見出し画像

ハーグのマウリッツハイス美術館で痛感した私の感性

2019年3月
オランダ ハーグ

視察のため、
約一週間ハーグに滞在。

ハーグってどこ?
何があるの?
から私の旅は始まった。

分かったことは、
美術館が多いこと。


私は美術に明るくない。

図工や美術は、苦手科目で、
先輩の絵を借りてマネし、
自分の絵として提出したことがあるほど。

でも、美術館は好き。

私が見ても
絵のうまさや素晴らしさは分かるし、
じっと見入ってしまうこともある。

特にヨーロッパは、
美術館の建物自体が素敵だし、
絵を眺める人々の雰囲気も好き。

たまに絵を見て、
メモ帳に絵を模写している人を見ると、
うらやましい!とテンションがあがる。

ただ全く詳しくないし、
説明を読んでも「なるほどね。」で終わり、
じっくり味わうっていうことが
私にはほぼない。

そんな私でも、
分かったことがある。

マウリッツハイス美術館
には行くべきだと。

ここにある
『真珠の耳飾りの少女』は
絶対に見ておいた方が良いものだと。

正直、この時初めて
フェルメールという名前を知った。

それでも、
『真珠の耳飾りの少女』は、
知っている。


憂いというというかなんというか
黒の背景に色白の彼女は
人目を惹きつける何かを持っていた


実際に美術館で見た
『真珠の耳飾りの少女』は、
孤高って感じだったと思う。

大きな瞳がより際立って見え、
なんとなく憂いを感じた。


しかし!

私の頭の中には、
別の『真珠の耳飾りの少女』が浮かぶ。

目の前の本物の絵とは
似ても似つかないが、
まぎれもなく
『真珠の耳飾りの少女』が
どうしても浮かんでくる。

いや、これは違うんよ、
とかき消すが、
また浮かんでくる。

だから、これは違うんよ、
と無理やり消す、
を繰り返していた。

そして、
その絵を描いたらしき画家まで、
脳裏にちらつく。

フェルメールの顔を私は知らないのに。


私はドラマ
”コンフィデンスマンJP”が好き。

ダー子さんが、
フリーダ・カーロのコスプレをし、
真珠の耳飾りの少女の絵と登場した時、
脚本家や演出家は、
本当に天才だと思った。

そう。
私が『真珠の耳飾りの少女』を知ったのは、
このドラマがきっかけ。

しかも、
正統な絵ではなく、
ふざけた『真珠の耳飾りの少女』として。

この絵が、あの絵に……

私はフェルメールよりも
脚本家や演出家への賞賛が
止まらなくなっていた。

そして、
フリーダ・カーロのコスプレで、
あの絵に負けないほどの
インパクトを演出していることにも。

私はフェルメールが
どんな顔なのかをいまだに知らない。

オランダでは、
他の美術館でも
フェルメールの絵をいくつか見た。

必ず、
フリーダ・カーロが浮かぶ。

しかも、ダー子さん仕様で。


やっぱり私には、
美術の感性はなさそうだと
ここハーグで本物の
フェルメールの絵を見て実感。


それでもフェルメールの偉大さは分かる。

街を歩けば、
お土産物屋もフェルメールばかり。

顔を入れられる
書き割りパネルだってある。

やっぱりせっかく来たし、
何かフェルメールの記念を……。

そんな私が選んだのは、
ミッフィーの真珠の耳飾りの少女の
キーホルダー。

まっ、芸術の楽しみ方は
人それぞれですから、と
自分を正当化しつつ
美術館巡りはやめられない。

いいなと思ったら応援しよう!