私がいなくても、職場は回っている
回復までの長い時間
休職して、すでに1年5か月が経ちました。
体を横たえるだけの日々。
うつになった原因を考え続けた日々。
体の面から考え、
心の面から考え続けました。
原因を知りたかったのは、ただ楽になりたかったからです。
情報を求め、多くの本を読みました。
脳が腫れたように感じるほど、詰め込みました。
散歩でさえ負荷が大きく、筋トレのように感じました。
半日動くだけで限界でした。
外から集めた情報で、頭はパンパンになっていました。
書くことで吐き出す
やがて、多くの、そして重大な気づきを得ました。
脳を空っぽにしたい。
でも、気づきは忘れたくない。
そう思い、遺言のように書き出すことにしました。
来る日も来る日も原稿を書き続けました。
集中して書いたあとは、明るいうちから倒れ込むように休んでいました。
書いて、書いて、書き続ける。
頭の中のものを、ひたすら外に出しました。
薬も効いていたと思います。
しかし、回復のスピードは極めてゆっくりでした。
原因と限界
やがて、書きたいことのほとんどを書き尽くしました。
うつになった原因も、自分なりに理解できました。
心の使い方。
そして、目や耳、口から取り込む“エネルギー”の質が良くなかったこと。
さらに、口から出す言葉や感情の“エネルギー”も、決して良いものではなかったこと。
取り込むものを意識的に変えるようにしました。
それでも、回復はゆっくりでした。
ただ、確実に少しずつ楽になっていました。
体が緩むという体験
最後に残ったのは、強い聴覚過敏でした。
そのとき初めて、
自分の体が常に緊張していたことに気づきました。
聴覚過敏を訴え、処方された薬を飲んだとき、
体が「緩む」という感覚を初めて経験しました。
とても楽でした。
穏やかでした。
休職して1年が経っていました。
回復と、戻らないもの
体調は、ようやく普通の状態に近づいてきました。
おそらく、人生で初めてと言えるほどの“緩み”でした。
しかし、仕事に戻る意欲は戻ってきませんでした。
さらに5か月が経ちました。
仕事への意識は戻ってきましたが、
モチベーションは上がりません。
その一方で、小説のようなものを書いたり、
詩を書いたり、庭や畑の自然を眺めているときには、
穏やかな幸福感を感じていました。
頭は空っぽでした。
気づいてしまったこと
そして、はっきりと分かったことがあります。
私が1年5か月休んでいても、
職場は問題なく回っているということです。
センターも、グループも、滞りなく動いています。
では、いまさら復職して、私は何をするのか。
これからの生き方
であるならば。
私がやるべきことは、
心の奥から湧き出てくるものに従うことではないか。
好きなことをすることではないか。
それが、この心身にとって優しい生き方ではないか。
頭で考えた「良さそうなアイデア」ではなく、
内側から来るものに従う。
その感度を上げること。
それが、これからの生き方なのではないかと思っています。
最後に
そういう生き方を、残りの人生でやっていきたい。
それが、この心と体を労わるということだと信じています。
明日、生まれる前のところから、「もう戻っておいで」と呼ばれるかもしれないのだから。
🌍 About this note (in English)
English Summary
I have been on leave from work for over a year and a half.
During that time, I spent countless days simply lying down,
thinking about the causes of my depression,
and trying to understand both my body and my mind.
I read many books, filled my head with knowledge,
and eventually began writing everything down —
almost like leaving a record behind.
Writing helped me release what was inside,
but recovery was very slow.
Then, after addressing my sensory sensitivity,
I experienced something new —
a sense of my body finally “relaxing.”
My condition improved.
But something did not return:
my motivation to go back to work.
And then I realized something very simple:
Even without me, my workplace continues to function.
That realization changed how I see my life.
Perhaps what I need to do is not to return to what I was,
but to follow what genuinely arises from within.
I want to live in a way that is kind to both my mind and body,
listening carefully to what comes from inside,
rather than forcing myself to meet external expectations.
関連する記録
▶「回復に必要だった最後のピース – 緊張を解くということ –」
▶「感情が戻ってきた」
▶「うつを治すために考え続けて、やっと気づいたこと ー私は端末になることにしたー」
▶ 「聴覚過敏のことを伝えたら、うつ症状が少し楽になった話」
▶ 「脳の休養日」
▶ 長編『うつという問い』
▶ 小説『直感のほうへー 研究者の転換点ー』
▶詩「生きている気がした日」
▶詩「雑然とした庭」
▶詩「朝に取り入れるもの」
▶詩「働き詰めのあなたへ」
▶詩「闇の中で」
※この記事は、回復の過程で感じたことや気づきを綴るマガジン
「現在進行形のうつノート」に収録しています。
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