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海を越えても、別れは同じ色をしていた

女性目線・生活感・温度や手ざわりを重視して、感情と実務をつなぎます。

アメリカの葬儀に立ち会うと、
日本とは違う手順の中に、
同じ想いが流れていることに気づきます。

訃報が届けば、まず葬儀社へ連絡します。
専門のディレクターが寄り添い、
埋葬か火葬か、祈りや音楽、
会場の形まで一緒に決めていきます。
迷っても、誰かがそばで導いてくれる安心がありました。

数日後には、ビューイングと呼ばれる時間。
棺の前で故人と静かに向き合い、
最後のひとときを過ごします。
カトリックの家庭では、ウェイクという祈りの夜を開き、
故人を囲んでろうそくの灯りを見つめます。

葬儀は教会やチャペルで営まれ、
祈りや弔辞、賛美歌が響きます。
そのひとつひとつが、
故人の歩みを丁寧に包んでいくようでした。

やがて棺は霊柩車で墓地へ運ばれます。
短い祈りのあと、土へ還る人もいれば、
炎に委ねられる人もいます。
その選択は宗派や家庭によって違い、
「生き方」と同じように「送り方」も多様です。

葬儀のあとには、家族や友人が集まり、
食事を囲んで思い出を語り合います。
涙の合間に、やわらかな笑い声が混じる。
別れは悲しみだけではなく、
感謝や絆を確かめる時間でもあるのだと、
胸に残りました。

国が変わっても、
最後に見届けたいという想いは同じ。
送り方の違いよりも、
「大切な人を、ちゃんと送りたい」という願いに、
人の心はひとつに重なるのだと思います。



✦ 送る人コンシェルジュ
送る人をそっと支える。それが、わたしの役目です。

🏷 ハッシュタグ
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