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【連載 第19回】(放送第99回):ロックは世代の壁を溶かすか?:OKAMOTO’Sが証明する、普遍的な「生のエネルギー」

「ロックは若者の特権だ」という言葉は、もはや過去のものなのかもしれません。

今、日本のロックシーンの最前線を圧倒的な熱量で走り続けるバンド、OKAMOTO’S(オカモトズ)。彼らのライブ会場に足を運ぶと、現代の音楽シーンを象徴する、あるとても興味深い光景が広がっています。

【放送アーカイブ:親子三代でグルーヴする、現代のヴィンテージ】

── 岡本太郎の精神を継ぐ「現代のヴィンテージ」

竜ちゃん(竜): 臣さん、最近の若いロックバンドのライブって行ったことありますか? 今の最前線を走るOKAMOTO’Sの客席には、なんと10代の若者から僕たちのようなシニア世代までが一緒に肩を並べているんですよ。

臣さん(臣): メンバー全員が岡本太郎をリスペクトして、姓を「オカモト」に統一しているという、あの実力派バンドですね。

竜: そうです!彼らの音楽って、僕たちが多感な頃に夢中になった60〜70年代のロックやソウル、ファンクのDNAを色濃く受け継いでいるんです。ただの懐古趣味じゃなくて、ヴィンテージな音作りをベースにしながら、現代の感覚で見事にアップデートしている。

臣: なるほど。だから、ビートルズやストーンズをリアルタイムで聴いて育ったシニア層には青春を呼び覚ます「懐かしさ」として響き、デジタルネイティブの若い世代には、SNSにはない「剥き出しの生の熱量」として、同時に突き刺さるわけですね。

── 孫と一緒にライブへ──音楽が繋ぐ新しい「家族の形」

竜: まさにその通りです。彼らの発信をきっかけに、お孫さんからおじいちゃん、おばあちゃんへと魅力が伝わり、親子三代でライブハウスへ足を運ぶケースも増えているらしいですよ。

臣: それは素晴らしいなぁ。大好きなリズムに合わせて一緒に体を揺らし、生のエネルギーを全身で浴びる。これって、お寺の読経の心地よいリズムが心を落ち着かせるのと同じように、脳の活性化や心身の健康にも寄与するという、音楽療法の素晴らしい可能性を感じますね。

竜: 時代によって楽器やテクノロジーの形は変わっても、ロックの本質である「自由」と「反骨精神」は普遍です。「父親が大事にしていたビートルズのレコードを、今は10代の息子と一緒に聴いている」というリスナーからの便りを読むたびに、音楽こそが時間の流れに抗い、人と人を繋ぎ止める唯一の「愛の讃歌」なんだと、深く実感させられます。

【Music of The Week】

Now and Then(The Beatles Cover / BLUES CHAPLIN)

ビートルズが時空を超えて僕たちに届けてくれた、奇跡の「最後の新曲」。最新技術によってジョンの瑞々しい歌声が蘇り、メンバー全員の演奏が何十年の時を経て重なり合ったこの曲は、まさに時間の流れに抗い、世代を繋ぐ不滅の愛の讃歌です。僕たちBLUES CHAPLINのカバー演奏で、その温かく深い余韻をお聴きください。

🎥 放送アーカイブ

編集後記

「父のビートルズを、子と聴く」。音楽が世代を超えてバトンされていく物語は、いつだって僕たちの胸を熱くさせます。

かつて僕たちが若者だった頃に感じた、あの胸が震えるような衝動。それを還暦を過ぎた今も、こうして仲間と、部署や立場の垣根を越えて、新しく出会うリスナーの皆さんと分かち合える空間があることの幸せを、ギターを抱えながら噛み締めています。ロックの旅は、まだまだここからです!

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