静寂の中の鼓動
筆が静かに、光をなぞる。
息をひとつ置くたび、
色が生まれ、影が芽吹く。
音のない世界を、描いていく。
今こそ光が、筆先の呼吸をなぞる時。
筆の行く末を、色が跳ね、影は歌う。
動かぬはずの世界が、いま、生きている。
風のない空間に、風が生まれ、
眠っていた色たちが目を覚ます。
ひとつ、またひとつ──
色は微笑み、世界は呼吸を始めた。
筆が通りすぎ、色は重なり合い、
やがてひとつの調和が生まれる。
見上げると、絵の中の世界が、私を見つめていた。
「君を描きたかったんだ」
絵は答えるように、光って見えた。
一瞬を切り取ったはずの絵が、呼吸をしていた。
目を閉じてもなお、その光は瞼の裏で生きている。
──まるで、あの瞳に魂が宿ったように。
あとがき
noteを続けていると、
コメントを交わしたり、メッセージを送り合ったり、
中には電話で話すようなご縁まで生まれて。
言葉を通して出会えた人たちの存在が、
日々の創作をあたたかく支えてくれています。
イベントがあれば「行ってみたい」と言ってくださる方もいて、
あらためて、noteを始めて本当によかったなと感じます🤗
先日、その中のお一人の記事で
愛媛県美術館にご自身の作品が展示されると知り、
さっそく足を運んできました。
残念ながらご本人にはお会いできませんでしたが、
実際の絵は画面で見るよりもはるかに力強く、
光や空気までもが動いているようで──
その世界の中に吸い込まれるようでした。
作品から感じた躍動感と静寂、
そして一枚の絵に込められた魂の温度。
こだわりの世界観
記憶と感情が入り混じるような空間
作品一つ一つの構図にデザイン
空間や技法もあることでしょう
素人である私にさえも伝わってくるものがありました
それらすべてが、私の創作の原点を
もう一度思い出させてくれた気がします。
展示室の中で、絵と絵のあいだを歩きながら、
「人が何かを表現する」ということの尊さを
改めて感じました。
描くことも、紡ぐことも、きっと誰かの心の奥で、
そっと灯りをともす行為なのだと思います。
その灯りはとても小さいけれど、
確かに誰かの夜を照らす力を持っている。
そう信じられるから、
今日もまた言葉や色に向き合えるのだと思います。
人の創作にふれるたび、
「わたしも、わたしの光で世界を描いていこう」と
静かに決意が芽生える。
そんな時間でした。
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私の好きな世界観を、物語にして届けたい。
儚く美しい世界線を、あなたと共に。
優しい世界に言葉を紡いで。