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NPBで全スタメン野手が1桁背番号の試合は過去11例だけあったよ!

 2カ月ぶりの日記です!今回は背番号のお話です!

 今年も阪神が好調ですね!8月29日には優勝マジック23が点灯!このまま球団初のリーグ連覇まで突っ走りそうな勢いです!

 その阪神ですが、今年のスタメンは1~5番に1桁背番号が並んでいます!近本光司(背番号5)・中野拓夢(背番号7)・森下翔太(背番号1)・佐藤輝明(背番号8)・大山悠輔(背番号3)という上位打線は昨年から同様ですが、中野が背番号を51番から変更したことで、1桁が続くことになったんですね!

 5月24日の巨人戦では1~7番で1桁背番号が連なりました!故障の近本に代わってルーキーの立石正広(背番号9)が1番に入ると、中野・森下・佐藤輝・大山と不動の主軸が続き、さらには下位打線も6番・木浪聖也(背番号0)、7番・梅野隆太郎(背番号2)と7人が1桁に!8番には背番号67の高寺望夢が入ったものの、ここに背番号4の熊谷敬宥が入っていれば、全スタメン野手が1桁背番号となるところでした!

 そこで思いました!

過去にNPBの公式戦で、スタメン野手全員が1桁背番号だったケースってあるのだろうか~?


 頑張って調べてみたところ…NPBが発足した1936年からの91年間で、わずかに11例だけありました!今回はスタメン野手全員が1桁背番号だった11試合を、古い順に紹介します!

➀1936.4.29名古屋金鯱(対タイガース、甲子園)


1番・中堅  島 秀之助(背番号1)
2番・遊撃  濃人  渉(背番号8)
3番・左翼  黒沢 俊夫(背番号4)
4番・捕手  広田 修三(背番号5)
5番・右翼  三上 良夫(背番号3)
6番・三塁  黒田 健吾(背番号6)
7番・投手  古谷倉之助(背番号12)
8番・一塁  安永正四郎(背番号7)
9番・二塁  江口 行男(背番号2)

 1936年4月29日、現在のNPBにつながる日本プロ野球の公式戦が初めて行われました!第1回日本職業野球リーグ戦がこの日に開幕!大東京、名古屋軍(現在の中日)、タイガース(現在の阪神)、金鯱軍、セネタース、阪急軍(現在のオリックス)の6球団が甲子園で一堂に会し、今日まで続くプロ野球の記念すべき第一歩を踏み出しました!

 この日の試合は大東京対名古屋軍、タイガース対金鯱軍、セネタース対阪急軍の順で行われたため、上記の金鯱軍戦はNPBで2番目に古い公式戦となります!

 金鯱軍にとって球団初の公式戦となるこの試合では、上記の通りスタメン野手全員が1桁背番号を背負いました!これまでのプロ野球で11例しかない貴重な「スタメン野手全員が1桁背番号」は、初年度の公式戦初日にいきなり最初の例があったのですね!

 上位打線には歴史に名を残す面々が名を連ねます!先頭打者は引退後に名審判として野球殿堂入りした島秀之助。続いて中日やロッテで監督を務めた濃人渉。さらに3番は背番号4が巨人で永久欠番となる黒沢俊夫と、そうそうたる顔触れですね!

②1936.5.1名古屋金鯱(対セネタース、甲子園)


1番・中堅  島 秀之助(背番号1)
2番・遊撃  濃人  渉(背番号8)
3番・左翼  黒沢 俊夫(背番号4)
4番・捕手  広田 修三(背番号5)
5番・右翼  三上 良夫(背番号3)
6番・投手  古谷倉之助(背番号12)
7番・三塁  黒田 健吾(背番号6)
8番・一塁  安永正四郎(背番号7)
9番・二塁  江口 行男(背番号2)

 続いては第1回日本職業野球リーグ戦の大会3日目です!金鯱軍は大会2日目に試合がなく、3日目の5月1日に公式戦第2戦を戦いました!開幕戦は0-3で敗れたものの、第2戦は7-1と快勝!これが球団初勝利となった試合です!

