就職活動のスケジュールと進め方Q&A15問|応募のペースから内定の返事まで
「準備ができてから応募しよう」。この順番で進めている方は、たいてい途中で止まります。
理由ははっきりしていて、準備が整う日は来ないからです。
書類は他人に読んでもらわないと直せません。面接は受けないと慣れません。自己分析は、実際の求人を見ないと具体化しません。整えてから動くのではなく、動きながら整うものです。
ここでは、就職活動の進め方についてよく出る質問を15問にまとめました。順番に読まなくて構いません。
正社員を目指すためのサービス全体は、こちらのまとめ記事で紹介しています。
全体の流れと、かかる期間(Q1〜Q4)
Q1. 就職活動は、どのくらいの期間で終わりますか。
A. 数か月かかると思われがちですが、進め方によってかなり変わります。
タネックスは応募から内定まで最短1週間というケースを公表しています。株式会社ミライユが運営する10代・20代特化のエージェントで、学歴・職歴を問いません。非公開求人が全体の90%を占めるため、探す工程がほぼ不要になります。
長引く原因の大半は、選考ではなく応募と応募のあいだの空白です。ここを詰めれば期間は縮みます。
Q2. 何から始めればいいですか。
A. 期限を決めることからです。「◯月末までに内定を1社」と日付で置いてください。
自己分析から始める方が多いのですが、材料が無い状態で自分を掘っても答えは出ません。求人を10件眺めてから考えたほうが、はるかに早く形になります。
眺めるときに見るのは3つだけで十分です。勤務地と通勤時間。給与の下限のほう。そして、その仕事が1日何をしているのか。この3つで「無理なもの」を外していくと、残ったものに自分の傾向が出ます。
自分のことは、自分に聞くより求人に聞いたほうが早いこともあります。
Q3. 履歴書が完成してから応募すべきですか。
A. 8割の出来で出してください。
1社目の書類が通らなかったとして、何が悪かったのかは自分では分かりません。判定できる相手に見てもらいながら直すのが最短です。完成を待つほど、応募数は減っていきます。
そもそも、志望動機は応募先ごとに変わります。「完成した履歴書」という状態は存在しません。
Q4. 1日にどのくらいの時間を使えばいいですか。
A. 働きながらなら、平日は10分で足ります。
やることは、届いた求人に目を通して出す・出さないを決めることと、日程の返信だけ。求人を探し込む時間は最初から想定しなくて構いません。土日のどちらかを面接に充てて、もう片方は何もしない。これで回ります。
応募のペースをどう作るか(Q5〜Q8)
Q5. 何社くらい応募すればいいですか。
A. 週3社、月に12社が目安です。3か月続ければ36社になります。
月に2〜3社しか出していない状態が半年続いているなら、それは活動が止まっているのと同じです。落ちた数を数えるより、出した数を数えてください。
3社の中身にも偏りをつけると進みが良くなります。本命を1社、条件が近いところを1社、少し外れるけれど受けてみる会社を1社。本命ばかり並べると、落ちたときに全部が止まります。外れの1社が面接の練習になり、そこで内定が出れば精神的な余裕にもなります。
受けるつもりのなかった会社の内定が、いちばん効くこともあります。
Q6. 同時に何社まで進めていいですか。
A. 制限はありません。むしろ複数を並行させてください。
1社ずつ進めると、落ちるたびに最初からやり直しになります。時間の損失が大きいうえに、精神的にもきついです。同じ週に複数の選考が動いている状態を保つと、1社落ちてもダメージが分散します。
Q7. エージェントは何社登録すべきですか。
A. 2〜3社が扱いやすいところです。
増やせば求人が増えるように思えますが、実際には同じ話を何度もすることになり、返信が追いつかなくなります。それより、1社ずつときちんとやり取りするほうが紹介の精度が上がります。
選ぶときは、性格の違うものを組み合わせてください。求人数で押すところと、時間をかけて相談に乗るところ。同じタイプを3社並べても、届く求人はほとんど同じになります。
Q8. 応募できる求人が尽きてしまいました。
A. 求人サイトだけを見ている状態なら、まだ半分も見ていません。
タネックスは非公開求人が全体の90%。営業・事務・販売・エンジニアなど未経験歓迎の求人が中心で、「やる気」や「人柄」を評価する求人を多く扱っています。検索で出てくる求人とは中身が違います。
探し尽くしたと感じたときこそ、探す場所を変えてください。
選考が動き始めてからの進め方(Q9〜Q12)
Q9. 書類の結果はどのくらいで来ますか。
