Sakana AIのこと
AIは、ほとんど毎日使っている。
ChatGPTも使うし、GeminiもClaudeもある。どれが一番賢いのかは、正直よくわからない。
そんな中で最近知ったのが、Sakana AIという日本の会社だった。
2023年に東京でできたAIの会社で、この会社が作っているもののひとつに「Fugu」というAIがある。
これが少し変わっている。
普通のAIは、一人のすごく頭のいい人に全部お願いするような感じだけど、Fuguは違う。
これはこのAIに考えてもらおう。ここは別のAIに確認してもらおう。最後はこいつにまとめてもらおう。
そんなふうに、複数のAIを使い分ける。
一人の天才に全部やらせるというより、その仕事に合った人を集めてチームを作る感じに近い。新しくて優秀なAIが出てきたら、それも仲間に入れればいい。
この考え方は、なんとなく好きだ。
そして2026年8月13日、このFuguが「Sakana Chat」で使えるようになった。
現在は無料。ただし、日本国内限定で、日本国外からは使えない。
メールアドレスを登録しなくても試すことができる。登録してログインすると、会話履歴が保存されて、利用できる上限も増える。
同じアップデートで、Pythonも使えるようになった。
Pythonと言われても、知らない人にはよくわからないと思う。僕も別に、Pythonそのものに興味があるわけではない。
大事なのは、AIが話すだけじゃなく、計算したり、データを整理したり、ファイルを作ったりできるということ。
Excelのデータを分析してグラフを作ったり、簡単なゲームを作ってその場で動かしたりもできる。
「こうすればできます」
だけではなく、
「やっておきました」
に少しずつ近づいている。
FuguはOpenAIのCodexとも公式に連携できる。
Codexは、質問に答えるだけではなく、パソコンの中で実際に作業をするAIだ。そのCodexとFuguを組み合わせることもできる。
ただ、Sakana Chatで無料でFuguを使うことと、CodexからFuguを使うことは別の話で、Codexとの連携にはSakana AIのAPIが必要になる。
でも、一番気になっているのは性能ではない。
日本語だ。
ChatGPTを使っていて、日本語が間違っていると思うことはあまりない。でも、自然かと言われると少し違う。
なんとなく翻訳した文章みたいに感じることがある。
日本人ならそこまで説明しないだろうと思うところまで説明したり、普段の会話ではあまり使わない言い回しが出てきたりする。
音声になると、もっとわかりやすい。
ちゃんと日本語を話している。発音もできている。
でも、間の取り方や抑揚を聞いていると、たまに外国人が上手に日本語を話しているように感じる。
だから、日本の会社が作るAIの日本語はどうなんだろうと思う。
そして、Sakana Chatが日本国内限定なのも少し気になった。
Sakana AIが理由をそう説明しているわけではないので、ここからは勝手な想像だけど、もしかしたら、日本語を日本語のまま育てたいのかもしれない。
世界中に無料で開放すれば、英語も中国語もスペイン語も、いろいろな言葉で使われる。
日本人だけが使えば、日本人が普段どんな言葉で質問して、どんな答えを自然だと思って、どんな日本語に違和感を覚えるのかが集まる。
それを続けたら、世界中で平均的に使えるAIとは少し違うものができるのかもしれない。
本当にそれが理由なのかは知らない。
でも、もしそうなら面白い。
別に海外のAIが嫌なわけではない。ChatGPTもこれから普通に使うと思う。
ただ、日本でAIを作っている会社があって、それが普通に使えるところまで来ているなら、一回そっちを使ってみたい。
理由はそんなにない。
なんとなく、日本のものを使いたい。
それくらいでいい気がする。
Sakana Chat
https://chat.sakana.ai/
Sakana AI
https://sakana.ai/
Sakana Fugu
https://sakana.ai/fugu/