 第2戦は開幕戦から6番と7番を入れ替えたものの、2試合連続でスタメン野手全員が1桁背番号となりました!1936年に球団発足した金鯱軍は1940年に翼軍(旧セネタース)と合併して歴史を終えるまでの5年間で全420試合を闘いましたが、そのうちスタメン野手全員が1桁背番号だったのは、この初戦と第2戦の2試合だけです!

 開幕戦の7番から打順を1つ上げたのは、投手の古谷倉之助です!投手ながら打者としても活躍し、1936年の秋季には本塁打王と打点王の2冠に輝いています!同年10月4日の阪急戦では、NPB初の4番・投手でスタメン出場!大谷翔平がプロ入りする80年以上前に、二刀流の大先輩がいたわけですね!

③1963.4.30中日(対巨人、後楽園)
④1963.5.1中日(対巨人、後楽園)
⑤1963.5.3中日(対阪神、甲子園)
⑥1963.5.5中日(対阪神、甲子園)
※ダブルヘッダー第1試合
⑦1963.5.7中日(対巨人、中日)


1番・中堅  中  利夫(背番号3)
2番・二塁  高木 守道(背番号1)
3番・一塁  マーシャル(背番号6)
4番・捕手  江藤 慎一(背番号8)
5番・右翼  ニーマン (背番号5)
6番・三塁  前田 益穂(背番号2)
7番・左翼  伊藤 竜彦(背番号7)
8番・遊撃  今津 光男(背番号4)

※9番・投手は4月30日と5月7日が河村保彦(背番号28)、5月1日と5月5日が権藤博(背番号20)、5月3日が柿本実(背番号45)。

 第3~7例目は2リーグ制時代に入って1963年の中日です!4月30日の巨人戦から5月5日のダブルヘッダー第1試合・阪神戦までの4試合連続で、1桁背番号が全スタメン野手を占める同様の打順となりました!5日のダブルヘッダー第2戦はボブ・ニーマンに代わって背番号51の小川敏明がスタメンに入ったものの、続く7日の中日戦で4戦連続時と同じラインナップに戻っています。

 このスタメンも著名な選手が並びます!1番はのちに中日で監督を務めた中利夫。続く高木守道も中日の監督を三たび務め、名球会と野球殿堂にもその名を残します!4番の江藤慎一も同じく名球会と野球殿堂のメンバーとなり、移籍先の太平洋(現在の西武)では選手兼監督も務めました。

⑧1963.5.11中日(対大洋、川崎)


1番・中堅  中  利夫(背番号3)
2番・二塁  高木 守道(背番号1)
3番・一塁  マーシャル(背番号6)
4番・捕手  江藤 慎一(背番号8)
5番・三塁  前田 益穂(背番号2)
6番・右翼  ニーマン (背番号5)
7番・左翼  伊藤 竜彦(背番号7)
8番・遊撃  今津 光男(背番号4)
9番・投手  権藤  博(背番号20)

 8例目は上記7例目に続く1963年5月11日。3~7例目のスタメンから5番と6番が入れ替わっています!

 5番から6番に下がったボブ・ニーマンはメジャー7球団を渡り歩きながら12シーズンもプレーし、MLB通算1018安打、125本塁打を記録したバリバリのメジャーリーガーでした!3番に入るジム・マーシャル(MLB5シーズン、通算206安打、29本塁打)よりもメジャーでの実績ははるかに上です!ニーマンが日本でプレーしたのはこの1年だけでしたが、36歳での来日ながらシーズン107安打、打率.301とメジャーリーガーの片鱗を存分に見せつけました!

⑨2000.10.7ロッテ(対近鉄、大阪ドーム)


1番・中堅  諸積 兼司(背番号0)
2番・二塁  酒井 忠晴(背番号4)
3番・左翼  福浦 和也(背番号9)
4番・DH  ボーリック(背番号7)
5番・一塁  石井 浩郎(背番号3)
6番・三塁  初芝  清(背番号6)
7番・右翼  サブロー (背番号2)
8番・捕手  清水 将海(背番号8)
9番・遊撃  小坂  誠(背番号1)
ピッチャー  武藤潤一郎(背番号17)

 9例目は2000年のロッテです!2019年までプレーした福浦和也も3番に名を連ねているだけに、まだまだ最近のような気もするメンバーです!

