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goma_cheese
「“あなた、がんばったよ”って母が赤ちゃんに言った」
――順天堂浦安病院で見た、“小さな命への最大の拍手”
出産予定日より2ヶ月早く、生まれてきた娘。
体重はわずか1,200g。
呼吸も浅く、目も開かず、NICUの保育器の中にいた。
「…声も出せないのに、ずっと、がんばってるんです」
母はそう言って、泣きながら手を合わせていた。
そのとき、娘の指がわずかに動いた。
ここは、**順天堂大学医学部附属浦安病院(浦安市)**のNICUだった。
「“ここでは泣いてもいいですよ”と助産師が言ってくれた」
慣れない母乳搾乳、ガラス越しの育児、眠れない夜。
母の心は限界に近づいていた。
でも、ある日助産師がそっと言った。
「NICUは、頑張る場所じゃなくて、祈る場所です。
お母さんが泣いたら、赤ちゃんも“守られてる”ってわかりますよ」
その言葉で、母は初めて涙をこらえずに泣いた。
「父が置いていった、たった一枚の“手紙”」
出張のため、一時帰宅した父が、
保育器の横に小さな封筒を置いていった。
中には、こう書かれていた。
“はじめまして、わが娘へ。
父さんはいつでもここにいるからな。
あなたの頑張りに、毎日ありがとうって思ってる”
その手紙は、毎日母が読む“祈りの台本”になった。
認定調査で聞いた「“命を育てる手助け”をするということ」
調査中、NICUの看護師が語ってくれた。
「私たちがやってるのは治療というより、“生まれなおし”のお手伝いなんです。
お母さんが抱きしめられる日を、ずっと準備して待ってます」
順天堂浦安病院には、“未来を見据えた手のひら”があった。
「“がんばったね、って言える日が来た”って母が笑った」
退院の日、母は娘を腕に抱きながら言った。
「ずっと守ってもらったのは、私の方でした」
順天堂大学医学部附属浦安病院は、
“誰よりも小さな命に、最大限のリスペクト”をくれる病院だった。
