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あなたは、あなたの人生に集中していい


高校生の頃の私へ。



あなたはいつも、
「私だけ遅れている。周りに置いていかれる」
そんなことばかり思って、自信をなくしていたよね。



人間関係に躓いて、精神科に入退院を繰り返し、留年をしたあの日の私。
辛かったよね。
だけど、よく頑張っていたよね。





大人の私だって、辛いことが山ほどあるよ。
精神疾患と発達障害を抱えながら、高校の学び直しを始めている中で、こんなことに意味があるのかな?と疑いたくなる。
病が原因で、外で働くことが困難な状態でもある。
それでも、毎月の障害年金をありがたく頂きながら、精一杯生きている。



一方、SNSを覗くと、同級生たちは、大学入学、卒業、就職、結婚、子育て・・・。
「私はみんなと同じようには生きられないんだ」
そうやってどんどんネガティヴになっていく自分がいる。





落ち込んでいる私に、20代の頃お世話になったボイストレーナーの先生が、こんなメッセージをくれたことがあった。


人と自分の持ち物を比べる必要もないし、自分に与えられるもの、出来事に集中していればいい



私は、先生の言葉の意味をずっと考えていた。
「自分の人生に集中するって、どういうことだろう?」って。



私はよく映画鑑賞をする。
一本の映画に集中していると、他の雑念が消えていることがよく起こる。



「これだ!!」と思った。
歌の先生が教えてくれた自分の人生に集中するということは、一本の映画を集中してみることと同じだ!
そして見終わったあとは、「あ〜面白かった!」と満足する。
人生って、きっとこういうことだ!



私は、映画を見ている時、他の映画のことは気にならない。
観ている映画だけに、意識を向けている。
一本の映画を見終わった私は、先生の言葉の意味をやっと理解することが出来た!






高校生の頃の私へ。
大人の私も、こうやって毎日、試行錯誤して生きているんだよ。



他人と比較するたび、不満はどんどん募っていくよね。
悩みも絶えることはない。
だけど、それらを抱えながら、そして時には荷物を降ろしながら、繰り返し繰り返し歩んでいく。



他人と自分の人生を比べたって、結局ここにあるのは、私の人生。
自分の人生を受け入れられるのも、この私だけ。



「周りと同じでは、同じ結果にしかならない」こんな言葉もある。
周りと違うからこそ、まだ見たことがない面白い展開が待っているのかもしれない。



高校生の頃の私へ。
辛いね。
毎日、苦しいよね。
自分の人生を面白おかしく生きてみれ!なんて言われても、とても難しいことだよね。



だから高校生のあなたが、今出来ることは、一本の映画を集中して観てみることだと思う。
一度、自分の人生から離れて、映画や物語の世界に浸ってみてもいい。



そして、観終わったあと、「面白かった!」と思えたなら大成功だよ!
あなたの人生だって、きっときっとこれから面白くなっていく!
周りと違う人生、何がいけないって言うの?



あなたはあなたの人生に集中していいんだよ。
あなたの物語を観たいと言ってくれる人、きっといるはずだよ!




ことのは さおり

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