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嘘のような本当の話~バスから追い出されました【世界と日本~どっから見るか⑰】

今までにも何度か
海外生活の記事を書いているけど
今回は【理不尽に】バスから降ろされた話


その日、私達は郊外の自然を堪能しに行っていた
シティウォークみたいな
健康と、人との繋がりの為にコミュニティがやってる企画で
その日はちょっとしたイベントだった


散策が終わって、帰りのバスに乗っていたら
突然、運転手がバスを降りた
郊外なので、1時間に1本ぐらいしか
バスが来ないはずなのに
真後ろにいるのは同じルートのバス


運転手同士が話をしていたと思ったら
突然、全員降りろという


同じルートのバスだから
運転手が間違えていて
あっちに乗り替えるのかなと思っていたら
そっちのバス、普通に出発して
私達は置いてけぼり状態


意味不明な状態に???となっていたら
降りたばかりのバスに戻る事に


テクニカル問題が起きたから
ここから、数個先のバス停で降ろすから、と言われ
次のバスはすぐ後で来る、と言い捨て
運転手は去って行った

が。
待てども待てどもバスは来ない
うん、そんな気はしてたよ
だって、書いてあるからね、
次のバスは1時間後だって!!


こんな時、日本だったらきっと
バス会社に苦情の電話する人
知り合いや他の手段に頼る人
携帯で連絡とか取りつつ、時間を潰す人
この辺りが思い浮かぶけど


バスを降ろされた人達のうち、
私含め、「外国人」がしたのは上の枠


この国の人達がしたことは
「愚痴を言いながら笑い合って仲良く会話する」こと
「えー?そんなタイミングだったの?ツイテないわね」
「間違いぐらいは誰だってあるわよ。そこは良いの。
でも、あの対応はないわ!」
「明らかに、テクニカル問題じゃないわよね!」

愚痴は言う
思いっきり吐き出す
でも、どこかで「諦めていて」
状況を共有するみんなで
イライラを笑いに昇華させていた


散々言いまくったあと
「でも、暑すぎる日じゃなくて助かったわ」とか
「急にぽっかり空いた時間って、本当の自由って感じ」とか
「後で笑い話が出来たわ」とか
割と、愚痴だけでも終わっていなかった


なんか、人間らしい力を見たような気がした


その後、同じ運転手がルート変更したバスで
対向車線のバスストップに停車した
彼は、何かのファイルで顔を隠すようにして
こちら側から顔をかばっていた


「見た?あいつ、顔隠してたわよ」
「顔隠したって、もうすっかり覚えたわよ」
「次に同じバス乗ったら言ってやるわ」
また、笑い声が上がった


そりゃそうだ
往復1時間のルートだ
自分が放置したんだから
次が来ない事だって知ってただろう


笑い話に変えた私達と
罪悪感を抱えて過ごす彼と

あぁ、これが
「損して得取れ」ってこと?と

あの時、正直に言って
一時的な恥を受け入れていれば
この先、この罪悪感の記憶と生きる事はなかっただろうに、と
なんだか思った一日だった



#海外生活
#こんなこともあります
#愚痴の効用
#心って頂点まで登ると自然と降りて来るよね
#中途半端が一番よく無いってことなのかな
#みんなで笑え
#発散する事の大切さ

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