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開業5ヶ月で収益約2,000万円。地域おこし協力隊による地方起業の可能性。

地域活性化・地方創生に興味はあるけれど、実際に移住するとなると、仕事がない、所得が下がってしまうこと等がネックになって移住できないという話を聞きます。

今回は実際に、私たちの支援で起業し、開業わずか5ヶ月で収益約2,000万円を達成した木島さんのインタビューをお届けしたいと思います。
※株式会社Little Japanは新潟県湯沢町から受託し、起業を目指して着任した地域おこし協力隊の方の支援を行なっています。


地域おこし協力隊着任〜開業までのスケジュール

2023年6〜7月 本格的に宿業を早めに始めたいと考え始める
2023年8月 Smaut(求人プラットフォーム)に登録
2023年10月 Little Japanからスカウトし地域おこし協力隊のことを知る
2023年11月 会社に退職を伝える
2024年3月 お試し地域おこし協力隊として湯沢町を2泊体験
2024年10月 地域おこし協力隊として着任
2024年11月 物件紹介
2024年12-2月 Little Japan越後湯沢でOJT実施
2025年3〜5月 融資
2025年5月 起業(会社設立)
2025年6月 物件契約
2025年8月 物件購入
2025年10〜11月 改修工事
2025年12月 営業開始
2025年12月〜4月 収益約2,000万円達成

ひと冬で、ひとり会社で収益2,000万円を達成

柚木:ひと冬営業どうでしたか。開業して5ヶ月で収益約2,000万円。想定していましたが、すごいですね。
木島:ありがとうございます。休みゼロで働いたので大変でしたが、やりがいはありました。
柚木:ただ、ここは繁忙期と閑散期がはっきりしているので、年間だとどのぐらい想定していますか。
木島:だいたい2,500万円ぐらいを計画しています。
柚木:ひとり会社でスタッフはゼロ。初年度でそれだけの金額ができたら大きいですね。
木島:はい。自分で頑張って、利益もしっかり出せたので融資の返済も問題なく進められる見込みです。

29歳・経験なしから起業

柚木:もともと起業は考えていたのですか。
木島:もともと学生時代から将来的に宿屋をやりたいという思いはありました。ベトナムなど海外旅行でゲストハウスに泊まり、受け入れる側になりたいと思って。ただ、起業の経験も宿泊業の経験もありませんでしたし、柚木さんと同じで、定年後の趣味としてやろうか、、、みたいな感じでした。
柚木:起業まではどんなことをしていたのですか。
木島:新卒で入った会社で、経理を担当していました。6年間続けたのですが、毎日決まった時間に働くスタイルが合わないとは感じていました。

フロント(扇和)

地域おこし協力隊のおかげで生活に不安なく活動できた

柚木:地域おこし協力隊として入って良かったことはありますか。
木島:生活するには十分な所得が得られ、活動経費も充実しており、金銭面の不安なく活動に集中できました。経費は、家賃、ガソリン代、開業に必要な備品の購入などに充てることができました。また、リトルジャパンの紹介などで地域のキーパーソンの方たちとつながることができました。湯沢町は外から来る方に対してオープンな方、地域おこし協力隊へも良い印象をもっている方が多いようでとてもありがたかったです。

