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魔法少女ノ魔女裁判傍聴記録【感想】

先に書いておくと、良いゲームでした。
そして、「全然まっすぐに刺さっていない自覚がある上で楽しめた」と言う感想です。
無駄にクソ長くなってしまったので怠くなったら【判決】まで飛ばしてください。

『魔法少女ノ魔女裁判』の全力ネタバレと、『ダンガンロンパ』シリーズ、また『レイジングループ』『グノーシア』にも少し触れます。


【冒頭手続】

傍聴態勢

感情移入の致命的な弱点/『ダンガンロンパ』のクローニング|KS

以前こちらの記事で書いたように、自分は「女性主人公の作品」、特に「女性しかメインキャラが居ないタイプの作品」に慣れていないというか、有り体に言えばキャラへの感情移入があまりできません。

なので『魔法少女ノ魔女裁判』は自分にとっては、普段ならば滅多に触れる気にはないであろうキャラ構成のゲームなのですが、ダンガンロンパっぽいゲームやりたさにプレイしました。

そして結論から言うと、順当に感情移入は殆ど出来なかった上で、ちゃんと楽しめて人にお勧めできる作品でした。
特に「圧倒的好評」にも文句はありません。


しかし感情移入できていないということは強烈な加点要素を喪失しているということであり、その分の加点要素があればスルーしているであろう部分等も気になってしまっています。

キャラ以外の点数キャラの点数が仮に分かれているとして、後者の得点が高ければ前者もそれに釣られて上昇するし、逆に後者が低ければ前者もそれに釣られて下降するってところですね。

と言っても、本当に「自分が感情移入できていない」だけでキャラ造形の出来は普通に良かったと思います。なので、完全に自分の問題ですね。


まあ要するに、少し厳しめな目線での評価をしている部分もありますがそれはあくまでプレイヤー側の問題が大きく、一般的には些末な問題であるだろうという前提でのお話になります。
その部分についてはより楽しめた人目線で言えば愉快なものでは無い可能性が高いため、そこはご寛恕ください。


冒頭陳述

このゲームは明らかに『ダンガンロンパ』シリーズにインスパイアを受けた作品ですが、それをしっかり自己流に落とし込んで別のゲームとして仕上げていたと思います。

ストーリーに関しては、導入だけを見ればまさにダンガンロンパ、というかつまりは特殊な才能を持った少年少女(少女だけ)を集めて共同生活させ、殺人事件が起こった場合に全員で裁判を行い、犯人を見つけて処刑していくというものです。

キャラに関しては、基本的に少女全員が原罪、もといトラウマを抱えており、多感な時期の少女であること以上に精神面に問題があります。

ゲーム性の部分に関して言えば、ダンガンロンパの学級裁判をかなり簡略化してノンストップ議論だけにした、言うならば(?)略式裁判のようなものでした。裁判パートそのものだけでなく、探索パートも非常に簡略化されています。

【審理】

ストーリーについて

大枠のイメージだと本当にかなりダンガンロンパなのですが、実際の中身はかなり違います。
ダンガンロンパの場合、「メインシナリオ」はあくまでクリフハンガーで読者の心情を引っ張っていくために用意された、どちらかと言うとオマケ側の存在であり、「個々の事件のシナリオ」を面白く描くことをメインにしていたと思います。「逆転裁判」シリーズなども基本的には同様で、この手のミステリーゲームでは実際のところ、そちらの方を主題にするのが一般的では無いかと思います。

ですがこのゲームはむしろ、かなりメインシナリオ側に力を入れています。
基本的には主人公がただ正義側に立って事件を解決していく側である逆裁・ダンロンと違い、主人公もきっちりと問題を抱えており、それが幾度も爆発するのがわかりやすい違いかと思います。
それ故に、「読者視点に立つ存在としての主人公」ではなく、「あくまで主人公も登場人物のうちの一人である」という趣が強いです。

そしてそれが、メインシナリオの盛り上げ・カタルシスには一役買っているんだろうな、と思いました。
自分の場合はキャラに感情移入しきれていなかった為にそこまでシナリオで盛り上がっていたわけでは無いのですが、それでも最終裁判はかなり熱い展開だと感じました。しっかりキャラに感情移入できている人からすれば最高に盛り上がる展開だったことでしょう。

キャラとストーリーはそこそこ不可分であるため切り分けて語るのが少し難しいのですが、基本的にこのゲームの個々の事件のストーリーは各キャラの掘り下げを行うことがメインテーマとして作られていたのではないかと思います。
事件のためにキャラを動かしているのではなく、キャラのために事件を作っているという印象。
それがちゃんと最終裁判の展開に繋がっているので、好みはさておき構成としてはかなりちゃんとしていたのではないでしょうか。
事件そのものの規模は最後まであまり大きく無いんですよね。

また、死に戻りした上で主人公交代というのはかなり驚きでした。
なんか明らかに一人目の主人公であるエマが問題を抱えたまま、その問題があまり掘り下げられないままに進行していって爆発したので、流石にまだなんかあるだろうとは思っていましたが。
あとまあヒロもどっかで出るだろ、というか裁判関係なく最初に無理やり退場したやつがラスボスパターンだろと思っており、「なんか謎に第三者視点なのこれ伏線だろうな~後でヒロ出てくるだろうな~」などと思ってたんですが。
半分くらい当たってるっちゃ当たってるんですが誰だよお前!ってなりましたね、一周目ラスト。

レイジングループっぽいという噂を聞いてモチベ上がってプレイしたんですが、別にそこまで「っぽく」は無かったですね。
ただ最後の展開のまとめ方は確かにそれっぽい。
まあこれは単にデスゲームものにループ要素を組み合わせたらオチは大体こうなるんだろうなと言う感じで、グノーシアでも似たようなところがありましたね。
そしてそれらの二作品と違ってこの作品は作中でのループ回数が極めて少ないので、「ループものとして面白いのか」と聞かれると流石に違うかなと思います。
最初と最後に美味しいとこだけちょっとつまんだ感じですね。そもそも二周目ループによる恩恵とかほぼ皆無に近いし。
というかヒロよりココの方がループものみたいな味出してないか?結局あんまり暴れなかったけど。

あとメタ要素もちょっとだけつまみましたね。結局「自分」がどういう立場の存在なのか全く示唆が無くて少しよくわからないところがありましたが。
「自分」が誰なのか、というのもちゃんと話に組み込まれているとなお良かったかと思います。パラノマサイト、グノーシアみたいに。
まあなんかこう続編と合わせた世界観の中にいるのかな?という雰囲気はありますが。新作とかで説明有るかも?

