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まちあわせに早くいくと、いいことがある | エッセイ

今日は5時にまちあわせだから4時に出よう。
用事がある日の朝は、家をでる時間を確認して、からだの中に置くようにいれておきます。そうすることで、掃除をしたり、ご飯をつくったり、パソコン作業をしながらも、一日をとおしてこころの準備がととのっていきます。

日が傾いた午後4時ごろ、予定どおり家をでました。
電車に乗り、友人とのまちあわせの駅に向かいます。
ヒーターの入ったあたたかい椅子に座り揺られていると、
ふと、ん?5時じゃなかったかも…と浮かんできました。
スマホをとりだしてカレンダーをひらくと”改札5時半”とあります。
めずらしく時間をまちがえました。

順調に30分前についたので、駅ちかくの本屋にいくことにしました。
ひととおりどのようなジャンルもそろう中型の店舗です。
本がずらりと並ぶ棚をゆっくりめぐっていきます。
めあての本もないので一点に集中することなく、気ままに目にはいる本を手にとっていく、こんな時間がすきです。

ふと目に留まったのは、500万部のベストセラーと赤字で書かれたきいろの帯です。
『やりたいことが見つかる世界の果てのカフェ』という本でした。
ぱらぱらめくってみます。
一時間くらいで気軽に読めそうな本です。
原作の本の副題は "A Story About the Meaning of Life"(生きる意味をめぐるストーリー)とあります。

「人生もっとなにかあるはず」
というのは、わたしも10代のころからおぼろげに浮かんでいた問いです。
あのころは今のようにはわかりませんでしたが、生活や学校や仕事などじぶんで決めているようで社会の枠の中で選択しているだけで、じぶんの中から「こうしたい」と生まれてくることは気づかなかったり、無視していたりします。
じぶんの中のみえない大事なことがぬけおちていくライフスタイルは病気のように蔓延していて、人生をよりよく生きるヒントをさがしている人が世界中にいるのだと、45におよぶ言語に翻訳されている本の人気ぶりからかんじたのです。

人生が深まることは、国や人種や考え方のちがいに関係なく、みえない内面にふかく関係することなので、世界中の人がもとめること、とは考えることでした。
やっぱりそうなのだと、本の数字がみせてくれました。
このことを知るためにおのずと早くからだが動いたのかもしれないです。

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