白駒池 もののけの森へ | ニュウ 中山 | 北八ヶ岳
8月3日
横川SAでは濃い霧雨に覆われていたが、上信越道の長いトンネルを抜けると少しだけ朝日が差した。
八千穂高原ICを降りてメルヘン街道という、メルヘンとは言えないようなきついヘアピンカーブの峠道を登って行く。
曇り空の月曜日、今日は私一人だけかと思うほど、メルヘン街道では他の車に出くわさず不安になるも、白駒の池入り口駐車場に到着すると、既にスペースの1/3程が車で埋まっていた。(7:30)
準備を済ませるとちょうど管理人の方が料金を徴収しに回って来られたので600円を支払い、代わりに貰った券をフロントガラスから見えるところへ置き出発した。
白駒池~もののけの森~ニュウ~中山 周回コース
標準コースタイム 4:32
距離 7.8km
のぼり 530m くだり 533m
白駒池と青苔荘




入口から15分ほど歩くと白駒池と青苔荘のある地点に着いた。
青苔荘のすぐ横のテン場でテン泊をしている人がいる。
駐車場からも程近いこの場所を拠点とし、行き先や用途に応じて利用できる便利なテン場だと素人ながらに思う。
白駒池(しらこまのいけ)の「 標高2,100m以上にある天然湖としては日本最大 」という微妙な日本一を意味する謳い文句に、そういうことかと私の鈍い頭はようやく理解をした。
日本最大とか言う触れ込みが無くったってここへ来たいと私なら思いますけどね。
もののけの森




ニュウへの分岐までは幅広で綺麗な木道が整備されていて、苔のテーマパークのよう。
晴れ間が見え隠れしていたこの時点では苔は乾いていて、苔は濡れている程に綺麗で神秘さを増すと言われる意味がわかるような気がした。





道標と写真のセンス





ここまではそれほどのバテや疲労感もなく標高を上げて来れた。
苔の癒し効果か、いや苔が綺麗な故に立ち止まって写真ばかり撮っていたからだろう。
この場所であれば素人の私でも綺麗な写真が撮れるだろうと他力本願ならぬ苔力本願な気持ちでいた。
しかし目で見て思い描いた写真のイメージと、実際に撮った写真とのギャップたるや…
綺麗な苔を綺麗にカメラに収めることの難しさを思い知る。
写真を心得る道もまた、遠く険しい。

ニュウ
にゅうの山頂が見えてきた。






山頂へ登り立つと皆さん順番に山頂標識の板を持って記念撮影をしていた。
ちょうど白駒池が ガス人間 のような雲に飲み込まれてゆく場面に遭遇してそれもまた神秘的だった。
単細胞な脳内のレコードの針が すとん と落ち " いとしのエリー " がここから中山までの稜線の道に響き渡る。
雨が降ったり止んだりしていて、ゴツゴツとした岩場も多い。
滑ったり、グネッたりしないよう、ハイカットのシューズの紐を一番上まで通してきつく結んだ。
中山


中山の山頂標識は完全に見落としてしまった。
「ここは中山展望台」の少し手前にあったらしい。
「ここで良いじゃん」と思ってしまいすみません。
展望台の大きな石の上に座り、皆さんそれぞれ休憩と昼食を摂られていた。

この道をくだれば
くだりは濡れた岩場の道を滑らないように注意を払いながら、ただただ降りて行く。
そしてそれでも尻餅を突いて一度コケる。
もう自身も苔の一部になってしまったかのように、苔に囲まれるという非日常に麻痺してきた。
贅沢なことだと思いつつも、気持ちは高見石小屋にある"アレ"へと向かっていた。





高見石小屋の揚げパン
濡れた岩の上を一歩一歩、無心で踏み進めていると、高見石小屋が現れた。
平日ハイカーには有り難い通年営業の山小屋だ。
外のカウンターの席が空いている。
早速注文をしよう。


私の下調べによると、揚げパンの平日の注文システムは、5種類のうち一人2種類(2個)までとされていた。
ここだけの話、私は何日も前から熟考し、既にその2種類を決めていた。(ここだけの話ですよ)
しかし、案内板を見るとそこには確かに、
「本日は5個セットのみの販売です。」
と書かれていた。
えっ⁉︎ マジですか? ヤバっ どして⁇
ていうか喜んで〜〜っ‼︎
テンションが一気に爆上がりしちゃうも、ここは全力で平然を装う。
「揚げパン1セットと台湾茶をお願いします。」
「はい。出来上がったら名前をお呼びしますね。」
と、ここで再び先程のサザンのBGMが脳内に流れ出た。
『 my lo〜ve. so swee〜〜〜t ♬ 』
揚げパン1つ(5つ)でここまではしゃげるオジさんはおそらく私くらいだろう。

高見石
高見石小屋の裏手にかなりハードな岩山がある。
安全を考慮してか荷物を小屋に置いて登るようにと注意書きがされていた。
皆さん登られていたので私も登ってみる。

白駒池がニュウの山頂よりも良く見えるポイントが高見石だった。
最後に白駒池の湖畔へと戻り、涼やかな気持ちで今回の山歩きを終えた。

北杜市の気になるカフェ
苔やにうや白駒池を満喫し、揚げパンでお腹も心も満たされていたので、あとは珈琲でもいただいてゆっくりと下道で帰ろうと思い、気になっていた北杜市にあるカフェへ。



店主が時間をかけて丁寧にハンドドリップしてくれた珈琲は芳醇で美味しくて、テイクアウトしようと思っていたけれど、中も見てみたくなったので店内で飲むことにする。




とてもハイセンスなお店で山行後のまったり時間を過ごさせていただきました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。☕︎☕︎☕︎