というかココだけ第四の壁あっさり突破できるの凄すぎない?

結構色んな要素をつまみ食いしていた感じだったと思います。


なんか広告とかだと悪趣味さを前面に押し出していた印象で、「ダンガンロンパを真似るにしても別にそこはわざわざ真似る必要あんま無いんじゃないか…?」と少し不安だったんですが、蓋を開けてみると別に全然悪趣味じゃなかったです。むしろダンロンより全然優しい世界でした。

まあこれ、単に自分がキャラに感情移入してなかったせいであんま全体的に展開に対してショックを受けなかったというだけの可能性はありますが。
処刑ボタンをプレイヤーに押させることで恐らく自分が処刑した気持ちになって嫌な気持ちにさせようとしていることに気付いたのが終盤も終盤で、それまで「毎回これあるけど結構押す時間長いな…」って即押ししちゃってました。
多分本来ここでうげぇってなるべきなんですよね…

別にこういうの全然効かないよ、とかそういう達観ぶってるわけでは無く、別にダンロン2-5章等を筆頭とした犯人指名シーンではちゃんと滅茶苦茶嫌な気持ちになっていたので、ただただ自分が感情移入しそびれて理解できていなかっただけで執行ボタンは面白い演出だと思います。


キャラについて

何度も書いている通りあまり感情移入出来ていないので結構冷めた目線での語り口になってしまいますが、ちゃんとどのキャラも良い造形をしていたと思います。

桜羽エマ

ダメそうでダメじゃないちょっとダメな子

ぶっちゃけ一人目の主人公であるエマが明らかに大問題を抱えていそうな匂わせ全開のキャラだったので、基本的な発言自体は苗木くんみたいなまっすぐな主人公タイプであったにも関わらず、でも闇抱えてるんだろ?という訝しむ目線で見てしまい余計に感情移入しづらかったところはあります。

というか実際、一周目はエマの一人称目線ではなく三人称目線で読むことが想定されているように思えます。
特に一周目は、地の文がユキの目線で語られていますし。
かなり序盤から、この手のゲームで地の文が三人称なの明らかに違和感あるし多分この視点を実際に綴ってるキャラが居るんだろうな~と思ってましたが当たってましたね。

最後の展開もそうですね。「画面の前のあなた」を前提にしていました。
といってもオマケ気味でしたが。

最終的には、まあ実際に単なるいい子ってわけでも無さそうなのですが匂わせに比べると全然良い子だったので、落として上げる感じで結構好印象でした。
一周目の時の苗木くんぶった発言はだいぶ冷めた目線で見ていましたが、最終裁判での論破はちゃんと熱くなりましたね。
前作主人公/ライバルとの共闘展開的な。
というか最後「それは違うよ!」とか言ってなかった?聞き間違い?


二階堂ヒロ

「納得」は全てに優先するぜッ!!

まさかの死に戻り主人公…なんだけど別にあんまりそれを活かすシーンは多くない、というかほぼラストの一度しか無いに等しいというちょっと珍しい感じの主人公でした。なんならラストの部分も半分くらいはおじさんの力でループと同等…どころか下手したらそれ以上の「引き継ぎ」を生んでましたし。
自殺できない上にバッドエンドの記憶も継げない死に戻り主人公って弱いよね…

一応デスゲーム&ループものという点だけ見るとレイジングループグノーシアに酷似した要素ではありますが、実際の進行は全く別物でした。
デスゲームだけどハッピーエンドという点では似ていますが。

まあ性格考えたら自殺できないのは納得なんですが、折角ループ能力とバッドエンドがあるならそれを活かした展開があっても良いのにな~とはちょっと思いましたね。
見えないところでループしていることになってるのかとも思いましたが多分無いですよね、死に戻りすら通用しないバッドエンドが複数ありますし、ココの能力でも普通に一周目・二周目・三周目の記憶しか無かったように見えますし。

あくまでこの作品はループが主題では無いからその辺は深くやらなかったんでしょうね。
ほぼ全員そうなんですけどメンタル弱めだから普通に何度も死亡ループしてたらおかしくなりそうだし。というかバッドでなってたし。

ふさゆきさんみたいなサイコパスならいくら死んでもよかったんですが…
シナリオ的に、あんまループ能力全開でシナリオを攻略されると殺人にあまり明確な必然性が無い本作では殺人事件なんかそんな起こさずにもっと容易に解決できるだろ、となってしまい話の方向性が全く変わってしまうのが大きそうですね。
ふさゆきさんの黄泉忌みの宴攻略みたいなノリでやられると悲壮感も絶望感もクソも無くなってしまいそうです。
個人的には見てみたいですが、この作品とは相性が悪すぎますね。

二周目のヒロ視点に関しては、一周目よりもちょっと感情を入れ込みやすかったです。ヒロも初見かなり大概な人格ではあるのですが、自分の中で納得できないものが受け入れ難く暴走してしまう辺りにこれ私のことだ…要素があったのと、エマのようなを感じさせず表面上でちゃんと暴走していたからですね。
なんなら一周目で即暴走死した時点で気持ちわかるわ~って所はありました。
それはそれとして絶対後でなんか伏線回収される奴だろうな…とも思いましたが。

本来比較的オーソドックスな主人公性格なのはエマなのですが、実際に主人公らしい目線で自分がプレイできたのはどちらかと言えばライバルキャラ造形?なヒロというあべこべな感じになっていました。

あと割とすぐに段々結構丸くなって主人公らしくなりましたよね。
というか元の性格はこういう子なんだよ、ってことだと思いますけど。
なんだかんだ良い子なので逆に自分とは乖離していったり。

融通が利かない超めんどくさい人だった頃の方が感情移入できましたね。
融通が利かない超めんどくさい人なので。

てか最後「意義あり!」って言った?言ったよね?

