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ストリートピアノを弾いてみて ~ヤマハ銀座店「C3 Centennial」~

どうも、胡麻大福です。
急に秋の気配がやってきて驚いております。こういう季節の変わり目は体調を崩しがちなので、気を付けたいところです。
さて、今日は今までとはちょっと違ったテーマ
「ストリートピアノを弾いてみた感想」
を書いてみようかなと。
ちなみに自分なりに、ちょっとしたシリーズにできたらなぁと思ったりもしています(笑)


私とピアノについて


本題に入る前に、私とピアノの関係について少しだけ。

幼少の頃の思い出

実を言うと、私の親はピアノの先生でして、その影響(せい?)もあって、幼少の頃は親からピアノを習っていました。
ただ、小学校低学年の頃には挫折して、早々にドロップアウト。まぁ、理由はシンプルで、
「ピアノを弾くのが、とにかく苦痛だった」
からです。というのも、

  • 親がピアノの先生なので、自主練していても自由に弾いていても、すぐ指導が入る

  • 親自身が音楽高校・音楽大学のピアノ科出身なので、自分が受けてきたような本格的な指導を、血のつながった私にもすれば同じようにできるようになると、親は思っていた節がある

という状況でした。感覚的には、
「家が塾で、親が塾の先生」
みたいなものを想像していただければ……、まぁ、大体の人は嫌ですよね(笑)そんな感じで、私は早々にピアノから離れてしまいました。
もちろん、親がピアノの先生で、その子どもが立派なピアニストになるケースも当然あります。なので、環境が悪かったというより、単純に当時の自分には合わなかったんだろうなぁと思っています。

ピアノを挫折してから

ピアノをやめても音楽そのものは嫌いにならなかったんですよね。ひたすら聴く側になりました。一方で、心の片隅にはずっと、
「ピアノ、弾けたらいいなぁ」
という気持ちは常々残っていました。ただ、再び習おうとはしなかったんですよね。ただ、その気持ちが芽生えるたびに、

  • どこかの教室に通えば月謝が掛かることが浮かぶ

  • でも、「親に習えばタダである」というドケチ根性が発動する(笑)

  • 一方で親に習えば、また昔のような厳しいレッスンが始まりそうで、それはそれで精神衛生上よろしくないと思う

という思考がループして、
「弾きたいけれど、習いたくない」
という状態が長いこと続いていました。

1年ほど前にピアノを再開

そんな自分が、1年ほど前にふと
「親も年をとってきた。いつまで元気でいてくれるか分からない。」
「だったら、親が生きている間に、親が持っている『何か』を少しでも自分の中に残せないかなぁ」
と思ったんですよね。普通なら料理とか、そういうものなのかもしれません。でも私は、
「もう一度、親からピアノを習おう」
と思いました。
理由はいろいろありますが、大きかったのは、

  • AIがどんどん発展しても、親自身が持っているピアノ表現や感覚は、親が生きている今しか直接教わることができない

  • 親は井口基成先生にピアノを習っていたので、その流れのほんの一部でも、自分の中に残せたら良いなぁ

と思ったことです。一方で、今回は昔と同じことにならないように、

  • 大好きなバッハの曲から、自分が弾けそうなものを練習する

  • あくまで自分のペースでレッスンを受ける

というルールにしました。
そんな感じで、1年ほど前から月3~4回、親からピアノを習っています。

レパートリーができてから

もちろん、再開当初はすっかり指の動かし方なんて忘れていました。
それでも1年ほど続けていると、ミスタッチはするし短い曲ではあるものの、
一応「これなら最初から最後まで弾ける」というレパートリーができました。

そうなると、街中で自由に弾けるピアノを見つけた時に、
「ちょっと弾いてみようかな」
と思い、実際に弾いてみると、これが面白い。
置かれている場所も違えば、ピアノそのものも違うし、保管環境や調整状態も違うので、
同じ「ピアノ」なのに、それぞれ全然違う「味」がある。

そして今度はふと、
自分が弾いた時に感じたことを備忘録として残してみたら面白いかなぁ
と思い、今回noteに書いてみることにしました。

ストリートピアノの定義について


なお、このシリーズで表現するストリートピアノは、
「場所を問わず、一般の人が演奏することを許されているピアノ」
くらいの広い意味にしましょう。

記念すべき第1回は……


そんな記念すべき第1回。申し訳ないのですが、
「これをストリートピアノと呼んで良いのか?」
と思われるかもですが……
ヤマハ銀座店1階・ブランド体験エリアに展示されている
2000年に発売されたヤマハピアノ製造100周年記念モデル。
「C3 Centennial」

