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kitsune_ink
迎え火オペラ ①
見て。あの人たちが来るわ。だけど迎えには出ないでここで静かに待ちましょう。丘のふもとでこうして迎えの火を起こすの。気長に待つわ。見える? 現れたわ。 あの人たちは誰かしら。遠くのほうから私の名を呼んでいる。ああ怖い! 隠れてしまおうか。だって泣きたくなるんだもの。何の話をしたらいいのかわからない。いっそ死んでしまいたい、私も。
ある晴れた日。遠い空の彼方に。ひとすじの雲が立ち上がる。飛行機が現れる。白い機体が上空を横切る。そして閃光が。
あのー、これをイタリア語の歌詞にしてプッチーニの曲にのせて舞台で歌いたいと? 声楽家の方ですか? 左翼活動家? 難しいんじゃないかな。音感も語感もイマイチだし。某フォークシンガーの精霊流しの歌も決して個人的な物語なんかじゃなくて、空の上から見えているかも知れないあなたとはもっと大勢の過去の人たちを指しているとか? ないです(ケロリ)。
だから何度でもしてやられるんだアメリカに!略。
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