夏目アンアン

超高校級の文学少女かと思ってたらそんなでもなかった

多分メンタル弱者ランキング上位

しかし能力強者ランキングも上位

メンタル弱いし議論弱いしよわよわなんですが能力が普通にラスボスにもちゃんと通じる強者なのでそこそこ存在感ありました。
ノアがあんな超高校級の画家(能力込みだけど)だったのに対してこんなに文学風味溢れるキャラ付けしといて全然そんなに文学力高くないのは笑いましたが。
というかヒロの方が普通に優れてるのもひどい…

事件についてですが、「これクソ女を処刑してく話か?」と最初勘違いさせられた原因の二番手くらいに付けている気がします。まあ一番手が抜けてるので別にそこまでじゃないんですが…

何なら全体的に言えるんですが、「事件を起こした原因」について語られるのが基本的に「本人たちのトラウマ」由来の話だけで、「でも黒幕が悪いんだよ!」苗木くんのように正しい方向に導く人が居ないんですよね。
そして実際、ダンガンロンパやレイジングループとは違って少なくとも表面上は「殺人に必然性が無い」んです。一応建前上は「誰も殺さなければ平和に生活できる」ということになっています。勿論実際は色々干渉されて結局殺人が起きるわけですが、形式上はあくまで自分の意思でやった感が強いんですね。

実際話の流れ的には多分魔女因子もとい黒幕&ラスボスコンビが悪いよ~ってことで、本人たちは悪くないんだよということにはなっていると思うんですが。

それが特に序盤は全然語られないし、何ならそれなりに明かされた後でも逐一言ってくれたりはしないので、かなり自己中心的な理由で人を殺しちゃってるように見える子が数人います。そのうちの一人ですね。
まあこの子の場合はちょっとおじさんも軽率だったと思います。
そっちはまた後で書くものの、非常に良い子なんですが自己犠牲と事なかれ主義が悪い方向に発揮されたパターンでしたね。

オチ、というか結末として島に残ると言うのは納得できるし良かったですね。ノア、マーゴとの組み合わせも丁度いい感じ。


城ケ崎ノア

超高校級のバンクシー(偽)

ダンガンロンパ的血液演出デザイナー。
中々センスの良い演出だったと思います。

二周目の恩恵を受けていたキャラですね。
ダンロンだと即死してそのまんまで終わりでしょうし。

ヒロとかなり仲良しになりましたが、そんな子がまさかの…ということで。犯人としての意外性はありました。
なんかトリックというか謎解きの過程が微妙にわかりづらくて納得いかなかった気がしますが。
事件として、一周目主人公と二周目主人公が協力して解決してくと言う展開も面白かったですし。

あと地味に能力クソ強いですよね?液体操作て。
めっちゃ人殺せそう。

ただこの子、確かに犯人としての意外性はありましたがその分アンアン以上に「いやそれで殺すのはヤバすぎるだろ…」な子でした。
なんならその面では作中一位?
結構終盤の事件なので、「まあ魔女因子のせいだよな…だよな…?」とは思えるため、クソ女処刑ゲーム勘違いランキングではアンアンを下回るのですが。
ただ本当に本人の説明だけだと流石にそれで殺しちゃダメだろ!?過ぎてあんまりヒロの悲しみにもノれなかったところがあります。

いやだって褒めてくれてたんだよな…!?
不意に見られて絵を貶されたとかならやり過ぎとは言え納得できるけど褒めてもらったんだよな…!?

その口で「ヒロ(ちゃん)に本当の絵を見て欲しかった」とか言い出したので殺害予告か何か?って気持ちになってしまいました。

こう…大和田紋土くん的な釈然としなさ…

珍しくここだとヒロが「こんな悲劇を起こすこの環境が悪い!」みたいな苗木くん論を言い出してくれるのですが、よりにもよってこの事件が一番自己中心的に見えるせいで「結構本人が悪くないか…?」ってなってしまったり。

魔女因子が悪いよ魔女因子が~~~ともっと露骨に責任押し付けてあげてほしかったところです。
最終的には幸せそうで何より。

蓮見レイア

承認欲求モンスター

ループの恩恵受けてたキャラランキング最上位。
活躍度合いでもかなり上位。
おもしれー女ランキングも最上位。
そしてクソ女を処刑してくゲームだと勘違いさせるランキング堂々一位。

記念すべき最初の犯人にして、普通に桑田怜恩くんより印象悪い犯人
最初の情報だけだと擁護できる余地が無さ過ぎる!

1つ目にしては事件結構凝ってるなー、本当の魔法って多分こんな感じなんだろうな、でもちょっとその殺し方無茶無いか?とか思いつつ最後まで進め、「えっ結局動機は?」ってなると思います。大体の人は。

そして一応説明され、「いや流石に動機が弱すぎるだろ…!?そんなわけ無くない…!?」ってなります。
勿論そんなわけはなく、処刑時に悲しき過去と共に真相が明かされ…

「いやそれで殺すのは結局かなりのクソ女では!?」

最初の事件だけあって別にダンロンと違って環境的にも殺す理由が無く、魔女因子のような要素も見えず。
コナンの犯人と比べてもあまりにも自己中心極まる殺人動機によって「これクソ女を処刑してく話なのか…?」と思わされてしまいました。可哀想。

しかしそれは当然想定済みなのか、二周目では味方…味方?多分味方側のおもしれー女もとい相棒的存在に。三周目でもなんか言ったもん勝ちレベルの能力進化を遂げて大活躍。
視線誘導鬼つええ!

一周目だとめっちゃ自己中心な犯人でしかありませんでしたが、自己中心承認欲求モンスターなのはそのままに、結構使えるコメディリリーフとしても優秀という美味しいキャラに化けましたね。
ヒロとのコンビがかなり合ってました。別に百合趣味とかは無いですが。


佐伯ミリア

「おじさん」が一人称の少女、で誰を思い浮かべましたか?

