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ホワイトチャンパカ(ギンコウボク)

つい数日前、ホワイトチャンパカのお花を手に入れることが叶いました♪

日本では珍しい芳香植物。何年か前に開花のタイミングで新宿御苑の温室で見ることができました。全然手の届かないところに1輪、ポツンと咲いていたのでよく見えなかったけれど、木に咲いているところを見ることができてうれしかったな♡

ほっそりとした蕾た印象的。
細く反り返った花弁は、観音様の指となんだか雰囲気が似ていて
優しくてエレガントな感じです^^

学名はMichelia x alba、モクレン科の植物です。
白蘭(びゃくらん)とか、銀厚朴(ぎんこうぼく)などとも呼ばれ、学名は属名と種小名の間に “x” が入っているので、交配種であることがわかります。
調べてみると、Magnolia champaca(syn. Michelia champaca 金厚朴)とMagnolia montana(syn. Michelia montana)の交配種であるとされているそうです。
原産地は中国南部、熱帯アジアで、暑くて湿度の高めの環境で元気に育ちます。

さて、手元にやってきてくれたこのホワイトチャンパカの香りは…
ちょっとむせるような強さで、ちょっと酸っぱい香りを含んだ熟したような濃厚な甘い香り。
いわゆる南国のお花のイメージです。

わたしが初めてこの花に逢ったのは新宿御苑の温室で咲いていたお花よりもずっと前、もう20年近く前くらいになるでしょうか、バリ島に遊びに行ったときでした。
バリでは毎日、色とりどりの香りのよいお花やお米などを小さなお皿(これも植物で作られたもの!)に盛ったチャナンというお供えものをたくさんつくり、お香と共にいたるところにお供えをしているのですが、その中にフランジパニやチャンパカ(金厚朴)などと一緒に入っていたのです♡
とにかくそのお供えに使われるお花の数々は、私からすると憧れの宝石の盛り合わせ級!
その時の感動は今でもよく覚えています。

今ではこのホワイトチャンパカの香りはエッセンシャルオイルでも手に入るのですが、やっぱりフレッシュなお花の香りに触れることができるのは、至福の幸せ。

さあ、このお花をどうやって楽しもうかな…。
この香りを大切に使いたいな、ということでティンクチャ―にしたり、蒸留したりすることにしました。
数に限りがあるし、どんどん香りは飛んでしまうし、急げ!急げ!!

で、早速あれこれ取り掛かってみたら…
エタノールに付け込んだり、熱がかかると、このお花は赤みの強い茶色に変わりました!

↑ エタノールに浸けた直後
↑ ほどなくして、なんとなくオレンジ色に…
↑ あっという間に鮮やかなオレンジ色に!

やっぱり、色が変わった…。
というのも、このホワイトチャンパカに限らず、香りのよい白いお花たちの興味深いことのひとつが、この変色。
クチナシは黒っぽくて墨のような感じになるし、フランジパニはシックなダークブラウン、茉莉花は柔らかな茶色…という感じで、この美しい白い色(植物によっては多少淡黄色がかっていたりしますが、でも白い花で間違いない白色)のどこにこんな強い色が隠れていたの!?とびっくりします。

そしてもうひとつトライしたのが、蒸留。
採油率が非常に少ないだろうということで、毎度おなじみ(!)乳香樹脂と一緒に蒸留することにしました。
ただ、乳香樹脂との割合が難しく、お花の量が足りなくて、乳香の香りが圧倒的に強く出る結果に💦
でももしかしたら…ホワイトチャンパカの精油の香りは非常に強いため、少し寝かせると今よりも強くはっきりと主張してくる可能性はある…と踏んでいます^^
どうかな。ドキドキ…ワクワク…

それにしても、この色はどこに隠れているのでしょうか!
不思議いっぱいで楽しいです♡

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