就職カレッジとタネックスを比較|研修つき集団型と学歴不問スピード型のどっち
求人の詳細を開いて、応募条件までスクロールする。「高卒以上」。大学を中退した自分はどうなるんだろう、と少し考えて、そのままタブを閉じる。
あるいは、応募はできた。書類も出した。ただ、面接で何を話せばいいのかが最後まで分からないまま当日を迎えて、終わってから「今のでよかったのかな」と考え続ける。
止まっている場所は人によって違います。
ここでは、正社員未経験の方が使える2つのサービスを同じ観点で比べます。JAIC就職カレッジとタネックス。どちらも無料ですが、進み方はまったく違います。
正社員を目指すためのサービス全体は、こちらのまとめ記事で紹介しています。
いま何で止まっているかで決まります
答えを先に置きます。
面接やマナーの型から身につけたい方、書類で落ち続けている方は就職カレッジ。無料の講座を受けたあと、書類選考なしで最大20社と面接できます。
すぐ動ける状態で、日程をまとめて空けるのが難しい方はタネックス。学歴・職歴を問わず、応募から内定まで最短1週間というケースがあります。
迷うなら両方に話を聞いてから決めて構いません。どちらも無料です。
並べるとここが違います
◆ JAIC就職カレッジ
運営:株式会社ジェイック(1991年設立/東証・名証上場)
対象:18〜35歳中心。フリーター・離職中・大学中退・既卒・第二新卒・高卒・中卒などの正社員未経験層
進め方:無料の就職支援講座(1日8時間×5日間が基本/オンライン中心)→ 書類選考なしの集団面接会(最大20社・2日間の総当たり方式)
期間:最短ルートで約2週間。平均決定期間は2〜3週間
実績:支援39,392名、参加者の76.5%が正社員未経験、入社後3か月定着率92.1%
特記:厚生労働省認定「職業紹介優良事業者」(全国約29,000社中45社)。離職率が高いとされる業界は紹介対象から除外
料金:無料
◆ タネックス
運営:株式会社ミライユ
対象:10代・20代・第二新卒(学歴・職歴を問わない)
進め方:担当アドバイザーが求人を紹介する個別型
求人:非公開求人が全体の90%。営業・事務・販売・エンジニアなど未経験歓迎が中心
期間:応募から内定まで最短1週間のケースあり
評価軸:「やる気」「人柄」を評価する求人が多い
料金:無料
片方は準備してから一気に会う形、もう片方は動きながら個別に詰める形です。
就職カレッジ|書類で弾かれる工程を飛ばす
株式会社ジェイックが運営する、未経験特化の就職エージェント兼教育研修サービスです。1991年設立の上場企業が運営しています。
いちばん大きいのは、書類選考なしで最大20社と面接できる集団面接会があることです。2日間の総当たり方式で、1社あたり約12〜13分。企業側と求職者側の双方が評価をつけ、マッチングすると個別面接に進みます。
書類で落ち続けている方にとって、この意味は大きいはずです。経歴が理由で読まれずに終わる工程が、そもそも存在しません。
面接会の前には無料の就職支援講座があります。基本は1日8時間×5日間(2日間・4日間のオプションもあり)。内容はビジネスマナー、社会人としての考え方、履歴書の書き方、自己分析、面接ロールプレイ、テレアポ研修まで。現在はオンライン中心の開催です。
そして講座を一度修了すれば、集団面接会には回数制限なく再参加できます。1回で決まらなくても、また最初からやり直す必要はありません。
支援実績は39,392名。参加者の76.5%が正社員未経験で、入社後3か月の定着率は92.1%。相談満足度は90%と公表されています。離職率が高いとされる業界(飲食・アミューズメント・投資用不動産の販売管理・先物投資系営業・社員数10名以下の企業など)は紹介対象から外しています。
厚生労働省認定の「職業紹介優良事業者」でもあり、この認定は全国約29,000社のうち45社のみが取得しています。
書類の段階で止まっているなら、その工程を飛ばせる方法があると知っておいてください。
JAIC就職カレッジの詳細は、こちらの記事でも解説しています。
タネックス|学歴の欄で止まらない
株式会社ミライユが運営する10代・20代特化の転職エージェントです。学歴・職歴を問わず、フリーターや経歴に自信のない方も対象にしています。
特徴は非公開求人が全体の90%という点です。求人サイトで自分で検索しても出てこない求人が大半なので、応募条件の欄を見て諦めるという流れ自体が起きません。担当者から届いたものの中から選ぶ形になります。
