給料?休日?でもない。若い人が未来を描ける会社に必要なもの
昨日のブログの伏線回収です
昨日のブログで、品川駅のタクシー乗り場で驚いた話を書きました。
次々とやって来るタクシー。
その運転席に座っていたのは、
私が想像していたより、はるかに若いドライバーさんたちでした。
「最近、お客さんはいるんですけど、ドライバーが不足しているんですよ。
それで会社も新卒採用を本格的にやってまして」
乗車したタクシーの若いドライバーさんから、そんな話を聞きました。
昨日の記事では、
若い人が来ないのは、業界のせいだけではない。
会社次第で、若い人は来てくれるのではないか。
そんなことを書きました。
今日は、その続きです。
では、
若い人が自分の未来を描ける会社を作るためには、
何が必要なのでしょうか。
若い人が自分の未来を描ける会社
私は自分の会社も、そんな会社に近づけていきたいと思っています。
若い人が入社して、
「ここで頑張ってみよう」
「この会社なら給料も上げていけそうだ」
「結婚して家庭を持っても働いていけそうだ」
「もっと責任のある仕事にも挑戦してみたい」
そんなふうに、自分の5年後、10年後を想像できる会社です。
給料も上げたい。
休みも増やしたい。
福利厚生も充実させたい。
働きやすい職場にもしたい。
頑張った人がきちんと評価される仕組みも作りたい。
経営者なら、誰だってそう思っているのではないでしょうか。
しかし、
「そうしてあげたい」だけでは、会社は変わりません。
理想を現実にするために
先ほどのタクシードライバーさんの言葉を、もう一度見てみます。
「最近、お客さんはいるんですけど、ドライバーが不足しているんですよ。
それで会社も新卒採用を本格的にやってまして」
私は、この言葉の中に一つの答えがあるように思いました。
「お客さんはいる」
ここです。
つまり、
仕事がある。
どれだけ若い人を採用したくても、
その人に任せる仕事がなければ採用できません。
どれだけ給料を上げたくても、
売上がなければ上げられません。
どれだけ休日を増やしたくても、
人を増やせるだけの利益がなければ難しい。
新しい設備を入れるのも、
職場環境を良くするのも、
人材教育にお金をかけるのも同じです。
全部、会社にそれだけの力がなければ実現できません。
魅力的な会社を作るには原資がいる
「若い人が働きたいと思える会社を作ろう」
言葉にすると、とてもきれいです。
しかし経営者の立場から考えると、
魅力的な会社を作るためには、原資が必要です。
その原資はどこから生まれるのか。
お客様から仕事をいただき、
売上を作り、
そこから利益を残す。
結局はここに戻ってきます。
利益があるから、人を採用できる。
利益があるから、給料を上げられる。
利益があるから、設備投資ができる。
利益があるから、休みを増やすために人員を厚くできる。
そして会社に余裕が生まれるからこそ、
そこで働く人にも未来を見せることができる。
私はそう思っています。
きれいごとだけでは続かない
社員を大切にする。
若い人を育てる。
働きやすい会社を作る。
もちろん、どれも大切です。
しかし、それを継続するためには、
定期的に仕事が入ってきて、それがきちんと回っていく会社でなければならない。
仕事が入る。
人が必要になる。
人を採用する。
人が育つ。
さらに仕事を受けられるようになる。
売上が増える。
利益が増える。
その利益を、給料や設備や働く環境にもう一度使う。
そして会社がさらに魅力的になっていく。
私は、この循環を作ることが大切なのだと思います。
若い人が未来を描ける会社を作るために、一番必要なもの
給料でしょうか。
休日でしょうか。
福利厚生でしょうか。
会社の知名度でしょうか。
もちろん、どれも大切です。
でも、その土台にあるものは、
「この会社には仕事がある」
ということではないでしょうか。
仕事があるから売上が立つ。
売上があるから利益を出せる。
利益があるから会社を良くできる。
会社が良くなるから、若い人が未来を描ける。
だから私は、
若い人が自分の未来を描ける会社を作りたいと思うなら、
経営者がまずやらなければならないことは、
未来を語ることだけではなく、未来につながる仕事を作り続けること。
なのではないかと思っています。
夢や理想を語ることも大切です。
でも、その夢や理想を実現するために、
今日も仕事が入ってくる会社を作る。
案外、それが一番地味で、
一番大切なことなのかもしれません。
