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揺れながら、進む。

これは、今の私の治療の記録。

彼が精索静脈瘤の手術をしてから、
回復期を兼ねて4回の人工授精をした。

結果は、すべて陰性だった。
受精卵も、ひとつも残っていない。

悩みに悩んで、2月に2度目の採卵をした。

今までで一番いいグレードの胚が凍結できた。

嬉しかった。
本当に、心から。

でも同時に、移植が怖くなった。

私はまだ一度も、
妊娠検査薬の2本線を見たことがない。
着床しかけたことすらない。

1年前の検査で、
子宮内フローラは99%がイナーズだった。
この1年、私は移植していなかったことにも。

イナーズがいること自体が悪いわけではない。
でも、理想的な安定型とは少し違うらしく、
着床との関連を気にする先生もいると聞いた。

子宮内の環境は、
着床の窓を調べるERA検査にも
影響する可能性があると言われている。

だからこそ、どちらもやろうと思った。

できることは全部やって、
万全の状態で移植したかった。

でも本当は。

整えきれていないことが不安なのではなく、
移植そのものが怖かった。

また陰性を見ることが怖かった。

看護師さんと長電話をした夜、
怖さも迷いもそのまま話した。

電話を切ったあと、
少しだけ背中を押してもらった気がした。

子宮内フローラを再検査して、
問題がなければ一度移植してみる。

そう選んだ。

覚悟ができたわけではない。
自信があるわけでもない。

ただ、揺れながら選んだ。

その夜の私を、
信じてみようと思う。

皆さんは、
どんな夜を越えてきましたか。

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