見出し画像

【英語】CCC

今日ご紹介するビジネス英語は、略語の "CCC"(読みは「シー・シー・シー」)。これは "Cash Conversion Cycle" (「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」)の頭文字を取った略語だ。

日本語で「運転資金回転期間」などと訳す場合もあるようだが、外資系企業では、日本人同士での会話でも「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」や「シー・シー・シー」と、そのままカタカナ読みをすることが多い。

この CCC とは、企業が投資した現金を再び現金に変えるまでの期間を示す財務指標だ。

具体的には、CCC は、「在庫保有期間 + 売掛金回収期間 - 買掛金支払期間」という式により算出される。

在庫保有期間(Inventory Days) :在庫が保有される期間。
売掛金回収期間(Receivables Days): 売上に対する売掛金が回収される期間。
買掛金支払期間(Payables Days): 仕入れに対する買掛金が支払われる期間。

要は、CCCとは、現金を回収するのがどのくらい早いのか、その期間を示すものだ。仕入れから商品の販売までは手元の現金が減っている状態であるため、CCCが短いほど、現金を回収するのが早く、資金繰りが安定していることになる。他方で、CCCが長いと、在庫管理や売掛金の回収などに課題がある可能性がある。

例文を見てみよう。

"By optimizing our inventory management and speeding up receivables collection, we were able to reduce our CCC by 10 days."
(在庫管理を最適化し、売掛金の回収を早めることで、現金転換サイクルを10日短縮することができました。)

"Our current CCC is 120 days, which is too long. Please devise strategies to reduce it by 20 days to 100 days by the end of next fiscal year."
(現在CCCは120日ですが、長すぎます。来年度末までにあと20日短縮して100日にするよう方策を考えてください。)

ところで、CCCは業種によってどの程度差異があるのか、ググってみた。すると、「J.P.Morganの日本の運転指数レポート2022-2023」に、以下のデータが掲載されていた。

出典:https://www.jpmorgan.com/content/dam/jpm/treasury-services/documents/japan-wci-report-japanese.pdf

製造業や小売業など、仕入れを行って在庫を持ちながら商品を売る業種では、CCCの良し悪しが資金繰りに直結する。そのためこのCCCは、企業の経営者は財務担当者にとって、非常に重要な指標であり、経営会議などではいつもCCCの数値が話題にのぼる。

いつか突然「CCCはどうなっている?」などと話を振られても動揺することのないよう、財務担当者以外でなくても、覚えておいて損はない。

ご参考になれば幸いです!

私の英語系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ。

Kindleで出版中の私の電子書籍2冊(国際会議の英語と採用面接の英語についてのノウハウ本)も、よろしければ是非ご覧になってください。Kindle Unlimited対象です。

いいなと思ったら応援しよう!

サザヱ サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。

この記事が参加している募集