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「天下の値段」(門井慶喜)を読んでー働く人の出て来る話

『天下の値段』(門井慶喜)
私は、働く人が出て来る話しは好きです。
この本の主人公は、江戸の享保時代(8代将軍吉宗の頃)の大阪で米の仲買人として活躍したお話です。
現在では、お米については、政府備蓄・農協調整・長期契約が中心で、デリバティブ市場は存在しません。この本では江戸時代には、米市場に先物取引が制度としてあった事が書かれています。
門井慶喜さんの本は、経済情報だけでなく人がきちんと描かれていて、だから「今を生きる人にも響く」?と言われる所以なのでしょう。主人公の垓太や米将軍と呼ばれた吉宗、大岡越前が出て来て享保の大飢饉を救った話しは胸がすぐエピソードです。全く歴史や経済の知識がない私でも面白く最後まで読めたのは、登場人物の感情や心の動きを上手に描いて、しかも難しい経済を絡めてわかり安く書いてあるからでしょう。
現在わたし達の主食の米の値段が上がって皆困っています。江戸時代はどうだったかなとか、関心が満たされました!
私は若い頃、大阪の商家で修行させて頂いた事も思い出しました。相当に面白い本です。機会あったら、図書館で頼んで手に取って見て下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました。(^^)
(2025.9.19読了)
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