7/27 ルナティック・クライシス2
極致が生み出す世界
前回の「ルナティック・クライシス」では、それぞれの妖精が持つ本質を善意で純化させた世界を表現してみました。
今回は新しい妖精の持つ本質、善意が純化した場合、どのような世界になるのか考えてみます。
もし”善”と呼ばれるものが、どこまでも純粋になり続けたら。
もし誰もが「それは正しい」と言い続けたら。
世界は本当に幸せになるのでしょうか。
極端な悪ではありません。
むしろ、その逆。
あまりにも正しすぎる世界のお話です。
ここでいう「正しさ」というのは、人間が願い、祈ることが多い内容ではないかなと思います。
誰もが一度は願ったことがあろうこと。
本当にそれが叶ったとき。
それは楽園なのか、それとも。。。

瞬時に正しい情報を知ることができる世界

個の多様性が全て認められる世界

単一構造のみが残る、共存を排除した世界

未来へ進まない、止まった時の世界
極致とは
極端な悪は誰もが恐れます。
けれど、極端な善は気付きにくい。
今回は、
情報。
多様性。
浄化。
時間。
どれも本来は人を豊かにするものです。
だからこそその光が強くなりすぎた時、最も深い影が生まれるのかもしれません。
ルナティック・クライシスは悪との戦いではありません。
以前もお伝えしましたが、妖精に悪意はありません。
前回の慈愛の極致から、今回は刻の極致まで。
前回のルナティック・クライシスとともにもう一度ご覧になっていただいた時、もしかすると見え方が変わるかもしれませんね。
私は前回「狂気に映る」と締めさせていただきましたが、恐怖もあります。
底知れない欲望と願い。
それが人間の本質なのかもしれませんね。