人格ランキング一位。

恐らく、というか十中八九プレイヤーの好感度の平均値がもっとも高いキャラクターでしょう。
一番良い子
なんなら過去のトラウマにすらあんまり本人の落ち度が無い。

なんせ最後まで殺人してません。というか、攻撃性を向けたことすらほぼ無かったと思います。
議論で誰かに反抗すること自体はありましたが。


しかしただ優しいだけの良い子というキャラなのかと言われるとそんなことはなく、しっかり自分のトラウマに起因した歪みがありました。

「裁判なんてしなくていい」というところがわかりやすいポイントでしょうか。
「殺人を行ってしまった誰か」が居るのにその究明を放置して、無かったことにしようというのは「優しさ」ではありませんよね。
あとはエマを殺そうとしたアンアンを見て自分を代わりに殺させるという逆にそれアンアンのこと傷付けない?なところもですかね。

勿論「優しい」子なのは間違いないと思いますが、ただ「優しい」のではなく「事なかれ主義」「自己犠牲」の混ざった優しさだと感じました。
入れ替わりの魔法なのもそうですが、自分への自信を喪失しているのでしょう。
変態入れ替わりおじさんだと思ったら滅茶苦茶良いおじさんに救われただけの女の子だった、というのはかなり好感度高まるポイントでしたね。ナノカさん?
最後の裁判での攻略も中々良かったです。なんか暴走して能力が凄いことになってましたが。

宝生マーゴ

愛さえ知らずに育ったモンスター

クソ女かと思ったら良い人かと思ったらやっぱりクソ女だったかと思ったら最終的にはなんだかんだ良い人という難しいポジション。

というかバッドエンド等を見るに魔女因子の影響抜きでも元から割としっかりしたクソ女でしょう。
多分唯一?

ただそれも結局過去の歪みが起因なので、本当の部分ではなんだかんだ優しい人であるが故に、一周目終盤やラストでしれっと浄化されてたりしているんでしょうね。

この印象がふらふらしている感じと、シンプルに弁舌が周りの人より強いことで裁判パートではかなり強者寄りだった印象です。
バッドエンドで警戒させておきながらも一周目ラストでは良い人になっていることで一度プレイヤーの警戒を解き、更に二周目序盤でもその印象を引き継いだ良い人感を出した上で二周目初手の犯人でしたー!というチョイスもかなり上手いです。

でも絶対トリックに結構な無理あると思う。寝ている人の上に乗って別の人を刺し殺して痕跡ほぼ残さないのすげえ難しいと思う。あと立体音響は流石に想定できなかった。一番言ったもん勝ちだと思う。

せめてヒロの身体には多少痕跡残ってても良かったんじゃないでしょうか。


あと一周目の四話と五話が繋がっていて、魔女殺しの薬の効果がわかって真相が判明しましたけど、あれマーゴさんは最初から副作用知ってたんだから四話?の時点で真相わかるはずだよな…!?なんか認識間違ってたか…!?

あそこのせいで明らかに議論強者として描かれてるけど結構肝心なところで抜けてんな…という印象がちょっと残りました。セレス的な?
自分が何か勘違いしてたら申し訳ないんですが。

能力自体はかなり微妙なはずんですがちょくちょく上手いこと使いこなしてましたね。
犯人の時は文字通りの言ったもん勝ち過ぎんか?と少し思いましたが…


黒部ナノカ

クール系ぽんこつ

本当にイメージだけで言うと、意識してるのかしてないのかわかりませんがすっごい霧切さんっぽく感じたんですよね。自分だけでしょうか?

ただ中身は霧切さんに比べるとかなりのぽんこつでした。
能力マジで滅茶苦茶強いのに制御できてないのがね…
霧切さんなら単独行動でかなり色々手に入れるし裁判パートでもだいぶ無双するんですが、この子裁判パートマジで滅茶苦茶弱い単独行動もあんまり成果無いですよね…一人だけ銃持ってるとか結構インチキしてるのに…
おじさんにあらぬ疑いかけてすっごい迷惑かけてるし…

あと「一日に一発弾が回復する銃」のギミックが特に機能することなく終わったのが驚きました。

しかし魔女化して能力を使いこなせるようになると本当に強かったですね。
あと死に際になるとかなり有能になってたイメージ。
あとは処刑の内容が結構えぐめで好みでした。


紫藤アリサ

あのCG君だったんだ…


正直割と印象が地味…というか、マトモ枠ですよね。病んでるけど。
人格はかなり良い側に入ると思います。病み過ぎててその分で大きなマイナスを食らっていますが。

裁判での発言も結構真っ当なものが多く、ちゃんと議論に参加してくれていたような印象が残っています。

過去のやらかしは中々の大やらかしですが、結局作中では特に人殺してないんでしたっけ…?どうだっけな?
病んでるけど根はとても優しいところがこれでもかってくらい描かれてたのでツンデレ風味を感じました。

橘シェリー

良いサイ子

超高校級の探偵…ではなく、どちらかと言うと話をひっかき回す枠。
そしてれっきとしたサイコパス。いやソシオパスなのか?どっちだ?

まあ細かい?ことは置いといて、結構独特な味わいのキャラでしたね。
3話にしてこんな展開来るんだー、ってのはちょっと意外でした。
主役の周りのグループ処理するなら終盤だろうなと思っていたので。

エマとハンナとシェリーの仲良し三人組…と見せかけてエマはまあ色々抱えてるのでフラフラしてるため特にハンナとの絆がメインに描かれてた印象。

まあ個人的には別にそういうの趣味じゃないのでなんともなんですが、刺さる人にはぶっ刺さりそうな関係性でしたね。
というか一周目も二周目も実質一緒に死んでる?仲良しですね。

仲の良かった相手が死んでもケロっとしているような人が死の間際に感情剥き出しにすると言うのは王道に良かったです。
個人的には躁気味の頭おかしいキャラは好きなので、割と趣味でした。

あと魔女化裁判の実質ラスボスポジションなのも納得で良かったです。
確かに一度も魔女化してないし、しなさそうでしたもんね。

トリックに関してはその…家持ち上げて入れ替えましたは色々とこう…パワー過ぎませんかね…


あと好意による殺人というのは別に良いんですけど、設定的には殺人した上でその罪をうまく処理しようとするなら完全犯罪とかじゃなくて事故死や自殺に見せかけないとダメなんじゃないんですかね…?
魔女裁判のシステムって基本冤罪でもいいから誰か吊る or 全員死亡ですよね…?
本当に誰の仕業でも無いということで皆納得したらまあいいよ、みたいな抜け道は一応ありましたけど、その抜け道使うなら誰がやったかわからない事件じゃなくて誰の仕業でも無い事件を用意すべきだと思うんですが…
最初の方は事故死とか自殺として誘導しようとしてたんでしたかね?ちょっと流石に覚えてないですね。どっちにしろその線は無理がある事件な気がしまうが…

