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晩御飯という、ささやかな時間の尊さについて

皆さん、こんにちは。 子どもたちと晩御飯を囲む時間、どれくらい確保できていますでしょうか。仕事の都合や家庭の事情で、毎日そろって食卓に座ることが難しい方もいらっしゃるかもしれません。私の場合は、妻より帰りが早い日が多く、子どもたちと一緒に晩御飯を食べる時間があります。けれど、子どもが成長していくにつれて、この時間は少しずつ減っていくのだろうと感じています。

そう考えると、今のこの「晩御飯を一緒に食べる時間」は、私にとってかけがえのないものです。家族の中で食事の時間を大切にしているからこそ、子どもたちと向き合いながら食べる晩御飯は、私の好きな時間のひとつになっています。

食卓には、ただ食べ物が並んでいるだけではありません。 その日の出来事、学校でのちょっとしたハプニング、友達とのやり取り、兄弟げんかの理由、そして子どもたちが感じた小さな喜びや悔しさ。そういったものが、湯気の立つ味噌汁や、焼きたての魚の香りと一緒に、自然とテーブルの上に広がっていきます。

私は対人支援の仕事をしていますが、家族との食卓は、支援者としての自分を形づくる大切な時間でもあります。人は誰かと食事を共にするとき、心の距離が少し縮まります。言葉にしづらい気持ちも、食事という安心感の中で、ふとこぼれ落ちることがあります。子どもたちとの晩御飯は、まさにその「安心の場」なのだと思います。

■子どもたちの成長と、食卓の変化

最近、ふと気づいたことがあります。 子どもたちが成長するにつれて、晩御飯の時間の「意味」が変わってきているということです。

幼い頃は、ただ一緒に食べるだけで満足していた子どもたちが、今では学校での出来事を自分の言葉で語り、兄弟同士で意見をぶつけ合い、時には私に相談を持ちかけてくれるようになりました。

食卓は、彼らが自分の世界を広げていくための「安全基地」のような場所になっているのかもしれません。 そして私は、その場に同席できることを、心からありがたく感じています。

しかし同時に、子どもたちが大きくなるにつれて、この時間は少しずつ減っていくのだろうという予感もあります。部活動、友達との約束、塾、受験。成長とともに、子どもたちの生活はどんどん広がっていきます。

そうなったとき、彼らは晩御飯の時間をどう扱うのだろうか。 私と一緒に食卓を囲む時間を、これからも作ってくれるのだろうか。 そんなことを考えると、少しだけ胸がきゅっとします。

■「今」を大切にするということ

対人支援の現場では、「今ここ」を大切にするという言葉をよく使います。 過去でも未来でもなく、目の前の瞬間に意識を向けること。 それが支援者としての姿勢であり、クライエントとの関係を深めるための大切な要素です。

家族との晩御飯も、まさに「今ここ」の時間です。

子どもたちが笑っている顔、少し疲れた表情、兄弟でふざけ合う声、好き嫌いを言いながら食べる姿。 そのすべてが「今ここ」にしか存在しない瞬間です。

未来のことを心配するのは自然なことですが、今のこの時間を丁寧に味わうことが、きっと家族の関係を豊かにしてくれるのだと思います。

■支援者としての視点から見える、家族の食卓

対人支援者として働いていると、家族の食卓がどれほど大切な役割を果たしているかを、改めて感じることがあります。

食卓は、家族が「自分らしくいられる場所」です。 誰かが話し、誰かが聞き、誰かが笑い、誰かが少し落ち込む。 そのすべてが自然に許される場です。

支援の現場では、クライエントが安心して話せる場をつくることが重要ですが、家庭の食卓はその原点のようなものです。 子どもたちが安心して自分を表現できる場が家庭にあることは、彼らの成長にとって大きな意味を持ちます。

だからこそ、私は晩御飯の時間を大切にしたいと思っています。 それは、父親としての願いであり、支援者としての願いでもあります。

■子どもたちが大きくなったら、どうなるのだろう

子どもたちが成長し、私と一緒に晩御飯を食べる時間が減っていく未来を想像すると、少し寂しさを感じます。

けれど、彼らが自分の世界を広げていくことは、喜ばしいことでもあります。 その過程で、晩御飯の時間が減るのは自然なことです。

それでも私は、願っています。 彼らが大きくなっても、時々でいいから、食卓を囲む時間を作ってくれることを。 そしてその時間が、彼らにとっても「安心できる場所」であり続けることを。

今から心配しても仕方がないかもしれません。 けれど、私はやっぱり、家族で食卓を囲む時間が好きなのです。

■おわりに

晩御飯という、たった1時間ほどの時間。 けれど、その中には家族の歴史があり、成長があり、安心があり、未来への願いがあります。

対人支援者として、そして父親として、私はこの時間をこれからも大切にしていきたいと思います。 子どもたちが大きくなっても、食卓を囲む時間が続くように。 そして、今のこの瞬間を丁寧に味わいながら、家族との関係を育てていきたいと思います。

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