面接で緊張して話せないときの対処|頭が真っ白になってからの戻り方

ドアの前で、手のひらが冷たくなっている。

「失礼します」の声が思ったより小さく出て、その時点でもう焦る。椅子に座って、最初の質問を受けて、準備してきたはずの答えが出てこない。

頭の中で「何か言わないと」だけが大きくなって、口からは「えっと、その」しか出ない。

この経験があると、次の面接がもっと怖くなります。準備の問題ではないぶん、どう直せばいいのかも分からない。

ここでは、答える内容ではなく当日の身体と場の話をします。緊張したまま、それでも話せる状態をどう作るか。

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「緊張しない方法」を探すのは、やめてください

面接の前によく言われます。「リラックスして」「深呼吸して」「普段どおりで大丈夫」。

言うほうに悪気はありません。ただ、この助言はあまり効きません。むしろ悪化させることがあります。

理由は単純で、緊張を消そうとすると、自分を監視する作業が増えるからです。話しながら「まだ緊張してる」「声が震えてる」と点検し続けることになる。相手の質問を聞く余裕は、そのぶん削られます。

そもそも緊張するのは、その面接を大事だと思っているからです。どうでもいい相手の前で人は緊張しません。準備不足のサインではなく、本気度のサインだと考えてください。

だから目標を置き換えます。緊張しないことではなく、緊張したまま話せること

ここが切り替わるだけで、当日の負荷はかなり下がります。

頭が真っ白になったとき、戻る手順

実際に固まってしまったときのために、手順を決めておいてください。その場で考えようとすると、また固まります。

① 黙っていい時間は、思っているより長い

沈黙が3秒続くと、本人には30秒に感じられます。ただ、聞いている側はそこまで気にしていません。慌てて意味のない言葉を並べるより、数秒黙って立て直すほうが印象は良くなります。

② 「少し考えてもよろしいでしょうか」と言う

これは使ってください。沈黙が「答えられない」から「考えている」に変わります。減点にはなりません。むしろ、その場しのぎで答える人より落ち着いて見えます。

③ 質問を復唱する

「志望動機、ということですね」と一度返す。時間を稼げるうえに、質問の意味を取り違えていないかも確認できます。長い質問をされたときほど効きます。

④ 結論から言う

詰まる人の多くは、説明から入って話が長くなり、途中で自分でも何を言っているか分からなくなります。先に結論を置いてください。「◯◯です。理由は△△です」。この形にしておけば、途中で崩れても戻れます。

この4つを紙に書いて、面接の前に一度読んでおく。それだけで、固まったときの復帰速度が変わります。

声が小さくなる、早口になる

緊張すると、身体のほうが先に反応します。

意識するのは3つだけで足ります。最初の一言を大きめに出すこと。語尾まで言い切ること。一文を短くすること。

とくに最初の一言です。「失礼します」「よろしくお願いします」がしっかり出ると、そのあとの声も出やすくなります。逆に、ここが小さいと最後まで小さいままになりがちです。

早口については、直そうとするより一文を短くするほうが確実です。長い文を早口で話すと、息が続かなくなって余計に焦ります。30字くらいで区切る意識でいると、自然に速度が落ちます。

語尾も大事です。「〜と思いまして……」と消えていくと、自信がないように受け取られます。内容は同じでも、言い切るだけで印象が変わります。

当日の準備としては、面接の前に声を出しておくことをすすめます。

朝から一言も話していない状態で第一声を出すと、たいてい掠れます。それで焦って、最初の数分を持っていかれる。家を出る前に音読でもいいですし、駅からの道で小さく志望動機を口に出すだけでも違います。

喉が動いているかどうか。それだけの話なのですが、当日の出だしはここでかなり決まります。

そもそも、練習の量が足りていないこともあります

身も蓋もない話ですが、面接で話せない原因のかなりの部分は回数です。

1回目より3回目、3回目より10回目のほうが話せます。当たり前のようですが、多くの方は本番でその回数を積もうとします。それだと、貴重な求人が練習台になってしまいます。

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この時間の長さは、面接が苦手な方にとって効いてきます。答え方を整えるだけでなく、口に出して話す機会が確保できるからです。

