シャドーイングにおすすめの教材6選|録音音声と生音声の違い・選び方を解説
シャドーイングの教材を選ぶとき、意外と大事なのに見落とされやすいのが「音声の種類」です。
教材のレベルや内容は気にしていても、
その音声が「きれいに録音された学習用の音声」なのか、
それとも「ネイティブの自然な会話音声」なのかまで意識している方は、そこまで多くありません。
でも、実はここがかなり大事です。
シャドーイングで使う音声は、大きく分けると2種類あります。
・きれいに録音されたナレーション音声
・ネイティブの自然な生音声
結論から言うと、英語学習ではまず録音音声から始めて、慣れてきたら生音声に移行するのがおすすめです。
私はこれまで250名以上の英語学習者のシャドーイングを見てきましたが、教材選びを間違えると、それだけでシャドーイングが続かなくなることがあります。
特に多いのが、最初から難しい生音声に挑戦してしまうケースです。
聞こえない。
追いつけない。
うまく真似できない。
そうなると、どうしても苦手意識が強くなります。
逆に、最初に自分に合った音声を選べると、シャドーイングはかなりやりやすくなります。
この記事では、シャドーイング教材を選ぶときに知っておきたい「音声の違い」と、音声タイプごとのおすすめ教材を紹介します。
シャドーイング教材では音声の種類が重要な理由
シャドーイングは、聞こえた英語を少し遅れて追いかける練習です。
だからこそ、使う音声によってやりやすさが大きく変わります。
たとえば、発音がはっきりしていて、スピードも安定している音声なら、初心者でも取り組みやすいです。
一方で、自然な会話音声になると、音がつながったり、消えたり、スピードが急に変わったりします。
同じ英語でも、音声の種類が違うだけで、シャドーイングの難しさはかなり変わるんです。
ここを理解せずに教材を選ぶと、難しすぎて続かなくなることがあります。
さらに、無理に追いかけようとして、少しずれた発音のまま繰り返してしまうこともあります。
シャドーイングでは「何を学ぶか」も大事ですが、
それと同じくらい「どんな音声で学ぶか」も大切です。
シャドーイング教材の音声は大きく2種類ある
シャドーイング教材の音声は、大きく分けると次の2つです。
① 録音ナレーション音声
まず1つ目は、きれいに録音されたナレーション音声です。
これは、学習教材によくあるタイプの音声です。
発音が比較的クリアで、スピードも安定しています。
文の区切りも分かりやすいので、シャドーイングしやすいのが特徴です。
特徴をまとめると、こんな感じです。
・発音がきれい
・スピードが安定している
・シャドーイングしやすい
代表的なのは、TOEIC教材、英検教材、一般的な英語学習教材の音声です。
初心者が最初に取り組むなら、まずはこちらから入るのが基本です。
② 生音声
もう1つは、ネイティブが自然に話している生音声です。
こちらは、実際の会話に近い英語です。
その分、発音が崩れたり、音がつながったり、スピードが一定でなかったりします。
録音音声より、かなり難しく感じやすいです。
特徴は次の通りです。
・音声変化が激しい
・話し方が崩れる
・スピードが変わる
・聞き取りが難しい
たとえば、YouTube、Podcast、海外ドラマなどがこれにあたります。
また、教材として作られているものでも、
「生英語で聞く外国人の本音クロストーク」や「改訂第2版決定版英語シャドーイング」のように、生音声に近いタイプがあります。
実際の英語に近いぶん、とても勉強になります。
ただ、最初からこれだけで進めると、難しすぎて挫折しやすいのも事実です。
シャドーイング初心者は録音音声の教材から始めるのがおすすめ
ここがこの記事のいちばん大事なポイントです。
シャドーイング初心者は、まず録音音声から始めるのがおすすめです。
理由はシンプルで、そのほうがシャドーイングに必要な土台を作りやすいからです。
具体的には、次の3つがあります。
・発音を学びやすい
・音声が安定していて追いやすい
・シャドーイングそのものが成立しやすい
シャドーイングは、ただ音を聞くだけの練習ではありません。
聞こえた音を、自分の口でできるだけ正確に再現する練習です。
そのため、最初の段階では「きれいな音をきれいに真似する」経験がとても大切です。
録音音声は、その練習に向いています。
いきなり生音声は難しい
一方で、最初から生音声に挑戦すると、多くの人はかなり苦戦します。
聞こえたはずなのに口に出せない。
どこで単語が切れているのか分からない。
音の変化が多すぎて、何を真似すればいいのか分からない。
こうなると、シャドーイングがつらい練習になってしまいます。
そして、だんだんやらなくなってしまいます。
実際、学習が続かない方の中には、教材のレベルが高すぎたというより、音声の種類が合っていなかった方が少なくありません。