扱う求人は営業・事務・販売・エンジニアなど、未経験歓迎が中心。「やる気」や「人柄」を評価する求人を多く持っているのも特徴です。
そして応募から内定まで最短1週間というケースがあります。講座のようにまとまった日程を確保する必要がないので、今の仕事やアルバイトを続けながらでも動けます。平日の夜に返信して、土曜に面接、という進め方が可能です。
利用は無料です。
働きながら進めたい方や、とにかく早く生活を安定させたい方には、この形が向いています。
タネックスの詳細は、こちらの記事でも解説しています。
そのほかの就職サービスも含めた全体像は、こちらのまとめ記事にあります。
5日間の講座を、空けられるかどうか
実際に選ぶとき、判断を分けるのはここだと思います。
就職カレッジの講座は1日8時間×5日間が基本です。オンライン中心とはいえ、その時間は他のことができません。フルタイムで働いている方だと、まとめて空けるのは簡単ではないはずです。
離職中や、シフトを調整できる立場なら問題ありません。むしろ5日間で型が身につくなら、時間対効果としては悪くない話です。2日間・4日間のオプションもあります。
逆に、日程が読めない働き方をしているなら、個別に進むタネックスのほうが現実的です。
就職活動全体の逆算については、こちらの記事でも解説しています。
あなたはどちらのタイプか
就職カレッジが向いている方
・書類選考で落ち続けている
・ビジネスマナーや面接の型を教わりたい
・社会人経験がまったくない
・5日間まとめて時間を空けられる
・一度に多くの企業と会って比べたい
タネックスが向いている方
・学歴や職歴の条件で弾かれた経験がある
・働きながら進めたい
・できるだけ早く決めたい
・研修より、実際の求人を先に見たい
・10代・20代である
読んでいて片方に寄ったなら、その感覚のまま動いたほうが早いです。求人は入れ替わりますし、面接会にも日程があります。
どちらも違うと感じたら
集団で進むのも、スピード重視で決めるのも、どちらもしっくりこない。そういう方もいると思います。
1社ずつじっくり検討したいタイプなら、第二新卒エージェントneoという選択肢があります。株式会社ネオキャリアが運営する20代若年層特化のエージェントで、対象は主に18〜28歳。累計利用者は22,500人以上です。
紹介する企業を実際に訪問し、おすすめできる企業のみを扱う方針を取っています。キャリアアドバイザーが1人ずつ担当し、書類作成から面接、入社準備まで一貫してサポート。面接後にはフィードバックがもらえるので、落ちた回数がそのまま改善の材料になります。
1社ずつ納得して進めたいなら、この形が合います。
第二新卒エージェントneoへの無料相談はこちら(公式サイト)
ここまで読んで、まだ引っかかっていること
Q. 両方に登録しても大丈夫ですか。
A. 問題ありません。別会社なので情報は共有されません。同じ企業に重複して応募しないよう、応募先だけ管理しておいてください。
Q. 中卒でも参加できますか。
A. どちらも学歴を理由に除外していません。タネックスは学歴・職歴を問わない10代・20代向けで、非公開求人が全体の90%。求人サイトの応募条件で弾かれる経験が続いているなら、こちらから当たるほうが早いです。
条件の欄を見て諦める前に、実際の求人を見せてもらってください。
Q. 集団面接会で、他の参加者と比べられませんか。
A. 同じ場に複数人がいるのは事実です。ただ、企業側は複数の枠を持って参加しています。誰か1人だけが選ばれる形ではありません。
Q. 面接会で1社も決まらなかったらどうなりますか。
A. 講座を修了していれば、回数制限なく再参加できます。1回で決めなければならない仕組みではありません。
Q. 30代でも使えますか。
A. 就職カレッジは18〜35歳が中心層です。タネックスは10代・20代が対象なので、30代の方は就職カレッジ側から確認してください。
最後に|整えてから会うか、会いながら整えるか
2社の違いは、順番の違いです。
就職カレッジは、5日間で型を身につけてから20社と一気に会います。タネックスは、まず求人を見て、動きながら詰めていきます。
準備してから動きたいのか、動きながら覚えたいのか。自分がどちらのタイプかは、たぶん本人がいちばん分かっているはずです。
各サービスの詳細と全体像は、こちらのまとめ記事で確認できます。
書類の段階で止まっているなら、その工程を飛ばせる場に一度出てみてください。日程だけ確認するところからで大丈夫です。