■地域おこし協力隊
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る国の制度。

最初は自分のことしか考えていなくて失敗。地域活動に参加する中で人のつながりもできた

柚木:地域おこし協力隊として入ると、起業準備と並行して、他の地域協力活動をする必要があります。こちらはいかがでしたか。
木島:日程が合えば何でも行く姿勢でやっていました。イベントの手伝いなど楽しい活動もあれば、大変な活動もありました。ただ、結果としては、さまざまな方とのつながりもできて、とても良い時間でした。また、湯沢町の方に、地域おこし協力隊に良い印象をもってもらい、次の協力隊にとってもプラスになるように、と思い活動をしていました。
柚木:失敗したことなどはありませんか。
木島:最初は早く起業しないとと焦り、地域のキーパーソンをご紹介いただけるのをよいことに、いきなり物件を紹介して欲しい、という話をして、怒られたことがありました。そこから反省をして、焦りすぎず、地域のことを考えて行動するようになりました。
柚木:地域おこし協力隊で、見知らぬ土地で、起業して事業を成功させるのは大変なことで焦る気持ちはわかります。一方で、本隊員になっていただく前に、お試しやインターン等で様々なひとを受け入れる中で、自分の起業のためにみなが支援してくれるのが当然のような振る舞いをする方、責任をもって任務に当たらない方などが一定数おられます。このような方だと受け入れは難しくなりますね。

個室((扇和))

リトルジャパンの支援で売上が見えていたので、起業に不安はなかった

柚木:初めての起業ということで不安はなかったですか。
木島:リトルジャパンでひと冬やって、どのぐらい大変なのかもわかっていたし、どのぐらいの売上があがるのかもわかっていたので、不安はありませんでした。

■主な支援
毎週1回の定例ミーティング、月1回の役場での報告会
地域のキーパーソン、金融機関、物件、工事業者等の紹介
Little Japan ECHIGOでのOJT
-現場:接客、清掃、雪かき、フジロック・マルシェ出店等
-運営:マニュアル、採用、シフト作成等
-売上向上:価格設定、競合分析、Googleマップ・OTA設定、サイト作成等
-物件改修:工事内容、家具・家電等のアドバイス
-事業計画:事業計画作成支援
-その他:法人設立、事業承継等のアドバイス、写真撮影

リトルジャパンの紹介で物件と出会う

柚木:物件探しはいかがでしたか。
木島:柚木さんに紹介していただき、良い物件と出会うことができました。自分の場合には、着任してすぐに良い物件を紹介してもらえましたが、これは運がよかったと思っています。
柚木:良い物件は一般に情報が出る前決まってしまいますからね。最初から融資を受けて大きな物件を取得されました。不安はありませんでしたか。私は最初は大きな物件は推奨しておらず、ちょっと不安でした。
木島:売上が見えていたので不安はありませんでした。むしろ、越後湯沢駅が近く好立地で、直前まで丁寧に営業されていたため状態もよく、ぜひやらせてもらいたい、という気持ちが強かったです。
柚木:良い物件だったので、木島さんがやらないなら、私がやろうと思っていました(笑)。
木島:よかったんですか?
柚木:いいんです。私の目指しているのは、地域に人に来てもらってそれぞれが事業をすることでまちづくりに関わっていくことなので。自社だけでの事業拡大には興味がありません。

ドミトリー(扇和)

最初は断られた融資。精度の高い事業計画と地域からの後押しで実現へ。

柚木:融資はいかがでしたか。
木島:最初は「まだ早いのでは?」とあっさり断られてしまいました。そこから、リトルジャパンや地域の方の後押しもあって話を聞いていただき、最終的に2,200万円の融資をしていただくことができました。
柚木:すごいことです。事業経験が全くない方でも、日本政策金融公庫さんなどで、1,000万円以下なら融資は受けやすいです。ただ、それ以上の金額は非常に困難になってきます。地域の金融機関が協力的なのは地域として非常に大きいと感じています。リトルジャパンでは事業計画作成を支援しており、実際に運営しているLittle Japan ECHIGOの売上・費用等に基づいて作成をしてもらうので、非常に精度の高い事業計画ができます。ただ、最後は人柄で、地域でしっかり活動してきたことや、自己資金をしっかり準備していたことなどが評価をされたのだと思います。

温泉(扇和)

起業してみてよかったこと。悪かったこと。

柚木:起業してみてよかったことはありますか。
木島:お客さんやスタッフ(※有給スタッフはいませんが、清掃等はフリーアコモデーションスタッフが行っています)と話をするのは楽しいし、職場と家の往復を繰り返す会社員だった時には出会えなかった方たちと出会えるのは楽しいです。
また、自分で決めて、自分で責任を取るので不満は生まれないですし、頑張りが直接収入に反映されるので頑張りがいがあります。
柚木:逆に大変だったことはありますか。
木島:この冬は休みをゼロにしたので、後半はキツかったですね。時間も朝から夜まで、ずっとバタバタしているわけではないんですが、長いので。また人と話をするのは楽しいのですが、毎日続くとツラくなる時もあります。

