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hananosu
9月になっていた
夏休みの後半は、なぜか気忙しかった。
学校が始まり、また日常へと変化していく。
でも、その日常に慣れるのもまた、少し時間がかかる。
夏休みは嫌いではない。
とくに子どものころは、大好きだった。
では、母親になった今は好きか?
なかなか「うん」とは答えられない。
子どもはもう中学生になっているけれど、お昼ごはんの心配はある。
私も仕事場に簡単なお弁当を持って行っているので、朝は二人分のお弁当を作る。
部活に送り出したり、遊びに出したり・・・。
仕事から帰ってきたら、
「ご飯なに?」
「お腹すいた」
「お菓子食べてもいい?」
スーパーで買い物を終えて、急いで帰ってきたのに。
麦茶くらい、ゆっくり飲ませてよ。
子どもが家にいる時間が長いからか、家も散らかる。
テキストの山。
山。
山。
リビング学習の難点だ。
もとに戻してくれ!
ほんのわずかなひとり時間を楽しみにしているのに、テレビも子どもに乗っ取られる。
言い出したら止まらない。
きっと私は、ペースが崩れたり、自分の時間が取れなくなったりすることが、得意ではないのだと思う。
だから、母親になってからの夏休みは・・・。
少し前までは、
「いいお母さんでありたい」
「夏休みは家族で楽しめるもの」
と、前向きに考えるようにしていた。
でも、正直、
億劫だと感じてしまうこともある。
そんなお母さんだって、いるはずだ。
それはダメなこと?
いやいや!!!!!
「いいお母さん」という像は、私が自分で作り出していたもの。
別に、いいお母さんじゃなくてもいいよね。
時には、
「ダルーッ」
って思ってしまったっていい。
言ってしまったっていい。
最近、ようやくそう思えるようになってきた。