現在、ヤマハ銀座店で開催されているピアノ企画展示の中で展示されており、スタッフの方に声を掛ければ一般の来店者も演奏することができます。展示期間は2027年4月12日までです。

ちなみに、このピアノ、まず見た目から普通のグランドピアノとはかなり違います。
まず目を引くのは落ち着いた茶色のボディ。アメリカンウォルナットを使っているので、一般的な黒いグランドピアノとは違うんですよね。

そして鍵盤蓋や譜面台、側板にはバラの花柄などの象嵌が施されています。

さらに脚やペダル周りも含めて、独特な形に彫られていると。

まさに
「記念モデルですよ」
というオーラ満載で美しいんですよね。

それでもって、このC3 Centennialは、期間中に開催される若手ピアニストによるミニコンサートでも実際に使用されています。

そんなピアノを、
「一般のお客さんも弾いていいですよ」
としているのだから、ヤマハさんの懐の広さは凄いなぁと思う次第です。
そして今日、ヤマハ銀座店へ買い物に行ったついでに、弾いてきてしまいました(笑)

弾いてみた感想


さて、ここから弾いてみた感想を書こうと思うのですが、その前に、

まず、おことわり

ここから先は、完全にピアノ素人である私個人の感想です。
さらに比較基準となっているピアノは、幼少期から実家にあり、今でもレッスンで使っている約60年前に製造されたYAMAHAのG2。
このように、私は普段から立派なコンサートグランドピアノを弾き比べている人間ではありませんので、
「へぇ、そう感じる人もいるのね」
くらいで読んで、何かしらの参考になれば幸いです。

ちなみに今回弾いたのは、バッハの「6つの小前奏曲(6 Little Preludes) BWV 933-938」の中から、自分がレパートリーにしている1曲です。
(というか、今、人前で弾けるのはほぼそれしかありません(苦笑))

「音」:家のG2より色彩豊かな感じ

まず、「音」。
あくまで演奏している自分の位置で聞こえた音ですが、
とてもよく響いて、弾いていて気持ちの良い音でした。
ただ、家にあるG2とは、かなり印象が違いました。
自分の中でG2の音が、「真っすぐ」だとすると、
C3 Centennialは、「コーラスが入っている」ような印象。
そのため、弾き慣れているバッハの曲が、C3 Centennialで弾くと少し華やかな色が付くように感じました。
もちろん、良い悪いという話ではなく、
「同じ曲・同じメーカーのピアノなのに、ピアノが変わると印象が変わる」
というのを体感できて面白かったです。

「タッチ」:ヌルッとした重さ?

次に「タッチ」。
これは表現が非常に難しいのですが、家のG2と比べて、
「ヌルッと重い」という印象を受けました。
「重い弾力性がある」と表現した方が近いのかもしれません。
家のG2は、自分の感覚だと、「硬い木材をストンと押す」ような感じ。
一方、C3 Centennialは、押した時に「少し粘りというか、弾力というか、そういうもの」を感じました。
弾き慣れているG2とはかなり違ったので、不思議な感覚でした。

スタッフの方との小話

弾いた後、ヤマハ銀座店の方から個人的には興味深い話も聞くことができました。お話によると、

  • フロアにいる人の数によって、音の響き方も変わる

  • ミニコンサートの際には、演奏するピアニストの好みに合わせて「音」や「タッチ」をコンサート直前まで調整している。

  • 調整によって「ピアノの性格」が変わるので、その違いもぜひ体感してほしい

とのこと。これを聞いて、私としては、色々とハッとしました。
というのも、私の頭の中では、売り場に置いてあるような、スタンダードに調整されたピアノの感覚で弾いていました。
ただ、今回弾いたC3 Centennialは、各ミニコンサートの都度、各ピアニスト用に調整されているなら、日を置いてまた弾いてみたら違うタッチになっているのかなと思い、あわせて、
またいつか弾きに行けたらな」
と思いました。

ちなみに、今回弾いたC3 Centennialの企画展示は、2027年4月12日まで開催予定とのこと。
気になった方は、展示期間中にヤマハ銀座店へ行ってみると面白いかもしれません。なお、演奏希望の場合は、現在の案内ではスタッフの方への声掛けが必要です。

おわりに


ひとまずこんな感じで、ピアノ素人による、
「ストリートピアノを弾いてみて」の記念すべき第1回でした。
細々ではありますが、今後も都内にあるストリートピアノを巡って、その都度、
「これはこんな感じだった」
「あれはこんな感じだった」
と残していくシリーズにできたらなぁと思っています(笑)
ではでは。

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