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そもそも「収益化」って何をすることなの? - 「まともな商売」の整理と分類

メンバーシップ「離脱して生きる」の第5回、今回は創作活動・執筆活動と収益化について考えてみます。

シロイのnoteでは、過去にnote収益化ウハウハ界隈(※私が勝手に命名しました)に対してかなり厳しめな批判を向けており、その手の情報に対して「どうして役に立たないのか」ということをなるべくロジカルに説明しようとしてきた経緯があります。

今回の記事としては、過去に指摘してきた複数の視点を改めて一つの説明にまとめていきたいと思います。最初に考えたいのは、「あなたの創作したものが将来的に売れるとしたら、それはなぜなのか」という点についてです。

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まず、タイトルに「まともな商売」というキーワードを入れたように、世の中には「まともな商売」と「まともでない商売」があります。簡単に言うと、商品やサービスが買い手のためになるのならば、それはまともな商売です。

もちろん、ある人が毎週のように食べに行っている飲食店チェーンに対して、別の誰かが「食えたもんじゃない」と感じることもあるので、これは完全に客観的に二分できるわけではありません。嗜好品には好みというものがあるし、実用品であっても「なければ生活が立ちゆかなくなる人」と「一生に一度も必要としない人」がいます。メガネや自家用車などがそうです。

お酒はどうでしょうか。お酒はそれ自体でおいしく、仲間との会食に彩りを添え、ストレス解消にも繋がるかもしれませんが、量が過剰であれば健康を害すし、酔った上での行動は周囲との関係に悪影響を及ぼすこともあります。また、そもそもアルコールを受け付けない人もいれば、特においしいと感じない人もいます。この点もその人次第、程度と状況次第だと言えます。

とはいえ、きちんと作られた飲食物が「まともな商売」に該当するということは疑いようのないことでしょう。人が生きるためには食事が必要だし、楽しむためにもそれは必要です。

以上のお話から、あなたの創作物が「売れる」ための条件というのも自然と明らかになります。それは実用品としてどうしても必要とされるものであるか、嗜好品としてお金を払ってでも楽しみたいもののどちらかになっている必要があるということです。

個人の創作物の場合、基本的には後者に分類されることになります。「お金を払ってでも」というのはけっこうなハードルに思えますが、そもそも収益化というのはそういう話なんですね。

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これは当たり前のことしか言っていないようにも聞こえますが、世間に流通している副業情報やnote収益化情報の大半は、今説明したような視点を完全に無視しています。彼らは「お金を稼ぎたければ、世間の人々の役に立つ必要がある」という前提を共有していません。

世間の人々が必要としている商品やサービスを提供し続けることでも、人に楽しんでもらえるような創作物を提供し続けることでも、それが簡単な話であるはずがないのに、彼らは「スキル不要、初心者歓迎」とか「AIで自動化、自分では何も作業しなくてOK」みたいな甘い言葉で画面の前のあなたを釣ろうとしているわけです。

「売り方さえ身につければゴミでも売れます」というのは詐欺師の発想でしょう。彼らは実際にゴミを売っており、一部の人々はそれを購入し、それによって幸運な一握りのゴミの売り手は実際に成功します。

おっと、そういう話をするつもりではなかったのに「人の役に立たなくても儲かる」という反例が出てきてしまいました。これはいったいどういうことなのでしょうか。私のここまでの説明が間違っていたのでしょうか?

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「なぜゴミでも売れてしまうのか」ということに関係して、ここで状況整理のための視点を一つ示すことができます。その視点とは、商品やサービスに対して「買い手はそれを求めているか」と「それは買い手のためになるか」という2つの軸を立てることです。

組み合わせが2×2なので、以下の4つに分類されることになります。カッコ内には具体例をいくつか並べています。

  1. 買い手はそれを求めており、それは買い手のためになる(食料品、自動車、小説)

  2. 買い手はそれを求めているが、それは買い手のためにならない(詐欺的な副業情報、ゴシップ、陰謀論、疑似恋愛を提供するホストやホステス)

  3. 買い手はそれを求めておらず、それは買い手のためにもならない(自分がまずいと思っている飲食店、年齢・性別などのターゲットが自分からかけ離れた商品全般)

  4. 買い手はそれを求めていないが、それは買い手のためになる(学校の教科書の大半、まだ消費者に知られていない新たな商品やサービス、読み手から必要性と価値が理解されていない情報や思想)

当然、これも厳密な分類ではないです。特に、「ためになる」というのはどうしても主観的な価値判断が含まれるので、他人が「それはあなたのためにならないよ」と言ったものだとしても、本人にとっては求めるだけの価値が本当にあるものなのかもしれません。ここでゴシップやホストのようなものを「ためにならない」に分類したのは、私個人の判断になります。(他の多くの人も同じように感じるとは思いますが…)

今回の整理・分類によって理解しておきたいのは、世の中には2番のような「本人のためにはならないけど本人は欲しがっている」というものがけっこうあるのだという点です。「ニーズがあれば売れるし、なければ売れない」というのは商売の基本ですが、ニーズと価値というのは常に綺麗に一致しているわけではないんですね。

これはいかにも残念な状況ではあるのですが、事実は事実として理解しておかなければなりません。「べきである」「べきでない」によって物事を解釈しないようにしましょう。「泥棒などいるべきではない」というのは確かにそうですが、「泥棒が実際にいる」という事実は「いるべきでない」の強調によっては理解されません。その背景を冷静に整理していくことが重要です。

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さて、ここからあなた自身の創作活動の発展と、収益化の実現にいくらかでも役に立ちそうな指摘を引き出してみます。

また、倫理や良心といった観点以外からも「なぜまともな書き手にならなければいけないのか」の理由が示せるので、その点もお伝えしておく必要がありそうです。

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