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ドイツで育つ子供たちと音楽

1)長男幼少期【その1】
「音楽を始めた経緯」

これまで次男の成長を通して、ドイツでのサッカーについて綴ってきました。2026年現在、次男はU12で、まだまだギムナジウム5年生(日本の小学校5年生)として頑張っていますが、ここからは三男の成長を通して「ドイツでの音楽」について書き綴っていこうと思っています。

次男のサッカーの様子も、もちろんまだ続けていきます。ドイツでのスポーツ、「ドイツサッカー少年記」のテーマについては、そちらをぜひご覧ください。また、長男の成長を通しての「ドイツ幼少期からの学校や教育事情」については、今後じっくりと書いていく予定です。

さて、この「音楽」に関してですが、私はまったくのド素人です(私自身のレベルは、幼少期に趣味でピアノ教室に通っていた程度)。そのため、ここに書く内容は、ドイツで子供たちが通う音楽学校での経験をもとに綴っているだけであり、専門的なことについては、まだまだこれから学んでいくつもりです。

ではまず、どのような経緯で子供たちが音楽と関わるようになったのか、というところから始めていきたいと思います。つまり、まだこの段階では三男ではなく、長男のピアノからのお話です。
長男は2-26年現在ギムナジウム10年生(15歳)ですが、今でもピアノを続けています。今は趣味の範囲ではありますが、毎週欠かさず音楽学校のレッスンに通っています。彼と音楽との出会いは、幼稚園のころに「幼児の音楽コース?」のようなものに参加していたことが始まりでした。これは、幼児が集まって音楽に合わせて歌ったり、リズムを取ったりと、特別な楽器を使わずに音楽に触れる習い事です。
このコースには週に1度通っていましたが、実はこのコースを提供していた音楽学校は、Celleにある「ヤマハ音楽教室」でした。たまたま自宅から一番近い場所にあったため通い始めたのですが、彼は毎週楽しそうに歌ったりしていたのを覚えています。

そして、いよいよ楽器のスタートです。長男がピアノを始めたきっかけはとても単純で、私の実家にピアノがあり、私の母が大人になってからピアノを習い始めていたことが関係しています。彼が日本へ帰国していた際、祖母に連れられてピアノ教室へ行ったのが始まりでした。当時はまだ4歳でした。
日本では、すでにピアノを習い始めている子供も多い年齢だと思いますが、ドイツでは(一部を除き)基本的に幼稚園の段階から楽器演奏を始めることはほとんどありません。当時通っていた音楽コースでも、たまにカスタネットやマラカスなどを使う程度でした。そのため、4歳で初めてピアノに触れ、演奏してみたというのは、むしろ早いほうだったと思います。

その後ドイツに戻り、「ではピアノと先生を探そう」ということになりましたが、私たちにはまったく知識がありません。そこで、主人の同僚である音楽教師の方が、そのお世話をしてくれることになりました。その方はとても親身になってくださり、まずはピアノ探しから手伝ってくれました。インターネットや知り合いの中古店などを一緒に回り、ピアノの見学にも実際に同行し、試し弾きをして、状態や価格が適切かどうかまで判断してくれたのです。
そしてついにHannoverで1台のピアノを見つけ、購入しました。自宅への搬送後には調律も行い、いよいよピアノを弾く環境が整いました。ピアノが続くかどうか分からないため、まずはレンタルから始める家庭も多いですが、我が家ではまず環境を整えることを選びました。

次はレッスン探しです。ドイツでは、個人のピアノ教師の自宅に通って習うか、逆に自宅へ来てもらってレッスンを受けるケースが多くあります。その音楽教師の方が知り合いに声をかけて探してくれましたが、初心者向けで、かつ近郊で教えてもらえる先生がなかなか見つかりませんでした。
そこで勧めてくれたのが、市立の音楽学校「Kreis Musikschule」です。町の中心に位置し、古い時代を感じさせる講堂を併設した建物の中にある音楽学校です。

このような経緯で音楽学校にお世話になることになりました。今後は、この音楽学校でのピアノやバイオリンのレッスンを通しての出来事について、少しずつ綴っていきたいと思います。

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