まあ他人に罪押し付けりゃいっか!の発想だったんでしょうか。
頭…というか正確には感性おかしい子ではあるもののその上でいい子に描かれていた印象があるので、少しそこが違和感あります。

遠野ハンナ

か弱い

能力も弱い、メンタルも弱い。
しかして2キル2デスのキルリーダー

実質的に一番最後の事件の犯人なんですが、流れ的に多分全員の禁忌見るんだな…というのは察せられるので、事件起きる前からまあ次の犯人なんだろうな…と思ったり。

でもその上で凄い苦戦しました。魔法のあやふやさに特に苦しめられましたね。
別に血でも魔力入ってそうだし浮けそうだろ…!?結構血まみれだろ…!?
というかここまで自分から完全に離れたものでも死体ごと浮かせられるの…!?
しかもこんな条件揃ってて突発的犯行なの…!?!?

終盤まで貧乏お嬢様の良い子くらいの印象しか無かったんですが最後の事件が割とハチャメチャで強烈に残りましたね。
あんなか弱そうなイメージだったのに割とパワーで殴り殺してるし、そこから突発的に刺し殺してるし。

なんか魔女化したらカイドウみたいなことし始めるし。

この子の処刑シーンのとこは多分趣味の人はめっちゃ刺さるシーンなんだろうなとか思いました。
シャンデリア百合心中?


沢渡ココ

取り消せよ…!!!今の言葉…!!!

ハンナを越えるメンタル最弱候補の一人…なんですけど逆に弱すぎてなれはて化するまでは誰も殺してないですよねこの子。まあなんか殺しかけてはいましたけど…

あと逆に能力が凄すぎる。
魔女化とか無しに自分の姿見ただけで普通に第四の壁超えてるの意味わからん。
こっち認識してるのは置いといても普通に別の周回と時間軸見てるの強すぎる。D4Cみたい。

こんな最強能力なのに最後以外まともに活躍しないメンタルの弱さも逆に凄い。
二周目序盤のトリックスター感なんだったんだよお前。

そしてメンタル最弱になるのも納得なくらいのパワー系悲しき過去
悲しき過去の暴力性が高すぎる。いきなり野良の殺人鬼がポップして家族全員皆殺しってそりゃおかしくなるわい。

推しだのなんだの言ってたなと思ったらそれが実はお爺ちゃんのことだったってのはかなり好感度上がりました。
おじさんと並んで好感度高めなキャラです。なんなら仲いいよねこの二人。
おじさんだのお爺ちゃんだの…


氷上メルル

逆志布志飛沫

黒幕。

と言っても更にその上にラスボスがいるわけですが…というか正確にはラスボスの思惑と全然関係ないとこで勝手に動いてたんでしたっけ?

5話で死ぬヒロイン枠かなー、とか思ってたらちゃんと黒幕で結構意外でしたね。普通に騙されてました。
地味にあそこまでクソ女のような挙動をさせられてた子達…特に最初の二人のやらかしを誘導しているので中々悪辣です。

まあ2周目でなんかあっさり殺されましたが。
結構なデストラップですよねあれ…
しかし彼女が死んでも結局殺人事件は起きていたわけで…
魔女因子が悪いよ~

三周目ではある意味大活躍でした。
というか最初にこの子を魔女化させないと完全に破綻してる計画。
ヒロは別に心の傷も治せるなんて想像して無かったので凄いラッキーですよね?

なんだかんだでラスボスを突き崩す取っ掛かりにもなり好感度もそこそこ回復しましたが、それはそれとしてまあメタ的には責任取った方がいいよねということなのかラスボスと割り込み心中
別にこっちは生き残ってても良かったのでは?って気はしますが、展開的には確かに死んだ方が美しいかもですね。少し意外でした。

1つ気になったのが、「13人の魔女を集めたら大魔女が復活する」って伝承の部分なのですが。
これヒロはメルルが当然知っているものとして推測して話を進めてましたし、別にそこに訂正も入らなかったのでまあその通り受け取ればいいのかなと思うんですけど、それ知ってるならもっと他のやり方ありますよね…?

排出率何十億分の一の大魔女ガチャ引き続けるより絶対排出率50%は優に超えてそうな魔女ガチャを13回連続で引き当てる方が余裕だと思うんですけど…実際成功したし…

特に話題に挙がらなかっただけで普通に知らなかったと考える方が自然でしょうか。
いや話題に挙がりませんでしたっけ…?挙がってないわけはないよな…?


月代ユキ

あんまりレスバ強くないな?

ラスボス。

ぶっちゃけ最後の最後になるまでは伝説のスーパークソ女以上のイメージが無かったので、なんかいきなり「あの子を救ってあげて…」と言われても「なんで…!?」って感じだったんですが、まあ真相が全部明かされるとしゃーないか、くらいにはなりました。

とは言えど本当に最後の最後にいきなりですし、流石にそこまで入り込めないな…というところがちゃんとわかっているからこそ、最後はあのオチだったのかなと思います。
なのでこっちが死ぬのはまあ納得ですね。

黒幕も含めて全員が、根っから悪かったわけじゃあないというのがやはり露悪度の低さを感じさせます。
というか逆になんであんな露悪的な宣伝してたんだろう。
いやまあ実際それで釣れた人が大勢いてそれで売れてるからいいのか…?

