⏹️ 小倉色紙─㊼『八重むぐら』 🌿
🍂 人は来なくても、秋は訪れる──
「静けさの中に響く季節の足音」
はじめに・・・
✦「小倉色紙」とは「小倉山荘 色紙和歌」と
いう「小倉百人一首」の原点を指します🤗
✦ 京都嵯峨野に営まれた小倉山荘を飾る為に 依頼を受けた藤原定家が色紙100枚に和歌を 書いて、障子に貼ったものと言われます。 小倉山荘にあったことから「小倉色紙」と 呼ばれています。📜
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⚜️ 百人一首 第47首は・・・ 恵慶法師
(えぎょうほうし) 🌿
賑やかだった場所が、
いつの間にか静かになっている。🍃
昔はよく訪ねてくれた人も、
気づけば来なくなっている。
庭に咲いていた花は散り、草は伸び、
季節だけが過ぎていく。🍂
そんな時、ふと胸に込み上げるものがある。
寂しさだろうか?
懐かしさだろうか?
それとも、
過ぎゆく者への愛しさだろうか?
千年以上前。
そんな静かな情景を、
たった三十一文字に込めた歌人がいた。
📜 百人一首 第47首。
その作者は、恵慶法師(えぎょうほうし)。
僧侶でありながら、繊細な感受性を
持った歌人として知られる人物である。

🌺 百人一首 第47首
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❖ 八重むぐら 🌾
しげれる宿の
さびしきに 🛖
人こそ見えね
秋は来にけり 🍂
(恵慶法師・第47首)🍀
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📜 解説
幾重にも雑草が生い茂った荒れた宿は、
ひっそりとして寂しい。🛖
訪ねてくる人の姿は見えない。
けれど・・・
秋だけは今年もやって来たのだなあ。🍁

🌿 恵慶法師という人
恵慶法師は、
平安時代中期に活躍した僧侶であり、
中古三十六歌仙にも数えられる歌人である。
詳しい生涯は多く残されていない。
だからこそ、彼の人柄は、
残された和歌の中から想像するしかない。📜
しかし、一つだけ確かなことがある。
それは、この人が、季節の移ろいの中に、
人の心を見つめることのできる人だった
ということ。👁️
花が咲けば喜び、散れば寂しさを覚える。
誰もいなくなった庭を見て、
ただ荒れた景色として見るのではなく、
そこに秋の訪れを感じ取る。🍁
そんな優しい眼差しを持つ人
だったのである。

🍂 「八重むぐら」に込められた歳月
「八重むぐら」とは、
何重にも絡み合って生い茂る雑草のこと。
それは、長い間、
人の手が入らなくなった証でもある。
・かつて笑い声があった場所。
・人が集い、語り合った場所。
その面影は消え、
今では草だけが静かに伸びている。🌾
けれど、自然は何も責めない。
秋風は変わらず吹き、虫の音は静かに響く。
人の都合とは関係なく、季節は巡り続ける。
その姿に、平安人たちは・・・
「もののあはれ」を感じた。
変わりゆくものへの悲しみ。
そして、それを受け入れる優しさ。
そこに、日本人の美意識がある。🫶
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🪭【今日の短歌】 ❀❀❀✿❀❀❀✿❀❀❀
❖ 人絶えて 草のみ深き 庭なれど 🌾
秋の夕べの 風は変わらず ♬
── 霞の式部
✦人の姿は消えても、風は吹き、
虫は鳴き、月は昇る。🌘
✦自然は、何も語らず、
ただ静かに季節を運んでくる。

📜 百人一首は「無常」の物語
平安の人々は、永遠を信じていなかった。
花は散る。春は過ぎる。
人は別れ、命もまた終わりを迎える。
だからこそ、今この瞬間が愛おしい。
それが、後の時代に『方丈記』や『徒然草』、そして仏教の「諸行無常」の思想へと
繋がっていく。
⚜️ 百人一首とは、恋の歌だけではない。
季節を通して、
人生そのものを見つめた
「心の書」なのである ☺️🌿✨️

💫 現代へのメッセージ
昔の写真を見返した時。
久しぶりに訪れた場所で。
もう会えなくなった人を思い出した時。
胸の奥に、ふっと吹く風がある。🍃
寂しい。でも、どこか懐かしい。
そんな感情を、平安の人々は
「あはれ」と呼んだ。
🫴 人がいなくなっても、季節は巡る。
🫴 失ったものがあっても、朝日は昇る。
だから、寂しさは、
決して悪いものではない。
⚜️ それは、大切なものを
知っていた証なのだから。

🍃 結び
人は来なくても、秋は訪れる。🍁
それは、少し寂しくて、
そして、少し優しい。
千年前。
恵慶法師が見つめた秋風は、今も変わらず、私たちの頬をそっと撫でていく。🍂
荒れた庭にも、誰もいない夕暮れにも、
季節は静かにやって来る。
だからこそ、人生もまた、
急がなくていいのかもしれない。
🪷 花が散ることを知っているから、
人は花を愛する。
💖 別れがあることを知っているから、
人は人を愛する。
百人一首とは・・・
移ろいゆくものを慈しむ、
日本人の心そのものなのである 🤗🌿✨️

❀❀❀✿❀❀❀✿❀❀❀ 【締めの短歌】
❖ 人はなく なりても秋の 月照りて 🌓
千年の風 庭を渡れり 🍃✨️
──霞の式部
❀❀❀✿❀❀❀✿❀❀❀
✍
『稚拙な短歌に、今日もそっと
🍃 耳を傾けていただき〜
誠にありがとうございます』 🙇♀️
✺✺✺
❇️ 貴方との繫がりを大切に〜感謝です 🤗
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