シャドーイングを習慣にするためにも、最初は成功しやすい教材を選ぶことが大切です。
ただし、途中で生音声も入れることが大切
とはいえ、ずっと録音音声だけで学習すればいいわけではありません。
ここもとても大事です。
録音音声だけで学習を続けていると、教材英語には慣れても、実際のネイティブ英語が聞き取りにくいままになることがあります。
教材の音声は、学習しやすいように整えられています。
だからこそ、実際の英語との間にギャップが出ることがあります。
そのため、ある程度シャドーイングに慣れてきたら、途中から生音声も取り入れることが重要です。
おすすめの流れは、次の通りです。
最初
録音音声
↓
慣れる
↓
生音声
この順番で進めると、基礎を作りながら、実際の英語にも少しずつ対応しやすくなります。
録音音声でシャドーイングしやすいおすすめ教材
ここからは、音声タイプごとにおすすめ教材を紹介します。
まずは、初心者に取り組みやすい録音音声の教材です。
シャドーイングの導入教材として使いやすい1冊です。
音声が比較的クリアで、学習用として整っているため、初心者でも取り組みやすいのが魅力です。
いきなり難しすぎる音声ではないので、まずはシャドーイングの形を作りたい人に向いています。
聞こえた音を、落ち着いて追いかける練習をしたい方には特に使いやすい教材です。
②公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12
TOEICのスコアアップが目的の方には、やはり外せない教材です。
公式問題集の音声はきれいで、学習しやすく、シャドーイングにも使いやすいです。
試験対策とシャドーイングをつなげやすいのも、大きなメリットです。
TOEICを受ける予定がある方なら、単なる問題演習だけで終わらせず、音声も活用すると学習効果が高まりやすいです。
生音声に慣れるためのシャドーイングおすすめ教
次に、生音声に触れていきたい方におすすめの教材です。
① YouTube
無料で使いやすく、テーマも豊富です。
自分の興味がある内容を選びやすいので、学習を続けやすいのが魅力です。
ただし、最初は難しすぎるチャンネルもあります。
話し方が比較的はっきりしているものから始めるのがおすすめです。
② Podcast
音声に集中しやすいのがPodcastの良さです。
通勤中や移動中にも取り入れやすく、少しずつ生音声に慣れていきたい方に向いています。
映像がないぶん難しく感じることもありますが、音そのものに集中する練習にはなります。
③ 生音声教材
最初から完全な自然会話に飛び込むのが不安な場合は、生音声系の教材を使うのもおすすめです。
たとえば、「生英語で聞く外国人の本音クロストーク」や「改訂第2版決定版英語シャドーイング」のような教材です。
こうした教材は、学習用でありながら、より自然な音声に触れやすいタイプです。
録音音声とリアルな英語の中間くらいの位置づけで使いやすく、次のステップとしてちょうどよいことがあります。
シャドーイング教材6選を比較すると、以下の通りです

シャドーイング教材選びで迷ったら、まずはこの考え方で大丈夫
シャドーイング教材を選ぶときに大切なのは、人気があるかどうかだけではありません。
今の自分にとって、追いかけられる音声かどうかが大切です。
聞いて理解できるというレベルのものを選びましょう。
難しい教材を選ぶことが、必ずしも成長につながるわけではありません。
むしろ、少し簡単に感じるくらいの教材のほうが、正しく反復しやすいこともあります。
シャドーイングは、続けられることが本当に大切です。
続けられる教材を選べると、発音も、リズムも、リスニング力も、少しずつ積み上がっていきます。
まとめ
シャドーイング教材の音声は、大きく分けると2種類あります。
・きれいに録音されたナレーション音声
・ネイティブの自然な生音声
初心者のうちは、まず録音音声から始めるのがおすすめです。
そのほうが、発音を学びやすく、音声も安定していて、シャドーイングを形にしやすいからです。
ただし、録音音声だけに慣れてしまうと、実際のネイティブ英語に対応しにくいこともあります。
そのため、学習の途中で生音声も取り入れていくことが大切です。
基本の流れは、やはりこれです。
最初
録音音声
↓
慣れる
↓
生音声
この流れで進めると、無理なくシャドーイングを続けやすくなります。
教材選びで迷っている方は、まず音声の種類から見直してみてください。
教材が合っていても、やり方がずれていると効果は落ちます。シャドーイングの基本手順を確認したい方は、こちらの記事もご覧ください。
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