このキャラで語るべき部分ってかなりエマ、ヒロ、メルル辺りとの関連性に集約されていると思いますが、自分はその辺り今回だいぶ感性が弱かったので、あんまり話せるところが無かったり。

ゴクチョー

声はいい

あったよ!根っからの悪!
いや悪なのか?なんだったんだこいつ?
とりあえずCVのチョイスは素晴らしいです。

もう誰が何をどう見ても(やる気のない)モノクマポジションなんですがストーリー終了後にまでモノクマみたいなことをせんでも。

しかし初代ダンガンロンパのあのオチは別に2には大して関係ないただのクリフハンガーだったわけですが、ゴクチョーに関しては結局最後まであんまりよくわからない存在で終わっているので普通にちゃんとした設定上で存在していておかしくないシーンな感じはするんですよね。
ちょっと会話の内容も示唆に富んでいますし。

ちゃんとした次回作への伏線…なんだろうか。


ゲーム性

一番話したかったのここなのに感情移入足りてなさすぎる激浅キャラ語りだけで凄く文字数が嵩んでしまいました。


まあ前述したように、めっちゃ簡略化したダンガンロンパです。

ダンガンロンパって一応3Dマップに室内図があるんですよね。
逆転裁判の場合は室内図だけでしたっけ。
このゲームの場合、探索パートも簡略化されており、表示されるのも基本的に地図と背景絵だけなので、位置関係とかその場所の広さとかの感覚をものすごく把握しづらかったです。
しかもその割に結構トリックに活用されるし。
ミステリーゲームは好きなんですが別に謎解きが得意というわけではないので、結構脳内で状況再現できずに混乱する場面がありました。

それはさておき議論の話なんですが。
多分ダンガンロンパプレイヤーの約半数ほどが思ったであろう、『これノンストップ議論だけでよくね?』を半分くらい実現した形にはなりますね。
要らんミニゲームは無いです。音ゲーとか。音ゲー要らねぇよな!キーボ!

クライマックス推理はゲーム部分無くして実際の状況再現ノベルパートだけ持ってきた感じになっています。
まあいいんじゃないかな別に。

そんなん最高じゃん!って思ったんですけど、案外そうでもなくて。

明らかにノンストップ議論の影響下にあるシステムなんですが、結構差異も多く、そしてどちらの方が完成度が高い(面白い)かと言われると、確実にノンストップ議論の方になると思います。
ノンストップ議論の方が明確に面白いというだけで、別にそんなつまらないわけではないんですが。というかこのフォーマットを流用してつまらなくなることは早々無いと思われます。

でなんでそうなるかって話なんですけどいくつか理由がありまして、まずこの作品「言弾」が無いんですよね。証拠品自体はまあ当然存在するんですが。

説明する必要も無いかと思いますが本来は調査で集めた証拠品を言弾にして、相手の発言にぶつけることで矛盾を撃ち抜く…というのをリアルタイムで進行する議論のセリフの中で行うのがノンストップ議論ですよね。
当然ですが、証拠品にはそれぞれちゃんと説明がついているため、よく読めば相手の発言自分の言弾、何が矛盾しているのかはわかるようになっています。基本的に。
より元ネタに遡れば、逆転裁判の『異議あり!』もとい「つきつける」も同様です。

そしてこのゲーム、別に相手の発言に対して証拠品を直接ぶつけるわけじゃないんですよね。
相手の発言に対して何かを言い返してそれだけで話が進んでいき、たまにそこから発展して証拠品の提示が要求される…みたいな形式をとっています。

これ、ノンストップ議論で行っているのは「つきつける」なわけですが、魔女裁判で行っているのは「ゆさぶる」に近いんですよね。ずっと『待った!』を唱えています。
特に証拠も無いけどとりあえず話次に進めるぞ!みたいな感じで。

何が問題かと言うと、直接的に証拠品を突き付けるわけじゃないんで、答えがかなりわかりづらくなっています。
あくまでその場で湧いてきた解答群のうちから答えになるものを1つ選ぶってシステムなので。
賛成、反論、偽証などを行えて一応何と言い返すつもりなのかも軽く書いてあるのですが、これどれを言えば進むんだ…?ってなりがちでした。
逆裁ダンロンでも「答えはなんとなくわかってるのにどうやったら次に進むのかわからない」みたいな現象はたま~に起きるものだと思うんですが、それの悪化版みたいな感じ。

なんなら実質的に証拠品を突き付ける流れになる話だったとしても、証拠品の説明文にその話を想起させるような情報が書いてなくてノベルパートの話を思い出さないといけない、みたいなのが多分何度かありました。

いや自分が見落としてるだけだったら申し訳ないんですが、複数回思い当たるので流石に合ってると思うんですよね…
逆裁ダンロンは基本的にその辺りちゃんと証拠品の説明を読んでよく考えればわかるようになってるはず…です。


逆転裁判にリアルタイム性を加えたのがダンガンロンパなわけで、魔女裁判はダンガンロンパの演出はオマージュしているのですが、実際のゲーム性はむしろ逆転裁判に回帰している…というか、これなら逆転裁判の方がより完成度は高いと思います。
つまるところ、「謎を解き明かして論破する気持ち良さ」がこれらの作品には劣ると思いました。
「難しい」じゃなくて「わかりづらい」に寄ってるんですよね。

別にそれでも楽しめるのは楽しめるんですが。
テメーが推理下手くそなだけだろと言われたらぐうの音も出ませんし。

流石にちょっと難しくなっているのは想定しているのか、最悪総当たり気味に適当にプレイしても早々ゲームオーバーにならないのは良い調整だと思いました。
これで普通にあれらのゲームみたいにゲームオーバーになるシステムだったら、絶対理不尽にゲームオーバーになってどこかでストレスが爆発していたと思います。
まあ、そのおかげでゲームオーバーCGを全部逃しているのですが…



もう一つの問題点は、長いです。
裁判そのものではありません。むしろ1つの事件にかかる時間は短い部類だと思います。
ただ議論の1ループがどう考えても長いです。

逆転裁判だったら余程長くても精々10セリフ未満の中を自由に移動して突き付けるポイントを探す感じで、ダンガンロンパもまあざっと一周見てから撃ち抜く場所サクっと見つけて終わりって感じだと思うんですけど。

魔女裁判の議論の1ループってかなり長い割にそこまで反論ポイントが多くないですよね?
いやまあ、前述したゲーム性的に反論ポイントあんま増えるとよりわかりづらすぎることになると思うのでそれは妥当なんですけど。
普通にノベルパートで語ってくれよって部分の話まで全部1つの議論にまとめられてて、総当たり気味に反論点を見つけようとすると毎回毎回早送りしても結構な時間がかかります。特に終盤。
これはかなりテンポ感を削いでいて、勿体ないかなぁと思いました。
その分ちゃんと一発で反論できた時は嬉しいんですけど。

一発で綺麗に撃ち抜く場合逆裁ダンロンもそうですけど最後まで一回ざっと見るのが定石ですが、魔女裁判の一回ざっと見るはかなり長いです。
クソ長いので途中で読み返しながら反論するかとか見たくなるんですが、当然ながら見れません。ロケットペンシル式に話が抜けていく~
ノベルパートに戻るとなんか議論部分のセリフまで全部書いてあるので一気読みできますが。ずっとこれでよくない?