A. 1週間から2週間が一般的です。ただ、待っているあいだに次の応募を進めてください。結果を待つ時間は、そのまま空白になります。
落ちた理由を知りたい場合は、エージェント経由が有利です。第二新卒エージェントneoは面接後にフィードバックをもらえるサービスで、累計利用者は22,500人以上。紹介する企業を実際に訪問しているため、応募先ごとに何を強調すべきかまで相談できます。
理由が分からないまま次に行くのが、いちばん効率の悪い進め方です。
第二新卒エージェントneoへの無料相談はこちら(公式サイト)
Q10. 面接の日程が重なりそうです。
A. 1日にまとめて入れて構いません。むしろ半休や有給の消費を抑えられます。
ただ、3社続けると集中力が持ちません。同じ日なら2社までにしておくほうが無難です。間隔は2時間以上あけてください。1社目が長引いて2社目に遅れる、というのがいちばん避けたい形です。
Q11. 選考が長引いている会社があります。待つべきですか。
A. 待ちながら他を進めてください。1社の返事を待って動きを止めるのは、いちばん避けたい形です。
2週間連絡がないなら、こちらから確認して問題ありません。催促と受け取られるのではと気にする方がいますが、志望度の高さとして受け取られることのほうが多いです。
連絡が遅れる理由は、こちらの評価が低いからとは限りません。決裁者の予定が押している、他の候補者の選考を待っている、単純に担当者が忙しい。社内の事情であることのほうが多いです。
だから、待っているあいだに落ち込む必要はありません。動きが読めない相手を前提に、こちらの手は止めない。それだけです。
Q12. 働きながらなので、面接の日程が組めません。
A. 希望の時間帯を先に伝えてください。「平日は19時以降、土曜は終日可能」と伝えておけば、その枠で調整してもらえます。
すでに就業経験のある20代なら、20代の転職相談所が使えます。ブラッシュアップ・ジャパン株式会社が運営する20代・第二新卒特化のエージェントで、企業取材にもとづく企業理解を強みにしています。拠点は東京・名古屋・大阪。就業経験のない方は対象外なので、そこだけ確認してください。
日程の交渉は、自分でやるより間に入ってもらうほうが通ります。
逆算でスケジュールを組む方法は、こちらの記事でも解説しています。
そのほかの就職サービスも含めた全体像は、こちらのまとめ記事にあります。
終盤の進め方(Q13〜Q15)
Q13. 内定が出たあと、返事はいつまでにすればいいですか。
A. 1週間程度が一般的です。即答を求められた場合は、その場で「◯日までにお返事します」と伝えてください。
その場で決めさせようとする圧が強い場合は、少し慎重になったほうがいいかもしれません。落ち着いて考える時間を渡してくれるかどうかは、一つの判断材料になります。
伝え方は難しく考えなくて大丈夫です。「内定をいただきありがとうございます。前向きに検討したいので、◯日までお時間をいただけますでしょうか」。この一文で通ります。理由を細かく説明する必要はありません。
Q14. 複数の内定が出そうです。どう進めればいいですか。
A. 選考の時期をなるべく揃えてください。1社目の返事期限が来る前に、2社目の結果が出ている状態が理想です。
ずれてしまった場合は、エージェントに相談すれば他社の選考を早めてもらえることがあります。自分で企業に頼むより通りやすいです。
Q15. 途中で気力が切れてしまいました。
A. 落ち続けると、応募の画面を開くこと自体が重くなります。よくあることです。
そういうときは、求人を探すのをやめて相談の予約だけ入れてください。予約が入っていれば、そこから先は勝手に進みます。自分で全部やろうとするから止まるんです。
それも無理なら、期間を決めて休んでください。「2週間は何もしない」と先に決めてしまう。だらだら止まっているのと、決めて休むのとでは、戻るときの重さがまるで違います。
就職活動を止めるのは構いません。ただ、止めたまま3か月が過ぎると、再開のハードルはさらに上がります。
最後に|速度を決めるのは、選考ではなく空白
就職活動が長引くとき、原因は選考の結果ではありません。
書類を直すのに2週間、次を探すのに1週間、気力が戻るのに2週間。この積み重ねで数か月が消えます。作業の合計時間は、実は大したことがないんです。
だから、埋めるべきは能力ではなく空白のほうです。
入社後の立ち上がりについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
各サービスの詳細と全体像は、こちらのまとめ記事で確認できます。
今日できるのは、たぶん相談の予約を1件入れることくらいです。それで来週の動きが変わります。
