伝説の勇者
起きなさい
私の可愛い坊や
もう朝ですよ
今日はとっても大切な日
あなたが工場長に旅立ちの許しを
いただく日だったでしょ。
あなたをこの日のために
勇敢な男の子に育てたつもりです。
さあ、母さんについてらっしゃい…
勇者「……あの母さん?さっき工場長っていいませんでした?…王様じゃなく工場長に会いに行くんですか?」
母親「ここからまっすぐいくと、工場がみえてきます、工場長にちゃんと挨拶するのですよ、さあ!行ってらっしゃい!」
勇者「……聞いてます?王様じゃなくなんで工場長なんですか?」
母親「早く行きなさい!」
勇者「あっ、…はい!」
勇者はわけもわからぬまま工場に入った…
工場長「いや~、お待ちしておりましたよ!実は、あなたに頼みたいことがありましてね…あっ!申し遅れました!私はここ扇風機工場で工場長やらせてもらってます風見と申します!」
勇者「風見さんですか。どうも勇者です」
風見「私は扇風機の羽根に色を塗る仕事をやってましてね、もう50年近く羽根に色を塗ってます!…ところが先日、羽根に色を塗る羽根ペンが盗まれてしまいましてね…あれがないと仕事ができないんですよ!勇者さんはどうか取り返してきてもらえませんかね?」
勇者「ほかの羽根ペンじゃダメなんですか?」
風見「あの羽根ペンじゃないとダメなんですよ…あれは先祖代々使われてきた羽根ペンでしてね、あれじゃないとダメなんです!」
勇者「…わかりました!僕がその羽根ペン取り返してきてやりますよ!」
風見「ほんとですか!さすがは勇者様、羽根ペンを盗んだ奴は西の森の奥にたってるスリムファンタワーにいるそうです!どうか、よろしくお願いします!」
そして西の森に向かった勇者
かなり奥まで入ったとき見えてきた
スリムファンタワー
勇者がタワーに入ろうとしたとき…
「ちょっと待ちな!」
誰かが後ろから呼び止めてきた…
勇者が振り返ると
女性が立っていた!
謎の女「あんたこの上までいくんだろ?」
勇者「はい、行きますけど…」
謎の女「これ、持っていきな!」
勇者「??なんですか?これ…」
謎の女「あんた、手ぶらで行くつもり?ダメだよ!先方に会いにいくときは手土産のひとつ持っていく!これ常識だろが💢」
勇者「あっ、すみません!じゃあこれいただきます」
そしてタワーの頂上へ…
「よくぞここまできた!勇者よ…」
勇者「盗んだ羽根ペンを返してください!」
「ワシはずっと待っておった…そなたのような若者が現れることを…もしワシの味方になればこのミックスピザの半分をやろう!
どうじゃ?ワシの味方になるか?」
勇者「いらないっす!」
「どうした?ミックスピザの半分をほしくないのか?悪い話ではあるまい…」
勇者「ええから羽根ペン出せや!」
「フッフッフ…この羽根ペンがなければもう扇風機は作れまい!これからは羽根なし扇風機の時代がくるのだ!ワーハッハッ!そこな勇者よ!どうしてもワシを倒すというのだな?愚か者め、思い知るがいい!」
勇者「あっ!その前に!あのこれ渡してこいって下の階で言われたんで、はい、どうぞ…」
「…ん?なんだこれは……こ、これは!大海老のガーリックシュリンプじゃないか!これはワシの大好物じゃよ。これもらっていいのか?」
勇者「羽根ペン返してくれたらね。」
「ウッヒョ~🎶いらんいらん!こんな羽根ペンなどお前にくれてやるわ!
勇者「もう二度と羽根ペンを盗むなよ!」
「わかった!わかった!わかったからもう帰ってくれ!」
こうして勇者は無事に羽根ペンを取り戻し
工場長のもとに返したのであった!
勇者「今日は疲れたな…ここの宿で泊まっていこう!」
ホテル「ブレードレスファン」に
到着し勇者は疲れを取り戻した!
宿主「ありがとうございました…ゆうべはお楽しみでしたね?」
勇者「え?お楽しみ?ひとりでしたけど…」
宿主「え?いやいや、お二人でしょ?…ほら後ろに…」
勇者は後ろを振り返った!
「お、お、お姉さんいつのまに⁉️」
昨日、タワーの下で出会った謎の女だった…
勇者「お姉さん…いったい誰?」
謎の女「私?私は伝説の酒……」
勇者「え?よく聞こえ……あっ!」
デデデデ…デデデデ…デーン…
お気の毒ですがあなたの冒険の記憶は
消えてしまいました…
(終)
あるてさんのエッセイしりとりのバトンを強引に受け取り超大作を書いてみました(笑)
まだバトンいけるんでしたね?
誰にしましょうか…🤔
伝説の勇者の「や」から始まるタイトルですが……
誰か、「や」から始まるタイトルで
バトン受け取ってください😂😂
