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【小売のプロのつぶやき】スタッフを作業員にするな!!ノンコア業務をBPO化して接客に集中する方法


※本記事を含めて小売業に関する記事を多数執筆しています。
▼下記のマガジンにまとめておりますので是非ご覧ください。



流通小売業界の最前線で戦う皆様、こんにちは。

毎日の売場管理、欠品や廃棄ロスの抑制、人手不足の中でのシフト調整、そしてお客様への接客対応。

本当に、過酷な店舗現場の最前線での奮闘、お疲れ様です。

私はこれまで20年以上にわたり、小売業界の売場管理、店舗運営支援、マーチャンダイザー(MD)、そして仕入れバイヤーとして、数多くの店舗の立ち上げや業務改革に携わってきました。

現在は外部の専門的な立場から、流通小売企業への業務改善やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の導入支援、オペレーション標準化のコンサルティングを行っています。


突然ですが、店舗運営や売場管理を担当されている店長、スーパーバイザー(SV)、そして経営陣の皆様。

貴社の店舗では今、このような「理想と現実のギャップ」に頭を抱えていないでしょうか。

先日、スマレジ・アプリマーケットの事例として紹介されていた長野県の『ヌボー生花店』様の取り組みが、流通業界で大きな注目を集めました。

顧客のなんと7割が「常連さん」であり、LINEミニアプリとPOSデータをシームレスに連携させたCRM(顧客関係管理)によって、顧客一人ひとりの購買履歴や好みに寄り添い、地域に熱烈に愛されるお店作りを実現されている素晴らしい事例です。

この事例を目にした多くの小売関係者は、こう思うはずです。

「これこそが、人口減少時代に地方の小売店が生き残る唯一の道だ」

「新規客の獲得コストが高騰する今、一度来てくださったお客様をLINEやCRMで囲い込み、リピート率7割のファンになってもらいたい」

「スタッフがお客様と温かい関係を築き、パーソナライズされた提案ができる店舗を作りたい」

本部の経営陣や営業部長も大号令をかけます。

「我が社もLINE公式アカウントを導入し、CRMを活用して常連客を増やそう」

「スタッフ一人ひとりがお客様と密に対話し、丁寧なアフターフォローを徹底するんだ」

しかし、その号令が現場に降りてきた瞬間、店舗フロアで何が起きるでしょうか。

現場の店長やスタッフたちの表情は一瞬で曇り、ため息が漏れます。

「常連さんを大事にしたい気持ちは山々ですが、そんなことやってる余裕なんて1分もありません」

「毎日の品出し、段ボールの開梱、商品の前出し、鮮度チェック、棚卸し、レジ打ち、伝票整理、発注作業……これだけのルーティン作業をこなすだけで毎日定時オーバーなのに、これ以上LINEの配信や顧客データの入力なんてできるわけがないじゃないですか!」

売場を見渡せば、朝から晩まで商品の補充とレジ対応に追われ、スタッフは息をつく暇もない。

バックヤードには検品待ちの荷物が山積みになり、事務所では伝票入力と日報作成に追われる。

お客様が売場に入ってきても、スタッフは品出し作業の手を止めることができず、背中を向けたまま「いらっしゃいませ」と機械的な声をかけるのが精一杯。

丁寧な接客や声かけどころか、レジで「LINEの友だち登録をお願いします」という案内の一言すら、後ろに並ぶお客様の視線が怖くて端折ってしまう。
丁寧な接客をして常連客を育てたいという「理想」。

しかし、毎日の泥臭い定型作業に忙殺されて心がすり減っていく「現実」。
この理想と現実の巨大な溝に挟まれ、人手不足の中で疲弊しきっている店舗が、全国の小売業でどれほど溢れかえっていることでしょうか。


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■ 親友が直面した店舗DXの地獄:接客強化の大号令で現場崩壊・残業代月200万円増・離職率40パーセントの記録