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本番で回数を積むより、練習で積んだほうが安く済みます。

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UZUZの詳細は、こちらの記事でも解説しています。


本番に近い形で、一度受けておく

練習にも種類があります。友人相手の練習と、採用する側の人を相手にした練習では、緊張の質がまるで違います。

本番で固まるタイプの方は、後者を一度は通しておいたほうがいいです。

ユメキャリ転職エージェントは株式会社DYMが運営するエージェントで、年間800名以上の新卒採用選考を行う現役面接官が直接サポートします。模擬面接や、通過率を高めるためのフィードバックが受けられます。

ここで得られるのは、答えの内容だけではありません。「その話し方だと自信がないように聞こえる」「そこは長すぎる」といった、自分では気づけない部分の指摘です。緊張して話せない原因が、実は話の構成にあった、という場合もあります。

一次選考が免除される企業もあり、年収交渉や入社日の調整も代行してくれます。

本番の前に、採用する側の人から一度判定をもらっておいてください。

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そのほかの就職サービスも含めた全体像は、こちらのまとめ記事にあります。


落ちた面接を、次の材料にする

面接が終わったあと、記憶を消したくなる気持ちは分かります。うまく話せなかった日ほど、思い出したくない。

ただ、答えに詰まった質問だけはメモしておいてください。次に同じ質問が来る確率はかなり高いです。振り返りはそれで十分で、全体を反省する必要はありません。

記録するのは質問の文言だけで構いません。自分の答えを思い出そうとすると、うまく言えなかった記憶まで一緒に戻ってきて、手が止まります。

3社受ければ、詰まった質問は自然と重なってきます。そこが自分の弱点です。全部を直そうとせず、重なった2〜3問だけ答えを作り直してください。

企業からの評価を直接聞くことはできませんが、エージェント経由なら理由を聞いてもらえることがあります。

第二新卒エージェントneoは株式会社ネオキャリアが運営する20代若年層特化のエージェントで、面接後にフィードバックがもらえます。累計利用者は22,500人以上。紹介する企業を実際に訪問し、おすすめできる企業のみを扱う方針です。

落ちた回数が、そのまま改善の材料に変わります。

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オンライン面接の場合

画面越しだと緊張しにくい方もいれば、逆に話しづらくなる方もいます。

やっておくのは3つです。カメラの高さを目線に合わせる。話すときは画面ではなくカメラを見る。背後に物が写らない場所を選ぶ。

あとは、手元にメモを置けるのがオンラインの利点です。固まったときの手順を、画面の横に貼っておいてください。

ここが引っかかっていると思います

Q. 声が震えているのは、面接官に伝わっていますか。

A. 多少は伝わりますが、それで落ちることはあまりありません。緊張している候補者は珍しくないので、面接官も慣れています。

Q. 頭が真っ白になって、答えられませんでした。もう終わりですか。

A. 1問詰まっただけなら大丈夫です。ただ、そのあと立て直せたかどうかは見られています。「すみません、少し整理させてください」と言って続けられれば問題ありません。

Q. 台本を丸暗記していくのはどうですか。

A. すすめません。飛んだ瞬間に戻れなくなります。覚えるなら、文章ではなくキーワードを3つだけにしてください。

話す材料の整理については、こちらの記事でも解説しています。

Q. 人と話すのが苦手なのに、面接を通れるでしょうか。

A. 面接で見られているのは話の上手さではありません。質問に対して答えが返ってくるか、話が食い違わないか。この2つです。流暢である必要はありません。

Q. 面接の前日、何をすればいいですか。

A. 新しい準備は増やさないでください。詰まったときの手順を読み返して、早く寝るほうが効きます。睡眠不足は、緊張よりはっきり口を止めます。

最後に|変えるのは性格ではなく、手順

面接で緊張する性格を直そうとすると、いつまでも準備が終わりません。

変えるのは手順のほうです。固まったときに何を言うか。最初の一言をどう出すか。一文をどのくらいの長さで切るか。この3つを決めておけば、緊張したままでも話は進みます。

自己分析から整理し直したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

各サービスの詳細と全体像は、こちらのまとめ記事で確認できます。

本番を練習台にするのは、いちばんもったいない使い方です。先に一度、通しでやっておいてください。

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