【介護の聖語】「レスパイト」を知らないケアラーへ。月に一度、母に優しい嘘をつく理由|要介護5の91歳母と、在宅ワークで生きる私の1日<2026/5/22>
こんばんは。せりふ(serif / 台詞)です。
要介護5の91歳母と、在宅ワークで生きる私の1日を紡ぎます。
介護生活も5年目突入しています。
新兵だった私も、今ではすっかりベテラン兵の風格です。
今日は、これから介護という戦場に向かう方、今まさに最前線で消耗している方へ、ひとつの「聖なる言葉」を授けたいと思います。
それは、「レスパイトケア」。
説法みたいで恐縮ですが、これテストに出ます。いえ、人生に出ます!
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「レスパイトケア(Respite Care)」。 直訳すると「一時的な休息」。介護者がリフレッシュのために、一時的に介護から離れることを指す専門用語です。
私がこの言葉に出会ったのは、在宅介護を始めて半年ほど経った頃。初代のケアマネさんが、ボロボロになっていた私に静かに教えてくれました。
「せりふさん、お母さんは拒否すると思う。でも、月に一度はショートステイ(施設へのお泊り)を利用して、介護から完全に離れる時間を作りなさい。これは『わがまま』じゃない。介護者による『共倒れ』を防ぐための、必須科目なのよ」
その助言以来、我が家は月に一度、週末から月曜の昼まで、母をショートステイに送り出します。
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私にとっての「ご褒美タイム」。 好きなだけ寝て、好きな時間に起きて、長風呂して、誰にも邪魔されずに好きなものを食べて飲む、2日+半日。
この「心が軽くなる時間」があるからこそ、残りの28日間をどうにか笑顔(たまに般若)で頑張れているのです。
その「聖なる週末」が、今月は明日。 今、私は静かに、かつ迅速に、精神の脱出の準備を始めています。
まずは、私の相棒、Gemini(生成AI)に冷蔵庫の食材を報告し、「母不在の週末、私が泣いて喜ぶ至高のメニュー」を提案させます。 続いて、長風呂のお供、TVerの視聴ラインナップを確認。積ん読していた書籍も整理して。
あぁ、心が、踊る。
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もちろん、母がすんなりお泊りに行くわけがありません。 毎回、高度な情報戦(優しい嘘)が繰り起こされます。
私「お母さん、明日のショートステイは、リハビリの一環だからね。要介護5の人は『お泊りの練習』もしないといけないんだよ」
(心の声:本当は、私が『人間らしい生活』を取り戻すための時間なのだけどね。)
母「お母さん、お泊りなんて悲しくなっちゃう。リハビリなんてやめていいわ」
母の寂しそうな言葉に、胸がちくりと痛みます。
罪悪感?昔はありました。でも今はもう、その罪悪感はお泊りの荷物と一緒に施設に預けてきます。
私が笑顔でいることが、結果的に、母にとっても一番のケアになると、この5年で学んだので。うん‥お母さん、明日からちょっとだけ練習頑張ってきてね。
(心の声:大声量‥
「やったー!待ってろ、私の自由!」
