🐾 うちの保護猫が学校の先生と裁判官だったら?―黒猫サナとキキ、今日も働く猫の街―
ここは猫の街。
今日も黒猫兄弟が、それぞれの場所で頑張って働いています。
黒猫サナは学校の先生。
担当科目は日本史です。
パパに似たのか、なかなかの歴史好き。
一見むずかしそうな科目ですが、サナ先生の授業は少し違います。
独自の世界観で語られる日本史。
気がつけば、生徒たちは笑いながら年号を覚えてしまいます。
授業の終わりには必ず小テスト。
「制限時間は10分にゃ」
――そして10分後。
教室にサナ先生の姿がありません。
「先生、どこ行ったの?」
ざわつく教室。
そのとき、女子生徒が手を挙げました。
「ここにいます!」
なんとサナ先生、女子生徒の足の上でぐっすりお昼寝中。
一生懸命教えた証拠、ということにしておきましょう。
サナ先生、今日もクラスの人気者です。

一方そのころ。
弟の黒猫キキは裁判官。
冷静沈着。
勉強熱心で、公平そのもの。
難しい裁判にも、まん丸な目で静かに向き合います。
判決理由は短く、しかし的確。
その一言で、法廷は静まり返ります。
原告も被告も、反論する気を失ってしまうほど。

……ただし。
家に帰ると、兄サナには少し厳しめ。
おやつを横取りされると、
「チュール1週間禁止!」
と、即判決。
サナはしょんぼり。
でも、夜になればいつもの仲良し兄弟です。
歯みがきを終え、並んでホットカーペットへ。
「明日もがんばるにゃ」
そう言って、そっと目を閉じました。
働く黒猫兄弟の一日は、こうして静かに終わりました。

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