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ベルゲン・トラムでチケット難民になりかけた話。


ヘルシンキ・ヴァンター空港で素敵な出会いを果たした私たちは、やっとノルウェーのベルゲンに到着しました。到着と当時に北欧特有のどんよりした天気がお出迎え。到着ロビーから出て、早々にベルゲン市街地に向かって出発。

ベルゲン空港から市街地まではトラムを使っておよそ40分。エアポートバスという選択肢もありましたが、ゆっくりと楽しみたいのでトラムで行くことに。ヘルシンキではいちいち切符を買ったりするのは面倒だったので「ヘルシンキカード」という鉄道やバス、一部の観光地の入場料が割引になるものを購入したので、交通でのトラブルはありませんでした。ベルゲンでもそのようなシステムがあるようでしたが、費用対効果を考えて購入はせず。そのためトラムに乗るための切符をベルゲン空港で買う必要がありました。


ベルゲン空港駅で切符を購入するため、プラットフォーム上にある券売機をタッチするとなぜか「out of order」のようなノルウェー語で明らかに故障してますよという表示。何度か迷っていると、後ろから日本語で声をかけられました。

「それなんか使えないらしいよ。エスカレーター上がったところに券売機あるからそこで買えるよ」と旅慣れした50代のおばさん。その方もなぜか切符を買っていなかったらしく、一緒にエスカレーターを上がりました。そして使えるらしい券売機での購入を試みます。まずはそのおばさんがチャレンジ。行き先を指定して、タッチ決済が完了しました。ですが切符は出ません。券売機の画面には切符をSMSで送るから電話番号を入れてくれとの表示。おばさんは自分の電話番号を打ち込みますが、一向に切符が届かず。その画面の横にQRコードがありその先にあるURLからも切符がダウンロードできると案内されていたので、おばさんは試します。すると決済したクレジットカードの番号を入れる必要があったらしく、「これ怖いからやめとくわー」とつぶやき、そのまま切符がない状態でベルゲン市街地に行ってしまいました。

罰金などの規定もあったので、私たちはなんとかしてでも切符を手に入れないといけません。おばさんと同じように行き先を指定して切符を購入します。タッチ決済までは同様にうまくいきます。しかし問題のSMS送付は私たちもうまくいかず。QRコード先のホームページに飛んでみると案の定「クレジットカード」の情報を記載するように指示があります。奥さんは危ないからやめておけとの話でしたが、私は意を決してクレジットカードの情報を入れてみました。するとすんなりと切符が出てきました。すぐさま私はその画面をダウンロードしました。これで無銭乗車せずに済むと安心してトラムに乗り込みました。


実際のチケット

トラムに乗り込み約40分の旅ですが、市街地に近づくにつれてどんどん人が多くなってきました。席が満席になり立つ人も増えてきたころ、大学らしき建物の最寄り駅に到着したときに、黄色い警備員のような服を着たいかつい体の大きい人たち数名乗り込んできたのです。その人たちはチケットを確認する人たちでした。一人一人に「チケットを見せろ」というように声をかけていきます。日本の鉄道ではありえないような高圧的な態度です。黄色い大きい人たちが私たちの席にまでどんどん近寄ってきます。

そしてついに私たちにチケットを見せるように声をかけてきました。私はダウンロードした画面を出したところ、すんなり笑顔でOKと返されました。ほっとしたのも束の間、次は私たちの目の前に座っていた学生らしき女性のチケットを確認しました。彼女はしっかりチケットを出しましたが、それでは終わりませんでした。雰囲気から察するに、学生料金で乗車しているから証明できるものを出せと。彼女はおてのものかというように財布から「学生証」を提示しました。ですがそれでもだめだと。それ以外にも証明するように言われていました。私なら日本でやられてもお手上げしてしまう状況で、どのようにするかと思っていたら、とっさにPCを開きました。そしてPCの画面を見せたところ、すぐにOKと言われて終わりました。なにを見せたのか気になりますが、学生証のほうが偽造できないのになぜ信用しないのかなとモヤモヤしていましたが、何にもなくてよかったです。

ちなみにその黄色い人たちは私たちがベルゲン市街地から空港に帰るときには現れませんでした。たぶんランダムでどこかの駅で乗り込んで降りていくのでしょう。私たちはチケットを持っていたので何にもなりませんでしたが、あのおばさんはどうしたのでしょうか。私たちの車両に現れたのだからおばさんの車両には出なかったのでしょう。まああんな感じで旅行しているのだから何とかしそうな感じはしますけどね。日本の鉄道に慣れているとどうしても海外の鉄道には違和感を感じますね。そもそも改札がないのですし、チケットを持ってなくても乗れてしまうのですから・・・・。(笑)

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