 特筆すべき点が2点あります!まずはDH制初の「全スタメン野手が1桁背番号」となり、1桁背番号の9人がスタメンに並んだ点です!NPBでDH制は1975年のパ・リーグから採用されましたが、「全スタメン野手が1桁背番号」といってもDHを含む9人となれば、8人よりも難易度は高くなります!

 そして特筆すべき点がもう1点!スタメン野手全員が1桁背番号となった試合で、初めて背番号0の選手が加わった点です!NPBで背番号0は広島・長嶋清幸が1983年に背負って以来、徐々に各球団で使用されるようになりました!背番号0の誕生で1桁背番号の選手が1人増えたことによって、スタメン野手全員が1桁背番号となる可能性も1人分高まったということにはなります!

 ちなみにこの2000年10月7日は、ダイエーが地元・福岡ドームでオリックスを下してリーグ連覇を決めた日でした!一方で大阪ドームの一戦は5位・ロッテ対6位・近鉄の一戦。試合開始はともに18時とあって、37年ぶりとなる「スタメン野手全員が1桁背番号」は優勝決定戦の陰でひっそりと実現していたのでした!

⑩2000.10.8ロッテ(対近鉄、大阪ドーム)


1番・遊撃  小坂  誠(背番号1)
2番・中堅  諸積 兼司(背番号0)
3番・左翼  福浦 和也(背番号9)
4番・DH  ボーリック(背番号7)
5番・一塁  石井 浩郎(背番号3)
6番・三塁  初芝  清(背番号6)
7番・右翼  サブロー (背番号2)
8番・捕手  清水 将海(背番号8)
9番・二塁  酒井 忠晴(背番号4)
ピッチャー  黒木 知宏(背番号54)

 優勝決定戦の陰で実現した9例目に続き、ロッテは2日連続で全スタメン野手が1桁背番号となりました!

 スタメン野手9人は同じ顔触れですが、前日から3人の打順が変更となっています!小坂誠が9番から1番に昇格。前日1番だった諸積兼司が2番に下がり、酒井忠晴が2番から9番に回りました!

 ちなみに前述の「DHを含めたスタメン野手全9人が1桁背番号」と、「スタメン野手全員が1桁背番号で、なおかつ背番号0を含む」試合は、現状この2連戦のみです!

⑪2016.6.18日本ハム(対中日、ナゴヤドーム)


1番・左翼  西川 遥輝(背番号7)
2番・遊撃  中島 卓也(背番号9)
3番・中堅  陽 岱 鋼(背番号1)
4番・一塁  中田  翔(背番号6)
5番・二塁  田中 賢介(背番号3)
6番・三塁  レアード (背番号5)
7番・捕手  近藤 健介(背番号8)
8番・右翼  杉谷 拳士(背番号2)
9番・投手  吉川 光夫(背番号34)

 21世紀に入って2016年!これが現段階で直近の例となります!日本ハムのスタメンには西川遥輝に中島卓也、さらにはソフトバンクに移籍した近藤健介と、まだまだ現役で頑張っている選手もいますね!

 この試合は11例目にして初となる、交流戦での「スタメン野手全員が1桁背番号」です!しかもセ・リーグ本拠地のため、DH制は不採用。日本ハムですが投手が打順に入っています!

 以上がこれまでの「スタメン野手全員が1桁背番号」の全11例となります!NPBは1936年の発足から昨季までに6万7417試合が行われていおり、その中でわずかに11例!実に6128試合に1度の割合です!先攻と後攻を合わせると13万4834通りのスタメンがあり、そのうちの11例ということは0.00008%の確率です!

 来年度からはセ・リーグもDH制を導入します!そのため、セ・リーグもスタメン野手が8人から9人に増えることから、実現は今まで以上に難しくなると思われます!

 そして!投手を含めた全スタメンが1桁背番号となった例は、いまだに実現していません!現在12球団で1桁背番号の投手はソフトバンクのスチュワートJr投手しかいませんが、いつか実現する試合を見てみたいですよね!

 以上!マニアックなお話にお付き合いいただき、ありがとうございました!


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