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AIが進化するほど、人の良さを実感できる      〜50年以上経っても朽ちない魂〜

AIで曲を作ることが流行っている

俺の本社店舗のBGMでも
普通の曲の合間に、店のテーマソングみたいなヤツが
5曲くらい織り交ぜながら流してる

新しい物好きな弟が作ったんだけどさ
それが良いとも悪いとも思わないし
ぶっちゃけ全く関心がない

それなのに、弟はめちゃくちゃ嬉しそうに
「こんなん作ったんだ〜! 店内で流すよ!」
とか言ってくるんだ

我が弟ながら「イタいおっさん」だと思ったが
あまりにも嬉しそうだし
水を差すのも可哀想だから
「へ〜、すごいな〜」
「いいアイディアやん」
なんて言って
適当にやり過ごした

SNSでも若者の間でもよくやってるよ
どこからか流れてくる曲も
音として耳に入ってくるが
「音楽」としては入ってこない。

テキトーにプロンプトを入力して曲が作れる
「なんかスゲー! オモロー!」って事なんだと思うけど
よくありがちな「それっぽい物」が量産されるだけだろ

俺の場合、ちょっと違う使い方が
できるんじゃないかと思っている

  • ドラムだけで一曲レコーディングする

  • バラバラにレコーディングしてから繋ぎ合わせる

  • 展開ごとのイメージをプロンプトで入力して、AIで重ねてみる

  • 自分の鼻歌をベースや色んなパートの音に変換してみる

俺はギターもほぼ弾けない
パワーコードでジャカジャカ弾くしかできないんだ

AIは自分の中にある構想を実現するサポートをしてくれる
夢みたいなツールだと思う

しか〜し!!

自分に一切の主体性がなく
テキトーな指示だけでほぼAIに作らせた曲を
弟と同じように
「こんなん作ったんだ〜! すげーだろ!」って
ドヤ顔で言われても
こっちからすりゃ煩わしいだけだ

そんなクソみて〜な遊びに
サーバーやら電気を使うのやめたらどうだ??

そして――!!

こんなブームは、去ったら最後だ
みんなが飽きた頃にやってたら
ただの「痛い人」に認定だ
その日はそう遠くない

自分の写真を「ジブリ風」にするやつ
今やってる奴がいたらびっくりするだろ?
「えっ、まだやってる人おるん!?」ってなる
それとまったく同じことになるってことだ

人それぞれAIをどう使うのか
今はまだ始まったばかりの黎明期で
全体が混沌としている

音楽の歴史を見てもそうだ
80年代は色んなジャンルが融合したり
新しい電子楽器や機材が次々と出てきたりして
今聴くと「謎な曲」もめちゃくちゃ多かった

そして時代が進むと
結局は70年代のようなリアルなサウンドに
原点回帰していったりする

色々試行錯誤してみたけれど
最終的には不要な部分が削ぎ落とされ
「人を感じることができるシンプルな構造」に戻ってくる

ブルーノ・マーズとレディー・ガガの
『Die With A Smile』みたいな曲のヒットは象徴的だ

一見すると「昔の曲みたいだな」と感じる
でも、ただ昔の音楽を真似しているわけじゃない
過去へのリスペクトがあった上で
そこに今の感覚や技術が入っている

「古いのに、新しい」

上乗せに上乗せを重ねたサウンドに
みんなが飽き飽きしてきた証拠かもしれない
そして、その流れは
音楽だけじゃなく仕事や遊び
あらゆる分野に広がりつつある

結局は何でも
一周まわったら「人」という原点に戻ってくるんだ

作る人がどんな思いを込めて作るのか?
聴く人が何を感じるのか?

AIが進化すればするほど
逆に「人間が作る意味」が浮き彫りになる

なんてことを色々と考えていたら
久しぶりに昔のソウルが聴きたくなってきたな

ダニー・ハサウェイの『Live』でも聴くかな

あのライブアルバムは1972年リリースで
俺が生まれた年に発売された
若い頃から今も聴き続けている
思い入れの深い一枚だ

自分が生まれた年にリリースされたアルバムを
じっくり聴き返してみるとか
たまにやってみたらどう??

昔とはまた違った感じ方ができて
結構面白いかもしれないよ



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