてよく頑張ってくれています。また、今でも基本的にはパパさんコーチが多いです。彼らコーチ陣もDFBのコーチの資格を取得している方もいますが、みながそうではありません。
このコーチ不足、多くのクラブが現在かかえる問題に関してはまた別の機会にでも詳しく書きたいと思います。
