魔法は解けない
22歳になると言うのに(つまり高校を卒業してから4年が経つわけだ。そりゃみんな大学を卒業するよね)まだ吹奏楽の話を新鮮にし続ける。
バイトの面接で集団をまとめた経験を聞かれたら
「高校の時吹奏楽部で副部長をしており〜」「当時はコロナ禍だったのでモチベーションを保つのが難しく〜」「部員は50人以上いて〜」
いや、いつの話をしているのだと。
私は結局高校の吹奏楽部の話しか話題のない寂しい女なのだろうか。
≠MEの愛くださいませと言う曲がとても刺さる。
「さあ馬車が迎えに来た 魔法は解けない」
「君が交じった花束で美しい呪いを」
「恋より上の究極だから」
「静寂じゃ満ちない心 狂うほどの拍手」
「愛しい君よ 泣かないで」
どの歌詞も今の≠MEが歌うから刺さる。
彼女たちはオリジナルメンバーから初の卒業があった。
そして彼女たちは大人の意思で新メンバーオーディションを開催した。
(「大人たちの意思で」と言うのは私の思想が強すぎるけれど)
そんな彼女たちが最後に11人で歌うこの曲は
あまりにも力強く
魂がこもっていて
彼女たちはとても強いんだ、強くなるんだと思う。
そんなこの曲を聴いていると私は「この曲を表現してみたい」と思った。
「美しい呪いを」の部分にたくさん息を入れて力強く黒く吹きたい
「狂うほどの拍手」で首が締まるほどの苦しさを表現したい
「愛しい君よ 泣かないで」と言う私は泣いていたい
中学一年生で楽器を始めて高校生で音楽を知って
表現する手段を手に入れた私はいつからか
「これを表現したい!」と思える音楽によく出会うようになった。
私があの時吹奏楽を、サックスを始めなければ出会わなかった感情
楽譜を読むことで精一杯なくらいなので
一から譜面を起こすことなんてできない
けれど現代はとっても便利
楽譜を共有しあえるアプリがあるので譜面を頂戴して
自分の楽器に合わせて移調したり音域を調整すれば
楽譜なんて書けなくても自分だけの楽譜の出来上がり。
そういうことを簡単に行動に起こせるのが
音楽をしてよかったなと思うところ。
