僕の夢は世界征服 〜寂しがりやの王様〜
望むものを1つだけ叶えてやる
神か悪魔か天使か
誰だかがあなたにそう問いかけてきたら
あなたは何を願う?
私は迷わずこういうだろう。
この宇宙の全てをよこせと
私の名はともひろ
その辺にいるただの大学生だ。
そんな私の願いであり夢を具体化するのなら
世界、宇宙、ルール、理
ありとあらゆるものを
この掌の上に全てを統べる
独裁者だ
それはそんなずっとそばにいる独裁者の私と
これを書いている私との対話だ。
王様の嘆きがあなたにも伝わりますように。
それではどうぞ
始まりの問い
こんにちは
こんばんわ
ともひろです。
私がこの夢というか
この欲望を自覚したのは結構最近で
だいたい3ヶ月とかそれくらい前かな。
もちろん20歳超えてますからね。
その時にこの突拍子のない夢を欲望を自覚した。
叶うかどうかはおいといて
現実的とかの制限を全て取っ払って願いが叶うなら?
その先にあるものとでもいうべきですかね。
そんな不可能な私の夢、願い。
夢を見ることも、願いを願うことも
そこには善悪なんてないのだからいいだろう。
夢を自分で裁くのは無粋なことだから。
でも気になることが1つあった。
何でその願いが産まれたのか?
それが気になった。
何でこんな荒唐無稽で無謀で
非現実的な夢を抱いたか。
その夢を抱いた始まりが
気になり始めた。
全て私に従え
私はこの独裁者になりたい欲が
独裁者もとい王様に見えた。
私は王様に問いかけた。
なぜ世界征服、独裁者になりたいのか?
そして王様から返ってきたのは
思い通りにならないのがいやだから
だから全てを従わせる
なるほど
わかりやすい。
思い通りにならないのがいや
これは苦しみそのものだ。
というか仏教の苦しみは
思い通りにならないこととされている。
その苦しみがいやなのだろう。
気に入らない人に思い通りにしたいとか
好きな人に自分だけを好いてほしいとか
どんな人からも特別扱いしてほしいとか
そんな人間関係とか
お金が無限にほしいとか
いいところに住みたいとか
美味しいもの食べたいとか
衣食住やお金のこととか
はたまた
私は雨の日は好きじゃない。
晴れててほしい。
暑いのも寒いのもいや。
薄手の長袖が丁度いい気温が好き。
ずっと満点の星空が見たい。
自分がいるところでオーロラや流星群がみたい。
そんな世界や宇宙規模の望みだったり
あるいは
人を買ってみたい
人を殺してみたい
人を道具のように使いたい
みたいな非人道的な願いまで
その全てを私の裁量で決定ができて
それを止める人がどこにもいない。
私の言うことを聞きうなずく人しかいない。
すべて私に従え
そんな宇宙の独裁者になりたい。
それが王の理想だ。
傲慢で無責任な人間だ。
その先の感情
私は王にもう一つ踏み込んだ。
どうして思い通りのならないのがいやなのか?
答えは
それが苦しいから、気に入らないから
なるほど
そりゃ人生思い通りに
ならないことのほうが多い。
思い通りになるように見えてるのは子供の頃だけ。
それも周りの大人がその思いに応えようと
手足となって動いてくれていたからにすぎない。
それがこの年になって分かってきた。
いや、見えてきたと言ったほうがいいだろうか。
そのことが嬉しかったのだろう。
自分の言うことを何でも聞いてくれる。
その体験はまるで小国の王のようだ。
ずっと俯いて人の顔なんて見ずに
支配を続けるようなね。
だけれども、その王の気持ちのまま
私は歳を重ね大人になり、世界を知ってしまった。
小国の王は自分の小ささに嘆いた。
そして外の広い世界が敵になったのだ。
自分の思い通りにならない世界なんて
敵同然でない方がいい。
でも消すことはできない。
ならば同じだ。
その世界すらも支配して
私の思い通りの世界を広げてやろうと。
そんな世界征服計画もとい思い込みが
私の心の中で起きていたのではないかと
そう思った。
子供の王様の世界征服の始まりだ。
嘆きの欲
私は私の中の、小国の王に聞いてみた。
何で思い通りにならないのがそんなにいやなのか?
その質問あと王はしばらく沈黙を貫いた
だが、王はその沈黙が嫌だったのか
あるいは私を信頼してくれたのか
ようやく
その顔をあげた。
初めて私と王は顔を合わせた。
そしてその顔は
泣いていた。
そして王は話し始めた。
寂しいんだ。とっても
私にとって思い通りに動いてくれることが愛情だ。
でも年とともにそれを感じられなくなった。
私はこれしか愛情を知らない
私の言うことを聞かないというのは
私を愛されないということ
この世界は私を愛していない
だから私を愛すようにするんだ。
誰か私を愛してかまって
私を無視しないで。
王は いや その人は
1人の人として嘆きを語った。
威厳も傲慢さも優雅さもへったくれもなく
ただたださみしく嘆いていたのだ。
まさに子供の姿だった。
王は支配者なんてなりたくないのだ。
ただ、人に愛されたかっただけ。
他の誰とも変わらない欲の持ち主だった。
つまるところ
私と同じただの寂しがりやだったのだ。
愛情表現を学べなかったのか
それとも偏ってしまっていたのか
歪な愛情の感じ方しかできなくなっていた。
支配、命令を聞いてくれる
↓
かまってもらえる
↓
言うことを聞いてくれる
↓
愛情
支配=愛情
それが王の愛情であり
王の人生のすべてだったのだろう。
なんと嘆かわしく哀れなのだろうか。
最初の1人、最後の1人?
一通り王の話を聞き
ふと我に返った。
王の嘆きに気づかずに
ずっと放置していた私はなんと愚かなのだろうか。
この王の1番近くにいたのは紛れもなく私だ。
その私が気づいてやれずに
ずっとずっとずっとずっと
王は1人で泣いていたのだ。
そしてそれを無視し続けたのは私だ。
悔しさと後悔が込み上げて来た。
だからこそ、ここで終われない。
この悲鳴に気づいたのだ。
昔と同じではない。
今の私ならできるはずだ
この王と共に歩む道を
私はまだ泣き後が残る威厳を感じない王に
全身全霊の敬意を込めて
最高の友として支えるために
その手をとって進言した。
私が王の最初の国民になります
私が王の最初の友となります。
最初で最後の存在かもしれません。
それでもあなたと共に歩みます。
だから世界を受け入れてみよう。
1人ではなく2人なら
その世界は変わって見えるから
おわり
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は金曜日(2025/02/21)更新予定です。
それではまた〜
p.s
あなたがもし、何でも叶うなら何を願うか?
コメントで教えて!
私も書いたんだからさ

