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私的映画録…「トイ・ストーリー」 1996年 [映画感想文]

あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第279弾。

今回は、CGはついにこんなところまで来たのかととんでもなく驚いた作品「トイ・ストーリー」のお話。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。


公開:1996年3月23日
監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョス・ウィードン、アンドリュー・スタントン、ジョエル・コーエン、アレック・ソコロウ
製作:ラルフ・グッジェンハイム、ボニー・アーノルド
製作総指揮:エドウィン・キャットマル、スティーブ・ジョブズ
出演者:トム・ハンクス、ティム・アレン、ドン・リックルズ、ジム・ヴァーニー、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェンバーガー、アニー・ポッツ、ジョン・モリス、等
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ

いや驚いたんですよ、マジで。
だってこの映画って多分、初めてのフルCG映画ですよね?
それまでにも高度なCGを使った作品はけっこう出てきていた時期ではありましたが、人間は本物の人間が演じていて、それとの合成をうまく見せているという感じのものだったのに、この作品ではもうまったく一切現実のものが出てこない。
人間も動物も、すべてがCGという…いやぁ驚きました…すごいなぁ…こんなことできるようになったのかと。

その上ストーリーもめちゃくちゃ面白いからすごい。
そもそもおもちゃに人格があるというのは自分も子供の頃に抱いた妄想なんだけれど、それが実は本当にあってそれぞれに悲喜こもごもあるということをリアルに観せてくれる面白さ。
こういう様子を観ると、もし自分がアンディ(主人公・ウッディをはじめとする登場するおもちゃたちの持ち主)と同世代の子供だったらきっと、自分のおもちゃをもっと大切にしようと思うのだろうなぁ等とも思ったりする。
そしてやはりそこには、成長期を一緒に過ごした友達という感覚が生まれるのだろう。
そういった教育面でもいい映画だ。
だから子供には是非見せたいと思う…子供いないけど。

ちなみに自分としてはやはりバズ・ライトイヤーが面白い。
だって最新の機能をたくさん持っていて、本人もそれを本当の武器だとか思ってるけど、しかしそれらは単なるギミックで…なんていうあたり、おもちゃの悲哀すら感じるじゃない。
他の古いおもちゃたちにも悲哀は感じるけれど、バズの場合は(特に最初の登場時点では)勝ち誇った最新のおもちゃだという自負とともにそれがだんだん変化していく過程により一層の悲哀を感じてしまう。
そういえば、東京ディズニーシーの「タートル・トーク」でも時々出てきていじられていて面白いね。

ちなみに一番好きなのはエイリアン(リトル・グリーン・メン)。
この人形が、当時働いていた会社の社長の車の後部座席に転がっていて、それがめちゃくちゃかわいくて、仕事帰りに社長の車に乗る時はいつも抱いてたっけなぁ。
今思えばあれってきっと社長の娘たちの持ち物だったのかもなぁ…そう思うとちょっと申し訳ない。

そういえばこの作品、主人公・ウッディの声をトム・ハンクスさんがやってたり、日本語吹き替え版では唐沢寿明さんや所ジョージさん(こちらはバズ)がやってたのも話題になったなぁ。
しかしこんなビッグネームがやっているのに、作品中ではまったくそういった印象はなくて、自然にそのキャラクターとして観ることができちゃったあたりも、これらの役者さんたちの技術の高さを感じたりもして、改めてすごいなと思ってみたり。

さらにそういえばなんだけど、この作品って、赤字続きでスティーヴ・ジョブズによって売り払われようとしていたピクサーを救った作品でもあったんだっけ。
今のピクサーの隆盛を考えるとピクサーにとっても、映画界全体から見ても、記念碑的な作品だと言えるのかもしれないなぁ。

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