もうちょっと議論を小分けにするか、要らないセリフを減らすか、もしくは早送りの速度を上げて欲しかったかもしれません。


あとは根本的なゲーム性部分とは別の話ですが、ちょっと理不尽気味なトリックが多かった気がします。
結局のところ魔法が事実上何でもありなんですよね。どこまでやれるのか、やれないのかはこっちに判別不能っていう。
「そもそも真実を言ってない」パターンもあれば「魔女化で強化されてる」パターンもあるし。モノマネの魔法でノイズキャンセリングと立体音響できますはちょっと待てよ!
いやまあ別に多少無茶あるトリックなんてものは逆裁ダンロンで慣れっこではあるんですが、こちらは完全にファンタジーの世界なので…

ダンロンも半分くらいはファンタジーな超高校級の才能が出てきますが、だからこそこれらを事件に利用したことは殆ど無いし、利用したものもまあそこまで無茶は感じさせない程度のやつでしたからね。大体。

別にミステリーに超能力を持ち込むな!とは全然思わないのですが、単に「超能力アリのミステリー」って面では、「Staffer Case」の方がかなりお上手だったかなーと思います。
まああっちが逆裁の子孫で、こっちがダンロンの子孫って感じなんですかね。

「嘘をついていた」に該当するのですが、最初の視線誘導のやつが一番無理なくて上手な超能力ミステリーだった気がしますね。
真の能力を推理するところまで良い感じに推理の流れに組み込めていたというか。
絵しか描けない液体操作で噴水の水は操れない→ドリッピング画法だよ!
とかよりはずっと自然ですし。

メルルの回復魔法バラバラ事件とかも、真の魔女(じゃない)なので実はめっちゃ強い能力だから、というのも込みで好きな方のトリックです。
心理的外傷も治せるようになるのはちょっと笑いましたが、ここは別に推理とか関係ないので問題無し。


【判決】

主観的には:秀作!
客観的には:名作 or 傑作!

ストーリーについて

この手の推理がメインのADVにしてはかなり凝っている部類と言えます。
ちゃんとオチに向けた盛り上がりどころをいくつも断続的に用意しており、その過程でしっかりとキャラクターを掘り下げているため、しっかりとそれらのキャラが刺さった人には非常に素晴らしいストーリー体験になると思われます。
自分はお~結構よくできてんねぇ~くらいの空気感でした。

キャラについて

13人+1の少女たち全員をきっちりと過去まで掘り下げており、ループによってデスゲーム物でありながらも完全に出番の割を食うというようなキャラができる限り少なくなるように作られていました。
あまりにも自分がこの手のキャラ構成の作品に対する感受性を持ち合わせておらず、所謂百合だのカップリングだのにピンと来ないが為にとても浅い目線での感想になってしまったのですが、その上でそれぞれのキャラ造形は確かに良かったと感じます。

好きなキャラはヒロ(1周目)、おじさん、ココ辺りですかね。
2周目以降のヒロは常人になっちゃったからちょっと違うんだよな…

ゲーム性

ダンガンロンパのノンストップ議論だけ持ってくるという、パッと見の「「「答え」」」を示しており、実際間違いなく全体から見ると面白い側に分類して良いゲーム性だとは思うのですが、起源たる逆裁、ダンロンと違い基本的に証拠品を直接ぶつけられないという地味な差で致命的に、この2つには追い付けなくなっていると感じました。
ただのノンストップ議論に見えて、割と結構な差があります。


元も子も無いことを言ってしまうと、もっとダンガンロンパ丸パクリ…とまでは言わずとも更に寄せてよかったと思います。どうせパクリではあるし。

あともう少し選ぶ選択肢が現状で提示されている情報から推理しやすいと助かります。
というかこれも結局、証拠品をぶつける形式になれば概ね解決しそうですが。


総評

面白かったです。
謎解きゲーとしてはとても贅沢なシナリオ、音楽、演出でしょう。
キャラは自分には正当な評価が不可能/あんまり刺さっていない上で、良いと思います。
過去の傑作のシステムを概ね流用しているだけあって当然ゲーム性も悪くないですが、弄った部分の差し引きでマイナスの方が多いです。勿論要らないミニゲームを削ったところは加点です。

キャラに全然感情移入できていない自分としてはがいくつか目についてしまいますが、次回作などでいくらでも改善出来そうな粗ですし、ちゃんと感情移入できていれば全然余裕で見逃せる粗だと思います。

まず基本的にキャラに感情移入できていないというのはとてもマイナス要素のはずですが、その上で自分の評価としては秀作なわけです。
ぶっちゃけほぼほぼジェネリックダンガンロンパとして遊んだだけで、ということです。実際は別に単なるダンガンロンパもどきには留まらない、しっかり作り込まれた別の楽しみ方が可能である作品です。

しっかりとキャラに感情移入出来てストーリーを十全に味わえた人にとっては余裕で名作、傑作足り得ると思います。


普段なら触れないようなキャラ構成のゲームをダンガンロンパ要素に釣られて遊んだことで、全く感情移入できてないのに楽しめはするという今まで楽しんだADVの中だと結構レアな経験ができました。

これにて傍聴記録を終わります。







【走り書きメモ】

一話目からそこそこ話の流れが凝ってる
凝ってるけどそのぶんちょっと作者の脳内当て度が高くて進行がわかりづらいところはあった
代わりにやり直し効くからそこまでストレスは無かった
動機は弱い なんで殺す?→まあ納得 つまりカスばっかってことだな!
犯人のチョイスはいい感じ
流石に処刑シーンはダンロンほど凝ってないけど一枚絵と演技でそれなりの演出になっている

一話から急展開いれるのいいね

苗木くん理論はいいけど今んとこ状況より本人のほうが悪い感無くもないです


ハリツケフィーバーやないかい
間違ってたら全員処刑だから結託もクソもなくない?→いや違うな「特定できなかったら」の意味が違うのか
無駄に第三者にかき回されるしやっぱりダンロン2章のオマージュじゃないか?
あんまり答えの選択肢に納得感が無い



動機は??????????
→まあ予想通りではある しかしリスクに見合わなさ過ぎる気も
完全犯罪目指すなら完全に事故死に見せかけないと破綻しないか?誰かが他に処刑されるのはいいのか?
しかしこのへんのポジションがこの段階で死ぬのね

次メルルちゃん死ぬんやろなぁ…
そっちかい!