偉そうなことを述べている私自身、かつて身近でこの「現場の作業過負荷による悲劇」を骨の髄まで痛感させられた経験があります。

私の古くからの親しい友人で、中堅ライフスタイル雑貨・生花園芸チェーンで店舗運営統括マネージャーを務めていたK(当時40歳)の話です。

Kは非常に勉強熱心で、顧客体験(CX)や店舗DXの重要性を誰よりも早く理解し、会社を次のステージへ引き上げようと情熱を燃やしていました。
大手競合チェーンとの価格競争から脱却するため、Kは経営会議で「地域密着のファン化戦略」を提案しました。

全30店舗に最新のクラウドPOSレジとLINE会員証システムを導入し、顧客データの収集とリピート促進施策を一気にスタートさせたのです。

「これからはモノを売る時代ではない。体験と関係性を売る時代だ。現場スタッフは品出しの手を止め、お客様との会話を最優先にしよう」

Kは全社集会で力強く宣言しました。

しかし、その先進的な取り組みこそが、現場を地獄の底へと突き落とす引き金となったのです。
Kが見落としていた決定的な盲点がありました。

それは、「現場の既存のルーティン作業を何一つ減らさないまま、新しい業務(接客・LINE運用・顧客管理)を丸乗せしてしまったこと」です。

現場のスタッフには、毎日こなさなければならない膨大な「完全作業」が存在していました。

入荷した商品の検品、バーコードシールの貼付、売場への搬入、フェイシング、水やりや鮮度保持、閉店後の売上金集計、棚卸し、棚割り変更。

これらの定型作業だけで、1日の労働時間の8割以上がすでに埋まり切っていたのです。

そこに「お客様とじっくり会話しろ」「LINE登録を案内しろ」「顧客メモを入力しろ」という負荷が加わりました。
現場で何が起きたか。

接客に時間を取られた結果、肝心の品出しや補充作業が大幅に遅れ、売場には空棚や欠品が放置されるようになりました。

定時を過ぎても終わらないバックヤード作業をこなすため、アルバイトやパートスタッフの残業が常態化。

全店舗の月間残業代は一気に200万円以上も跳ね上がり、利益を猛烈に圧迫しました。

さらに最悪だったのは、優秀なベテランスタッフたちの反発と離職でした。

「私たちはレジ打ちや品出し、商品の手入れをするだけで身体が持たないのに、本部はおしゃれなDXばかり押し付けて現場の苦労を何も分かっていない」

現場の不満は爆発し、Kへの信頼は完全に崩壊しました。

わずか半年間で、店舗を支えていた優秀なチーフやベテランスタッフが次々と退職届を叩きつけ、離職率は前年比で40パーセントも悪化しました。

残された店舗はさらなる人手不足に陥り、売場は荒れ果て、導入した高額なLINEシステムは誰にも更新されないまま放置されるという、目も当てられない自滅劇を演じたのです。

