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仕事ができる人ほど、「できません」と言えなくなっていく


「これもお願いしていい?」


そう言われた時、

本当はもう手いっぱいなのに、

「大丈夫です。」

と答えてしまう。

頼まれた仕事は、

きちんと終わらせたい。

期待には応えたい。

迷惑をかけたくない。

そして何より、

「できない人だと思われたくない。」

気づけば、

できることが増えるほど、

頼られることも増えていく。

でも同時に、

「できません」と言うことだけが、
どんどん難しくなっていく。

今日は、

そんな「仕事ができる人」ほど陥りやすい苦しさについて、お話ししたいと思います。




最初は、「頼られること」が嬉しかった


仕事を始めた頃は、

誰かに頼られることが嬉しかった。

「これお願いできる?」

と言われると、

必要とされている気がした。

仕事を覚えて、

できることが増えて、

「助かったよ。」

と言ってもらえる。

その一言が嬉しくて、

また頑張る。

そうしているうちに、

周りからも、

「あの人に頼めば大丈夫。」

と思われるようになります。

それはもちろん、

あなたが積み重ねてきた努力の結果です。

でも、

ここから少しずつ、

苦しさが始まることがあります。



「できる人」というイメージを壊せなくなる


一度、

「仕事ができる人」

と思われるようになると、

その期待を裏切ることが怖くなります。

「これくらいできます。」

「大丈夫です。」

「やっておきます。」

本当は余裕がなくても、

つい引き受けてしまう。

なぜなら、

「できません。」

と言った瞬間に、

今まで積み上げてきた評価まで失ってしまうような気がするから。

でも実際には、

一つの仕事を断ったからといって、

あなたの能力がなくなるわけではありません。

それでも、

心はそう簡単には割り切れないんですよね。



「できる」と「余裕がある」は違う


ここは、

とても大切だと思っています。

その仕事を、

できるかどうか。

そして、

今その仕事を引き受ける余裕があるかどうか。

これは別の話です。

能力としてはできる。

でも、

今週は予定がいっぱい。

体力的に厳しい。

他に優先すべき仕事がある。

そんな時まで、

「できるんだから、やらなきゃ。」

と思わなくていい。

できる人ほど、

この二つを一緒にしてしまいます。

そして、

自分のキャパシティを超えてから、

ようやく「しんどい」と気づくことがあります。



本当に怖いのは、仕事が増えることではない


「断れない。」

その理由を深く見ていくと、

仕事量だけの問題ではないことがあります。

本当に怖いのは、

「期待を裏切ること。」

「評価が下がること。」

「役に立たないと思われること。」

なのかもしれません。

だから、

無理をしてでも応えようとする。

でも、

ここで少し考えてみてほしいんです。

もしあなたが、

何でも引き受けなければ価値がないとしたら、

それは本当に健全な関係でしょうか。

あなたの価値は、
どれだけ仕事を抱えられるかで決まるものではありません。



「できません」は、無責任な言葉ではない


「できません。」

という言葉には、

どこかネガティブな印象があります。

でも、

本当に仕事ができる人ほど、

自分の限界を把握することも大切です。

「今週は難しいです。」

「こちらを優先する場合、納期を調整していただけますか。」

「今の業務量では、両方を十分な品質で進めるのが難しいです。」

これは、

逃げではありません。

むしろ、

仕事に責任を持っているからこそ言える言葉です。

何でも「できます」と引き受けて、

すべてが中途半端になってしまう方が、

結果的に周りを困らせることもあります。



できない自分にも、居場所をつくってあげる


仕事ができる人ほど、

「できる自分」に慣れています。

だから、

疲れている自分。

分からない自分。

助けてほしい自分。

そんな自分を、

なかなか見せられません。

でも、

人はずっと100%ではいられません。

調子のいい日もあれば、

疲れる日もあります。

一人では難しい仕事だってあります。

だから、

「できる私」だけで生きなくてもいい。

「今日は難しい。」

「ちょっと助けてほしい。」

そんな自分にも、

ちゃんと居場所をつくってあげてほしいんです。



頼られることと、背負うことは違う


誰かから頼られることは、

素敵なことです。

でも、

頼られるたびに、

すべてを背負う必要はありません。

「ここまではできます。」

「ここからはお願いできますか?」

そうやって、

仕事を分けてもいい。

人に任せてもいい。

助けてもらってもいい。

あなたが一人で抱えなくても、

仕事は回っていきます。

むしろ、

誰かに任せることで、

その人が成長することだってあります。



おわりに


仕事ができる人ほど、

「できません。」

と言うことに勇気が必要です。

これまで、

期待に応えてきたから。

頼られてきたから。

「できる人」でいることが、

自分の価値のように感じてきたから。

でも、

覚えておいてほしいんです。

「できません」と言えることも、
立派な仕事の能力です。

自分の状態を把握すること。

優先順位を考えること。

必要な時に人を頼ること。

それも全部、

長く働き続けるために必要な力です。

だから、

次に仕事を頼まれた時、

反射的に「大丈夫です。」と言う前に、

ほんの少しだけ、

自分に聞いてみてください。

「できるかどうか」ではなく、
「今の私は、無理なく引き受けられるだろうか。」

答えが「難しい」なら、

それを伝えてもいい。

あなたは、

何でもできるから価値があるのではありません。

できない時に、

「できません。」

と言っても、

あなたがこれまで積み重ねてきたものはなくなりません。

むしろ、

自分を守りながら長く力を発揮していくために、

その一言が必要な時もあるのだと思います。



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仕事を任される。

期待される。

ちゃんと応える。

それを繰り返しているうちに、

ふと、

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