今朝電気椅子無かったのに昨日の時点で裁判所にあった…?どゆこと?
入れ替わって下にあった?
おお殺っちゃったのか?これは面白い展開
169231
マーゴさんはそれ4章の時点で気づけたのでは…?
わかるけどももうちょい証拠品に情報をちゃんと書いといて欲しい


悲しき過去がパワー系すぎる そりゃ悲しいに決まってるけども
マーゴさん普通にクソ女だったのにいつの間にか浄化されてる…

やっぱそういう系のオチかー
…誰やねん!
このままオチることはないよね?
これは流石に偽ENDでしょ…だよね?
はい来たー!

あっやっぱこの子なんだ…
ループものきたー

ガチ二周目くるか?
でも君即死したからあんまりループもの感出せなくない?
二階堂またしても
バーサーカー過ぎる…

まさかこっからちゃんとがっつり二周目やるんか!いいね!

…あてぃし凄すぎじゃね?


足場…かぁ…?
ちょっと無理ないか?
ヒントが少ないな、服に跡とか残ってたら納得できるんだけど
声真似でガラス音はうーんまあ…?



焼却炉から2階までロープで移動して更に死体もそこから持って来るのめちゃくちゃきつくない…?
時間足りる?あっ足りる…
てか空ってちょっとしか浮けないって話じゃなかったっけか…
幻視なのに会話再現できるんか?いやそういやおじさんがあーだこーだの話してたな…確かにできるのか

「えー、ここでヒロインが死んじゃうなんて、聞いたことないよー。」
聞いてるか?チームダンガンロンパ?


なんでこれで死ぬんじゃい(X回目)

ループとBAD ENDの世界線を繋げないのが勿体無いと思うのは私がレイジングループを通ってきているからでしょうか?

ナランチャーーーーーッ

これは面白い展開かも
いやでも結局事故は事故なんだから二人でそれ主張すればええんちゃうか?
雨降ってないの?
鉄柵の位置を変えたって前提なら別に暗くても落とす位置決まってるから行けないことは無さそうだけど…

全然違うけどレインコードの終盤みたいなトリック?だな…
ながーーーーい
これ「突きつける」じゃなくて「待った」だな

雨降らせられる人いたっけ…?ああ液体ならなんでも操れるのか…
まあメタ的に禁忌?見てないから多分そうなるとは思ったけど…

ぺんきがへってた…?そうでしたっけ…?ああ嘘だった
いや雨が中庭にしか降ってないのはほぼ確定じゃないの…?詰められない?
龍が如くみたいな言い回し
久々に動機激弱シリーズ来たな
そんなことで…って誰か言ってあげてください
ちょっと待ってノアはだいぶ処刑妥当じゃない?????自分の絵見られただけで殺人してるよ????
えっ何も言ってないどころか褒められたのに殺っちゃったの…?その理屈だとヒロも殺すことになるんじゃ…?




流れ的にハンナ犯人来るか?
大魔女スーパークソ女では?
うーんフラグ回収…
お前も死ぬんかーい!
ちょっと君拘束されすぎちゃう?
シェリーのサイコ度合いが癖になってきた
逆転裁判パロディの前にダンガンロンパのパロディ入れようよ!
エレベーターの天井裏ってエレベーターの中なのか…?

既にその時点で誰かが乗ってましたよ、と
ああ天井裏って本当にそんなスペースが有るのか…なんでだよ
「それでいい」って解答わかりづらすぎんか
氷とかあったっけ…いやあったなそういや確かに…証拠品にしといてくれてもよくない?

次の話に進まないとロジックが成立してない状態の解答が答えになってるのわかりにくいな逆裁でもたまにあるやつか
ああ浮遊…
…????ドレス?
えぇ…?逆仗助?
血じゃねえのかよ!染まってるだろ結構!
…血でも髪でもあんまり説得力に差を感じねえぞ!
血でも結構魔力感じるよ!
髪なんて巻いてたっけ…
ブチャラティ?
なんとなく一発で行けたけどこれが答えなのか…
事故…事故かなこれ…というか突発的犯行なのかこれ…
今更だけどこの禁忌って誰かが見せてるのかただの自分語りなのかどっちなんだろう

あれ?死んでない?

シャンデリア百合心中的な…
2キル2デスって結構デカいなこの事件

呪いの装備だったのかよこれ

レイジングループみたいな~ってこれのことか

悪いのは大魔女なんだ!って苗木くんみたいに逐一アピールしておいてほしかったな出来れば
なんかこう結構自己中な理由で殺してたな…って思いがちょっと片隅にあるから…

飛べよおおおおおおおおおおおお

画面の前のあなた!?

え?誰?
あーね
正直クソアマなとこしか見せられてないから現状あんまり救うモチベ無いけども…

ヒロちゃんループ能力者として弱すぎんかな!

行わない選択肢いる?
まあ悪くねえな
このBADだけやたら力入ってるな

ほーんそういう議論パートの使いかたするのか

魔女に成り果てたら魔法使えなくなるのよくわかってなかったなそういや
聖別ってコト?

えっそんな話あったっけ…
てか証拠品に入れといて良くない…!?
あれマジでそんな話あったっけ…?読み飛ばしてる…?まさか初出では無いよな…?

承認欲求モンスター…

推理何も関係ないけどこの裁判パートが一番おもろいんじゃないか…?ちゃんと推測がつくし

逆志布志飛沫?

希望は前に進むんだ!?

だからココの能力やばいって
異議ありだのそれは違うよだの…

やっぱ聖別じゃん?

BGMにボーカル乗るのいいね!
畳み掛ける演出も中々
それは違うよ!?

まぁ落とし所的には妥当っすね
このオチいる?まあいいか



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