ティラミス氷のダイニングメッセージ

褒められたら伸びるタイプの人間である。朝から、非常に嬉しいメッセージ(創作関係ではない)が届き、めちゃくちゃテンションが上がる。ウヘウヘと気味悪く笑いながら仕事をし、上司に書類のミスを指摘されながらも、落ち込むことなく前を向いて仕事ができた。容姿を褒められるのはやぶさかではないので、もっと褒められるようにダイエットをしようと決意をする。

夜。ごはんのおかわりをやめ、脂肪分の高いおかずを減らし、野菜を増やし、満たされた。その後、散歩にも行った。えらい。ダイエットを決意しただけある。しかし、帰ってくるとお腹が空いた。でも、痩せてもっと褒められたい。そう思いながら冷凍庫を開ける。なぜ開けたのかはわからない。ただそれは、運命だったのだと思う。まるでカーリングの石のように、奥からカップが現れた。いつぞやにばあばに買ってもらったティラミス氷である。それは、ぴたりと私の目の前で止まった。手に取らないといけない気分になる。

氷だしな。
カロリーゼロだよな。

謎理論ではない。氷は間違いなく、カロリーゼロである。私はさっとティラミス氷を持ち上げ、ピリピリと蓋を剥がした。スプーンを差し入れると、氷だというのにふわりとした心地がした。氷に何かが混ぜられている。口に運ぶと、柔らかく氷が溶けた。

なるほど。これは雲のようだ。白いふわふわとした溶けていくもの。氷を内包しているのだから、完全に雲だ。雲は食べたことがないが、カロリーはゼロだ。これは、ダイエットに最適ではないか。嬉しい。私はペロリとティラミス氷を食べてしまった。幸せな心地に包まれながら、ゴミ箱にカップを捨てる。

目の端に数字が映った。233。ティラミス氷のダイニングメッセージだろうか。深く考えるのはやめて、今日は気分良く眠ることにする。



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