建築家の空想休憩 第一話|記憶を保存するホテル
このシリーズは、実際には存在しないけれど、
どこかにありそうな建築の話。
設計の合間、
ふと頭に浮かんだ風景や空間を、
イラストと短い物語として記録しています。
記憶を保存するホテル
このホテルでは、
旅人が忘れたくない記憶を、一時的に預けることができる。
記憶は、言葉では保存されない。
音。
匂い。
光。
温度。
風。
その日の空気ごと、部屋に記録される。
そしてチェックアウトの朝、
預けた記憶は、少しだけ軽くなって戻ってくる。
まるで、
誰かが一晩だけ、代わりに抱えていてくれたみたいに。

この空想は、
私が考えている「時間建築論」というテーマとも、どこかでつながっています。
▶︎ 「設計は、空間ではなく時間を扱う仕事だ。」
空間を考えることは、目に見える形をつくることだけではありません。
そこに残る記憶や、時間や、気配まで想像することでもあります。
私はパースもまた、単なる絵ではなく、設計者が何を見ているのかを表すものだと思っています。
関連して、パースと設計力について書いた記事はこちらです。
▶︎ パースは“うまさ”ではなく“設計力”で決まる
はじめて読んでくださった方へ。
このnoteでは、建築、暮らし、時間、そして日本と韓国の住文化について、建築家の視点から記録しています。
私がどのような立場で、どんなテーマを大切にしながら書いているのかは、こちらのプロフィール記事にまとめました。
よろしければ、あわせて読んでいただけるとうれしいです。
▶︎ 建築家として、時間と暮らしを記録する|新しいプロフィール
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