経営陣からは「莫大なIT投資をしたのに、なぜ売上が伸びず残業代ばかり増えているのか」と厳しく糾弾され、現場に行けばスタッフから冷たい視線を浴びせられる。

板挟みになったKは、連日の胃痛と不眠に苛まれ、心療内科に通う日々が続きました。

「顧客を大切にしたいという正しい提案をしたはずなのに、なぜ現場を崩壊させてしまったのか」

深夜のファミレスで向かい合ったKが、項垂れながら涙をこぼしていた姿を、私は今でも忘れることができません。


■ 世の中の「店舗DX本」が語る綺麗事の致命的な嘘

世の中に溢れる店舗DXの解説書やITベンダーのセミナーでは、決まって次のような甘い言葉が並んでいます。

  • 「アプリやLINEを導入すれば、業務が効率化して接客に集中できる」

  • 「デジタルツールで顧客を可視化すれば、ファンが勝手に増えていく」

  • 「スタッフの意識改革を行い、ホスピタリティ精神を教育せよ」

  • 「セルフレジを入れれば、人手不足は一瞬で解決する」

断言しますが、これらは店舗現場の泥臭いオペレーションを知らない人間が語る、無責任な机上の空論です。

なぜなら、デジタルツールとは「業務を効率化する道具」ではあっても、「現場の手足を物理的に動かす作業を消し去る道具」ではないからです。

どれほど優れたCRMツールを導入したところで、届いた段ボールを開けるのは人間です。

商品を棚に並べ、フェイスを揃え、バーコードを読み取り、埃を拭くのは人間の手です。

現場のスタッフが「泥臭い物理作業」に拘束されている限り、どれほど高機能なアプリを入れても、それを使いこなす時間も精神的余裕も1ミリも生まれません。

意識改革や接客研修をいくら施しても無駄です。

スタッフの心が冷たいから接客できないのではありません。
目の前のルーティン作業を時間内に終わらせなければ怒られるという「作業の重圧」があるから、お客様に笑顔を向ける余裕がないのです。


■ 常連客で溢れる愛される店舗をつくる「たった一つの核心」

では、一体どうすれば、現場を疲弊させることなく、人手不足を解消しながら、ヌボー生花店様のように常連比率7割を誇る高収益な店舗モデルを実現できるのでしょうか。

Kがどん底の挫折から這い上がり、全国の先進的な店舗オペレーションとBPOモデルを徹底的に研究し直して導き出した結論は、極めて明確でした。
それは、

「店舗の業務を『売上と顧客を生み出すコア業務(接客・CRM・おもてなし)』と『店舗でなくてもできるノンコア業務(定型作業・バックヤード)』に完全に切り離し、ノンコア業務を徹底的にBPO(外部委託・自動化)によって店舗フロアから物理的に引き剥がすこと」

にあります。

多くの小売企業は、店舗スタッフに「作業」と「接客」の両方を完璧にこなさせようとします。

これこそが、すべての破綻の元凶です。

店舗のスタッフを「作業員」にしてはいけません。

店舗スタッフは、お客様をファンに変える「ブランドアンバサダー(接客のプロ)」に特化させなければならないのです。


日々の定期棚卸し、伝票処理、データ入力、ルーティン発注、売場改装や陳列代行、さらにはLINEやSNSの定型配信の運用設計まで、店舗の外でできる作業や外部の専門部隊に任せられる作業は、徹底的にBPOによって外部化する。

店舗現場には「最高のコンディションで、お客様と向き合うための時間と心の余白」だけを残す。

この構造改革を断行して初めて、スタッフは笑顔でお客様を迎え、LINEでの丁寧なアフターフォローを実践し、顧客の心を掴むことができるのです。
作業をBPOで手放した瞬間に、店舗の常連比率は跳ね上がり、利益率は劇的に改善します。

実際にKはこのBPO連携モデルへと舵を切り、現場の作業時間を月間60時間以上削減しました。

残業代は半減し、スタッフの離職率はゼロになり、浮いた時間で徹底した顧客フォローを展開した結果、全30店舗のリピート顧客比率は1年で68パーセントを突破。

会社は過去最高益を更新し、K自身も「現場を救い、収益モデルを変革した立役者」として、執行役員へと抜擢されたのです。

無料でお伝えできるのはここまでです。

ここから先の有料エリアでは、私が20年の実務経験とKの現場再生の軌跡から体系化した「常連率7割をつくる店舗業務BPO戦略の完全実務マニュアル」を、一切の妥協なく公開します。

店舗業務を外科手術のように切り分ける「コア/ノンコア仕分けマトリクス」から、外部委託すべき「4大BPO領域の具体的手順」、失敗しないBPOパートナーの選定基準とSLA(品質合意)設計、そしてヌボー生花店様のモデルをチェーンストアで再現するための「顧客エンゲージメント設計書」まで、明日から貴社でそのまま使える実践的な武器をすべて網羅しました。
もう、目の前の作業に追われてスタッフが疲弊していく姿を見つめるのは終わりにしましょう。

現場を泥臭い作業から解放し、お客様に心から愛される誇りある店舗へと進化させたい方は、ぜひこの先へお進みください。


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