見出し画像

毎朝1時間かけていた作業を、AIに渡しました。3行書いただけで、いまは31本が勝手に動いています

僕はAIに、1円も払っていませんでした

「AIで効率化」みたいな話は、正直ずっと他人事でした。

すごいのは分かる。でも自分の仕事のどこに入るのかが分からない。だから課金もしていませんでした。1円も払わないまま、全部自分の手でやっていました。

たとえば毎朝の数字チェックです。

前日の投稿が何回見られたか、いいねがいくつ付いたか。それを見て、メモに書き写す。文字にすると5分の作業に見えると思います。実際は違いました。

アプリをいくつも開いて、数字の出し方を毎回調べて、前日の分を探して、比べて、書き写す。気づいたら1時間以上経っていました。それを毎朝やっていました。

しかも書き写して終わりです。そこから「じゃあ今日どうするか」を考える時間は、もう残っていませんでした。

いまは違います。この記事を書いている時点で、僕のパソコンの中では31本の仕事が、僕が何も言わなくても勝手に動いています。夜のうちに営業リストが作られて、朝に送信されて、昼にnoteの分析が回って、夜に翌日の題材が仕込まれる。担当を分けたAIは13体います。

何か特別なことを覚えたわけではありません。プログラムも書けません。変わったのは、たった1つの考え方だけでした。

「聞く」と「させる」は、別の行為だった

AIを使っている人の多くは、たぶん「聞く」をやっています。

「この文章を良くして」「例文を5つ出して」「この業界について教えて」。

聞くと、答えが返ってきます。でも、返ってきた答えを使うのは自分です。だから仕事は減りません。むしろ「AIに聞く」という工程が1つ増えているぶん、忙しくなることすらあります。

「させる」は違います。

させると、終わった状態が返ってきます。自分がやることは、それを見て「OK」と押すことだけ。

同じAIを触っていて、この2つは全然違う使い方です。そして、課金しているかどうかは関係ありません。僕は払わないまま「させる」側に移りました。逆に、毎月払っていても「聞く」だけで終わっている人はかなり多いと思います。

じゃあ何が「させる」なのか。ここが分かりにくいので、実際に僕が最初に渡した1件を、手順ごと全部書きます。

最初に渡した1件(この通りやれば今日終わります)

僕が一番最初にAIに"させた"のは、毎朝のSNSの数字チェックでした。

さっき書いた、あの1時間以上かかっていた作業です。

これを渡すとき、僕が書いたのは次の3行です。

毎朝9時に、昨日の投稿3本の表示回数といいね数を見て、
前日と比べて増えたか減ったかを1行で書いて、
決まった場所のファイルに追記して。

これだけです。プログラムは1文字も書いていません。

ポイントは3つあります。

1つ目。「いつ」を入れる。「毎朝9時に」と書くかどうかで、これは相談ではなく仕事になります。時間が入っていない指示は、結局こちらが呼ばないと始まりません。

2つ目。「どこに置くか」を決める。出力の置き場所を指定しないと、答えは画面に出て終わり、明日には消えています。置き場所を決めた瞬間に、それは記録になり、積み上がります。

3つ目。最初の1件は「毎日やっていること」から選ぶ。難しい仕事や、たまにしか発生しない仕事から始めると、効いているかどうかが分かりません。毎日やっていることなら、明日の朝すぐ「あ、やらなくてよくなった」と体感できます。

この3行を渡した翌朝、僕は初めて、自分がやっていない仕事の結果を読みました。

正直、時間が浮いたことより、「あ、これ他にもできるな」と思えたことの方が大きかったです。1時間が0分になった、という話が言いたいのではありません。(そもそも僕は、浮いた時間をきちんと測っていません。)大事なのは、朝いちばんに"もう終わっている状態"から始められるようになったことでした。

ここまでが、無料で書ける全部です。この1件は、今日中に終わります。

そして僕は、この後同じやり方で31本まで増やしました。そこからが本番でした。

増やしていく過程で、渡してはいけない仕事があることも分かりました。実際に事故も起こしています。同じ記事が3本公開されたり、日付が1日ズレたまま社外向けの書類が作られたり、メールが3日間1通も送られていないのに誰も気づかなかったり。

ここから先は、その31本の中身と、渡す仕事の選び方、そして絶対に渡さないと決めた4つを書きます。

ここから先は

3,396字 / 2画像

¥ 500

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?