杣江市綺録【第043篇】 水飲み場の御札
三尾台第二児童公園の水飲み場には、
現在も多数の貼札が残されている。
ただし、水飲み場そのものは使用禁止になって
いない。
児童間の噂
児童A「また水たまってる。昨日もあったよね」
児童B「近づくなって。そこ、さわんなよ」
児童A「さわってないよ。見てるだけじゃん」
児童C「見てるだけでも、近いとだめなんだって」
児童A「なんで。水がたまってるだけでしょ」
児童C「そこから出るから。手が」
児童B「言うなって、そういうの」
児童A「手って、どこから?」
児童C「水のとこ。こう、にゅって。蛇口じゃなくて、下のたまってるところから」
児童A「見たの?」
児童C「三組の吉池。あいつが言ってた」
児童B「それ、去年も言ってたじゃん」
児童A「それはジャングルジムのだろ? 隣町の」
児童C「違うって。こっちは近づいたら、足首をガっとつかむんだって」
児童A「足首?」
児童C「うん。水の中から、いきなり。そんで、そのまま引きずり込まれるんだって」
児童B「もういいって」
児童A「やめてよ」
児童B「だから水のとこ行くなって言ってるじゃん」
児童C「水がなくなってたら平気なんだって。でも今日、あるから」
相談依頼FAX写し
送信日
平成18年7月12日
送信枚数
本紙含め二枚
送信元
三尾台第二自治会
会長 榎本 恒一
宛先
高倉祈祷所
高倉 修念 様
件名
三尾台第二児童公園水飲み場に関する相談
本文
高倉様
お世話になっております。
三尾台第二自治会の榎本です。
三尾台第二児童公園内の水飲み場について、
児童の間で不安を招く噂が広がっております。
内容は、蛇口下の受け皿部分に残った水から手が出る、近づいた児童の足をつかむ、というものです。
当該水飲み場は以前より蛇口の閉まりが悪く、
受け皿部分に水が残りやすい状態でした。
これについては、市公園管理課へ連絡し、
蛇口交換、排水確認、水質確認を実施済みです。
市からは、設備上および水質上の大きな異常はないとの回答を受けております。
また、同年6月下旬、水飲み場付近で児童一名が
転倒し、足首に擦過傷を負う事案がありました。
本人は「つかまれた」と話しておりますが、
周囲にいた児童の説明とは一致しておらず、
現時点では設備上の事故として扱われています。
しかし、その後も児童が同水飲み場を避ける状況が続いており、保護者からも不安の声が寄せられて
います。
自治会としても、通常の設備点検だけでは収まりがつかないものと判断し、現地確認および必要な処置についてご相談申し上げます。
ご都合のよい日時をご連絡いただければ、自治会
担当者が現地で立ち会います。
なお、水飲み場は現在も公園設備として残って
おり、使用禁止の掲示は出しておりません。
以上、よろしくお願いいたします。
三尾台第二自治会
会長 榎本 昭一

位置情報
名称
三尾台第二児童公園水飲み場
種別
公園設備/水飲み場
所在
杣江市三尾台
三尾台第二児童公園内
設備状況
蛇口および排水口は市公園管理課による点検済み。
給水設備に大きな異常は確認されていない。
受け皿部分には浅い水が残りやすい。
経緯
児童の間で、受け皿に残った水たまりから手が出るという噂が広まった。
平成18年6月下旬には、水飲み場付近で児童一名が転倒し、足首に擦過傷を負う事案が発生している。
市による設備点検後も保護者からの相談が続いたため、三尾台第二自治会が地元で知られた祈祷師へ対応を依頼した記録がある。
現在の貼札は、その際に施されたものとされる。
現況
水飲み場周辺には、御札、墨書きの紙片、ラミネートされた札、手書きの注意紙などが複数貼付されている。
一部は劣化しており、記載内容の判別は困難。
管理状況
市公園管理課では、貼札を公園設備としては
扱っていない。
ただし、現時点でも撤去対象には含まれていない。
備考
現在、同水飲み場に使用禁止の掲示はない。
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