見出し画像

7月・第1週|順調な田んぼの様子


梅雨明けはまだのようだが、ここ一週間ほどは梅雨の中休みなのか、蒸し暑い日が続いている。
夏になったらなったで、さらに気温は上がるのだが、湿度は今ほど高くはないので、まだ過ごしやすい。

高い気温より、高湿度が苦手な私は、しょせん札幌育ちの白くま君である。
容赦なく体力を奪われていく。
毎年のことなので慣れたのだが。

台風も例年以上に発生しているようだが、まだひどい損害は被っていない。
台風によって多少の損害は仕方ないと思えるのだが、一番困るのは停電だ。
エアコンが止まると白くまは生きていけない。

梅雨でジメジメしていた時には元気だったキュウリも、日が照り付けるとぐったりしている。
気持ちはわかるよ。

さて、鹿児島の中でも内之浦は様々な植物の生育が早い。

米も同じだ。

極早生米という種類は、北海道ならまだ雪があるうちに田植えをする。
6月には出穂し、今はもう黄金色に実ってきている。
間もなく収穫だ。
極早生米よりは、普通米の方が、株が良く分決し味も良いということなのだが、普通米の生育時期は台風シーズンで、過去にはコメ農家は泣かされてきたようだ。
そのため、極早生米が流行ったようだ。

普通米は逆に、今から少し前に田植えを終えたばかりだ。
うちは新たに、一反の田んぼを借りて稲を育てている。

米を植えていると言えば聞こえは良いが、
水管理が大切な時期に、入院していたこともあり、Kさんに頼りきりだ。
まったく誰の田んぼなのやら、申し訳ない限りだ。

日に2~3回は散歩するようになったが、10分も歩けば、海以外は田んぼに行きつく。
田舎らしい、いい風景だ。田園風景である。

田んぼには山からの風が吹き渡り、揺れてている稲も涼しそうだ。
私も涼しい。

極早生米を栽培しているⅠさんの稲は、黄金色に頭を垂れて、見るからに美味しそうだ。
なんでも、一俵分けて頂けるらしい。
作った人が分かるものを頂けることほど、私は幸せなことは無いと思っている。ありがたい。
東京では、誰が作ったか分からない米を当たり前のように買っていた。
今は、顔が浮かぶ人の米をいただく。
同じ「米」でも、味だけではない違いがある。

内之浦でも、飼料用のコメ生産や牧草栽培に切り替えた人も多い。
減反で政府から補助金が出るのだそうだ。

東京時代には情報として知ってはいたけれど、実際に見ると、食べ物を作らなければお金がもらえるって、なんか変な感じがする。
そんな国がほかにあるのだろうか?


買い物に出かけたら、妻がとても長い「ほおずき」を持ってきた。
妻「ほおずきは夏なんだっけ?」
私「東京でも、夏に鉢植えで売っていたよ」

内之浦の夏は、もうすぐそこまで来ている。

▶ 連載マガジン:南九州・内之浦の12か月


いいなと思ったら応援しよう!