エジプト神話(おさらい)
エジプト神話は今回でいったん、完了しようと思いますので、重要な9神を今一度、簡潔に紹介しますね。
ヘリオポリス九柱神
エジプト神話の中心となる九柱の神々の家系で、世界創造の物語を形づくった神々のことなので、神話に興味があれば、この9神だけでも抑えておくとよいでしょう。
① アトゥム(Atum)
創造神ですべての始まり
② シュウ(Shu)
空気の神でアトゥムの子
③ テフヌト(Tefnut)
湿気・水の女神でシュウの双子の妹
④ ゲブ(Geb)
大地の神
⑤ ヌト(Nut)
天空の女神でゲブの妻
このゲブとヌトが仲良すぎてシユウに引き離された神々
⑥ オシリス(Osiris)
冥界と再生の神で善なる王でイシスの夫で兄
⑦ イシス(Isis)
魔法と母性の女神でオシリスの妻で妹
⑧ セト(Seth)
混沌・暴風・砂漠の神でオシリスとイシスの弟
⑨ ネフティス(Nephthys)
夜・死者・葬祭の女神でセトの妻で妹
②と③は夫婦で①から誕生
④と⑤も夫婦で②と③の子供
⑥⑦⑧⑨は④と⑤の子供達
エジプト神話から見えてくること:
①80年に及ぶ、ホルスとセトの戦いは王権の正当性を意味していた
ホルスは血筋(オシリスの子)で受け継ぐ正当性があり、セトは力で王権を奪おうと試みた者→ホルスの勝利(王権の正当性の証明)
②エジプトの王はホルスの化身であり、エジプトの秩序を守る存在
人間が生きている間はホルスの化身
人間が亡くなった後はオシリスの化身
③死はそれで終わりでなく、再生へのプロセス
死は次の世界への通過点でしかなく、オシリスの審判により次の世界へ進めるか?がきまる
④太陽が昇り、沈むサイクルやナイル川の氾濫などの自然のサイクルは神々が働いてくれている象徴
太陽神のラーが昼は船で空をたびしているので太陽の光があり、夜は冥界でヘビのアピポスと戦い勝利しているので世界は朝を迎えられている。
日々、繰り返されるこの死と再生のサイクルは「人の一生を象徴するもの」となり、ラーにならい人生の終わりには新たな誕生への希望が抱かれた。
ちなみに、
太陽神ラーの3つの姿で描かれています(これも混乱しますね・・)
東に昇る太陽:ケプリでスカラベ(ふんころがし)
日中の太陽:ラーの姿で人間の身体にハヤブサの頭で頭には聖なるコブラ、ウラエウスが巻き付いた黄金の円盤がついている
西に沈む太陽:創造神(アトゥム)となり杖にもたれる老人として描かれる

神話は王権の正当性や秩序の大切さ、また死は決して終わりでない事を教えエジプト文明を整えるためのものであったようです。
今回でエジプト神話は完了です。少しでも神話に興味を持っていただければ幸いです。
次回は新し神話の記事になります~♫
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