温泉の清掃中

企業のリスク管理。シンプルな事業を一人で。

柚木:起業する上で気をつけたことはありますか。リトルジャパンでは最初は小さく、シンプルな起業をオススメしています。
木島:食事を提供しない素泊まりスタイルとし、有給のスタッフを雇わずに一人でやることでリスクをおさえました。生活費は地域おこし協力隊からの所得もあり、例えお客さんが入らなくても大丈夫という状態で始めました。食事については近くにスーパーや飲食店があり、地域にお金が落ちれば良いという考えもありました。

広いキッチン(扇和)

今後は雇用もして、2軒目にチャレンジしたい

柚木:今後の展望について教えてください。
木島:1年目はリスクを抑えるために1人でやっていましたが、今後は雇用もして、2軒目、3軒目とチャレンジしていきたいです。また新しく湯沢町でチャレンジをされたい方に自分のできることはしていきたいです。

新設したシャワーブース(扇和)

地域おこし協力隊希望者へのアドバイス

柚木:地域おこし協力隊に興味の方にアドバイスはありますか。
木島:頭で悩んでいても解決しないので、まずは来てみることが大切だと思っています。お試しやインターンなどの制度を活用することもできます。一方で、物件についてはじっくり探すのが良いと思います。自分の場合にはたまたま良い物件を紹介いただいたのもあり、着任半年で起業ができましたが任期は3年あります。地域にいれば良い物件との出会いはありますので、任期の3年をつかって、焦らずじっくり取り組むことをオススメします。

共用ラウンジ(扇和)

複数店舗、他エリアへの展開

柚木:Little Japanの運営するコミュニティプロデューサースクール(※)の卒業生たちが各地で宿泊施設を開業していて、今後、他のエリアから湯沢町へ、そして私たちも他のエリアに出店していきたいと考えています。日本全体で人口が減っている中で、他のエリアの事業者を呼び込んでいくことが重要だと考えています。
木島:自分も他のエリアへの展開にも興味があります。また、湯沢町へ出店を考えている事業者がおられたらできることをやりたいと思っています。

※Little Japanが運営する場づくりしたい方向けのスクール。詳細はこちら

共有ラウンジ(扇和)

地域での起業に興味の方へ

私たち株式会社Little Japanが目指すのは地域への社会貢献と経済的な貢献の両立
「地方は稼げる」ことを見てもらい、地方に行く選択をする方をもっと増やしたいと事業を行っています。

空き家を活用した場づくり・コミュニティづくり(ゲストハウスや一棟貸しなどの小規模宿泊施設、シェアハウス、コワーキングスペース)に興味の方は、以下からからお問い合わせください。

①湯沢町「起業型地域おこし協力隊」
湯沢町で起業を考えている方は、地域おこし協力隊へご応募ください!
2軒目、3軒目の展開を考えている方も歓迎です!!
・任期3年の本隊員
・お試し
・インターン
の3種類があります。

詳しくはこちら

②コミュニティプロデューサースクール
湯沢町以外のエリアで本気で起業を考えている方は、コミュニティプロデューサースクールへご応募ください。
1年間で起業を目指す超実践型のスクールです。
2軒目、3軒目の展開を考えている方も歓迎です!!

詳しくはこちら

③シェア街
・まだ起業まではいかないけれど興味はある
・すでに事業を行っており、情報交換をしたい
などの方には、リアルとオンラインのまちづくりコミュニティ「シェア街」へご参加ください。

詳しくはこちら

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シェア街(しぇあまち)は、リアルとオンラインで新しい経済圏を作る実験都市です。 シェア街の家「シェア…

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