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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第79番 四旬節 (Sinfonia No.79, 1784)

交響曲第79番、第80番、第81番も3曲セットで作曲されましたが、1785年3月にウィーンで行われた四旬節の演奏会のために作曲されたという見解もあり、何のために書かれたのかはっきりしないという見解もあります。ここでは、「四旬節セット」と呼ぶことにします。英語版のWikipediaには「この3曲の交響曲でハイドンは、リズム、休止、トゥッティ、最小限のポリフォニー、時折の不協和音、主題と変奏、舞踏のような構造(革新性、遊び心、大胆さを兼ね備えた点ではベートーヴェンの交響曲第7番を思い浮かべる)を大胆かつ幅広く実験しています。3曲の交響曲はすべて同じ楽章構造を共有しており、少なくとも各交響曲の第1楽章では、大部分で同様のコード構造になっています。」と記載されています。

交響曲第79番は、四旬節セットの中では最後に作曲されたものと考えられています。第2楽章の後半は、交響曲第39番の第1楽章を想起させ、第3楽章のトリオはモーツァルトのホルン協奏曲K.412/386bのロンドフィナーレを想起させます。

デイヴィッド・ジョリー(David Jolley)さんのホルンとオルフェウス室内管弦楽団(Orpheus Chamber Orchestra)の演奏で、モーツァルトのホルン協奏曲第1番ニ長調K.412の第2楽章のロンドです。

交響曲第79番ヘ長調(Sinfonia No.79 F Dur, Hob.I:79)
第1楽章 Allegro con spirit オペラの序曲のような強弱のある活き活きとした楽章です。
第2楽章 Adagio cantabile - Un poco allegro 変奏曲の歌うアダージョから始まり、後半はなんとフィナーレのようなアレグロになります。
第3楽章 Menuetto & Trio. Allegretto 牧歌的フォークダンス風のメヌエットとトリオです。
第4楽章 Finale. Vivace 軽やかなロンドかと思いきや、短調のジプシー風音楽とトルコ風音楽が紛れ込んできます。

ハイドン生誕300年記念企画、ジョヴァンニ・アントニーニ(Giovanni Antonini)さん指揮バーゼル室内管弦楽団(Kammerorchester Basel)の演奏です。

オッターヴィオ・ダントーネ(Ottavio Dantone)さん指揮アッカデーミア・ビザンティーナ管弦楽団(Accademia Bizantina Orchestra)の演奏です。

(by R)

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