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出石に行ってみた

母を初めて出石に連れて行った。

わたしは過去に何度も訪れているけど、自分の運転で
行くのは初めてだ。
それで行く前に無料の駐車場を調べると、
いずし堂という商業施設がヒットしたのでそこを目指した。

まずお土産屋さんの方を見てから、併設されている
出石城下町史料館を見学(無料)。
入口にまず迫力の甲冑がひとつ飾ってあり、
城下町出石の歴史を感じさせてくれる展示品の数々。

如何にも重そうな甲冑類
凝った金具の箪笥
金彩の鏡台
珊瑚や鼈甲・螺鈿細工の髪飾り

武器と生活用具が共存しているのが何とも印象的。
ワンフロアでひと回りながら、十分楽しめた。

レストランも併設されていたけれど、お昼にはまだ早かったので、
出石城跡のある中心部に向けて徒歩で移動。
城趾に裏側から近づいて行く配置の遊歩道をしばし歩いた。

休憩をはさみつつ、中心部に到着。
城趾を眺め、有名な辰鼓楼(明治時代の時計台)周辺を
散策するうち丁度いい時間になったので、お蕎麦屋さんに入る。

辰鼓楼横の水辺を眺めながらいただける「登城」さんへ。
そのテラス席にするか、中にするか聞かれ、
母のひと声で店内へ。
頑張って汗だくで歩いたので、外は嫌だったみたい。

直ぐに「何枚にしますか」と聞かれる。
メニュウは皿そば一択のようで、五枚で一人前をふたつ。
追加で五枚を頼み、ノンアルビールと烏賊の麹漬けを注文。

最初は藻塩を掛けて食べるのを勧められる。
気がついたら、母は二人分のとろろ芋を全部自分の汁に投入。

提案した時は全く興味がなさそうだった癖に、
烏賊の麹漬けを「美味しい」とどんどん食べる。

「蕎麦は固くって」
暫く食べてからそう言い出した。
そば湯を貰ったのに、汁を割らずにそのまま飲み干してしまったし、
初体験の皿そばも、直ぐに忘れられてしまうのかもしれなかった。

食後はそこから少し離れた永楽館を見学へ。
入館料は大人400円。障害者手帳を忘れたけど、あれば320円。

何年前だったか、ハンドメイドの通販サイトのイベントで、
永楽館の中に出店したことがあった。
その記憶よりも中は随分とこじんまりとした印象だ。

母は客席に入ると直ぐに、「どこに座る?」と言い出す。
どうやらこれから何か興行が始まると、途中で勘違いしたらしい。
案内はなく、何処でも見て回っていいのだが、
舞台やその上への木の階段に臆したのか、
「待ってる」と言い出したので、独りで廻った。

木造りの舞台を歩くとミシミシと音がした
映画「国宝」の撮影に使われたという化粧部屋
回転装置がある舞台下の奈落

トイレに入って帰ろう、となって事件。
わたしが入ったトイレの扉が開かず、母に外から開けて貰ったのだが、
ヤレヤレと歩き出して大分経って、母が杖を無くしたことに気付いた。

きっとわたしが声を掛けたタイミングで、トイレに忘れて来たんだろう。
母をそこに待たせて、探しに戻った。
無事に発見し、母の元に戻る途中で小さなスーパー前を通過。

さっきは店先の安い山盛りトマトを「買おうか」と言われたけど、
まだ青いそれを駐車場まで持って歩く気にはなれなかった。
それを思いながらふと店内に目をやると、黄色く熟れた梅が見えた。

今年梅干しを漬けたいと思いながら、あまりにも高くて手が出ずに居た。
ふと気になって入ってみると、
その見えた立派なブランド梅の横に、地元産の少し小ぶりのがあった。
お値段なんと580円+税!
嬉しすぎて思わず綺麗なのを二袋選んでしまった。

実に2キロの梅を抱えて、弾むように母の元へ。
見せると母も歓声を上げた。
これ、杖を忘れて戻らなければ買えなかったよ、とわたし。

間違いなく本日のハイライトでした。

もう少し追熟させてから漬ける

そうそう。
母と息子に田吾作さんでおはぎを買って夕飯後のデザートにしたんだけど、
それが相当美味しかったらしく、「久しぶりに食べた」と。
でも実はあちこちで買っているので、そう思う程美味しかったらしい。
因みにわたしは半搗きのお米がどうしても苦手で、
少しだけお味見。あんこの塩梅が絶妙でしたわ。


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